伊勢うどんを食べたくなりました。
ご存知でしょうか?伊勢うどんを?
三重県伊勢市の名物うどんになります。
特徴は、長時間、麺を茹でている事。
たまり醤油に出汁を加えたタレを、コシはないが、太くてモチモチした麺と絡ませて食べるのが、
伊勢うどんなのです。
コシのある讃岐うどんとは全く正反対になりますが、私は好きです。(^-^)
とにかく、伊勢うどんが食べたくなったので、カミさんと三重県へ行くことにしました。
今回は↓↓こちらのきっぷを利用して。
「近鉄週末フリーパス」です。
4千円で、週末の3日間(金曜日か月曜日を含)近鉄全線が乗り放題というキップです。
ただ、特急には対応していないので、急行で伊勢市を目指します!(^_^)v
大阪上本町午前7時15分発急行宇治山田行きに乗車しました。
この電車なら、乗り継ぎなしで伊勢市まで行けます。
2時間14分かかりますが、車内にはトイレもありますし、旅するにはええ感じです!(^^♪
上本町を出て、大和八木あたりまではそれなりに乗車客がいますが、
そこを過ぎると車内はガラガラです。
窓から外を眺めると、どんよりした曇り空・・・“また(雨に)降られるかな?”
ただ、そういう何気ない不安でさえも、楽しく思えます。(^-^)
何かを目指して旅立つという事は、
雨とか雪とか関係ないのです・・・目指しているものに、少しでも近づける事を喜び、
楽しむことが大事なことなのです。
私達を乗せた電車は、奈良県から三重県へ入りました。
青空が見えて来ました。
あともう少しで伊勢市です。
この方面へ訪ねるのは本当に久しぶりです。
おそらく5年振りかと・・・時が経つのって早いですよね。
午前9時29分近鉄伊勢市駅に到着しました。
目的のお店はここから徒歩5分ほど。
まだ開店はしてないと思うけど、とりあえずお店に行ってみる事にします。
今回最初に訪ねるお店は↓↓「名代伊勢うどん山口屋」です。
もちろん、まだ開店していませんでした。
開店時間の15分ほど前ですから。
仕方ないので周辺をブラブラと・・・。
歩いていて気付いたのが、ほとんどの家の軒先に「笑門」のしめ縄が飾られていました。
この地域では、このしめ縄を1年間飾っているようです。
「笑う門には福来る」という事では無く、魔除けだそうです。
本来は「将門」と呼ばれていたのが、現在の「笑門」になったそうです。
こういう昔からの風習を大切に想うことは、素晴らしいことやと思います。(^-^)
次に「専念寺世古」という標石がありました。
矢印の方向を見ると、ちょっとした路地があります。
調べると「世古」というのは、この地域では「路地」の事を言うらしいです。
ようするに、専念寺(今は存在しません)へ出るための路地のことです。
伊勢には、この「世古」と呼ばれる箇所が多くあり、
人々の生活空間の一つとして愛されているそうです。
“路地を愛する”・・・なんか・・・ええなぁ・・・(^-^)
山口屋さんの前の通りを伊勢市駅の方向へ歩いてみました。
通りの入口に時計台があります。
あと少し時間があるので、時計台の傍らで缶コーヒーを飲んで一息・・・。
日が差して、ちょうど良い温かさ・・・人通りも少なくて落着きます。
いよいよ開店の時間が迫って来たので再びお店へ。
あれれ?暖簾がない・・・まだ開いてないしぃ~。(^_^;)
POPを見ると10時からとなっているので、もうじき開くだろう。
お店の前には、私達以外にも開店を待つお客さんがいらっしゃいました。
開店時間を5分ほど過ぎたころ、店内からお店の方が出てきて暖簾を。
さっそくお店の中に入ります。
店内は老舗のうどん屋さんって感じがします。
遠い土地のうどん屋さんに来たんやなぁ・・・ふと、そんな事を思いました。
遠い土地の知らない街で、これからうどんを食べる・・・幸せですね・・・。(^-^)
こういう気持ちを幾度と味わいたいから、食べ歩きは止められないのです。
街と出会うこと、知らないうどん屋さんを知ること・・・、
いつも心がわくわくします。(^^♪
さあ、メニューを見てみましょう!
伊勢うどんにもいろいろと種類があります。
愛知県が近いこともあってか、きしめんも提供されています。
他にも↓↓このようなメニューが。
ただ、私が注文する品は、これまでのメニューにはありません。
私は↓↓こちらのメニューを注文しました。
伊勢うどんと田舎あられ(お菓子です)を一緒に食べる「伊勢じまん」です。
こちらのお店でしか扱っていないメニューです。
食べ方なんぞも丁寧に書かれています。
一体、どんな感じなんやろか?ちょっと怖いもの見たさで注文しました。(^_^;)
しばらく待って「伊勢じまん」が運ばれて来ました。
↓↓「伊勢じまん」
う~ん・・・おもろい組み合わせだ・・・。(^▽^;)
ちなみに、用意されている徳利の中にはまだ何も入っていません。
あられ茶漬けをする時に、あつあつの割湯を入れてくれます。
あられをぶっこむ前に、まずは伊勢うどんそのものを味わいます。
さすが伊勢うどん!麺が太いです!!
讃岐うどんようなコシは無いものの、このもっちりふわぁ~とした感じが好きです。
タレは意外とさっぱりしています。
個人的にはもう少し濃いめでも良いかなと思いました。
でも、美味しいですわ!!(^_^)v
さあ!あられの登場です!
こいつを伊勢うどんにぶっこみます!!
あられは袋半分ぐらいの量をぶっこむのがちょうど良いみたいです。
これを掻き混ぜると・・・。
見た目、お世辞にも食欲をそそるとは言えない・・・(^^ゞ
てか、あられとうどんを混ぜてる自分がおもろすぎて笑える!!なんだこりゃ!?(^▽^;)
伊勢うどんと一緒にあられを口に入れてみました・・・。
なんていうか・・・融合しません・・・(^_^;)
伊勢うどんは伊勢うどん、あられはあられです。
まったく味や食感が融合しない事に笑える!!(≧▽≦)
いやはや楽しいです!!!(∩´∀`)∩
さあて、麺を食べつくしたので、次は残ったあられをお茶漬け風にして頂きます。
お店の方に頼み、徳利に割湯を入れてもらいます。
残しておいたあられを、残ったタレにぶっこみます。
そして割湯を注ぎこみます。
タレがあられにしみ込むのをしばし待ちます。
↓↓何とも不思議な光景が目の前に・・・(^_^;)
あられが軟らかくなったところで頂きます。
で、食べた感想は・・・何とも言えない・・・(^_^;)
不思議な感じです。
不味くもないし、美味しくもない・・・。
「あられはあられで食べた方が良い」なんて、野暮な事も言わない。
「こんな楽しい食べ方がある」そう思った方が良い。
事実、食べていて面白かったし楽しかった!!\(^o^)/
ある意味、みんなで笑いながら食べることの出来る、素晴らしいメニューだと思います。
ツッコミどころが満載ですからね!!
ほんま、楽しくいただけました!!満足です!!( *´艸`)
カミさんは伊勢うどんの月見を注文
美味しそうに食べていました。(^^♪
お店では「伊勢じまん」で使用された「田舎あられ」が販売されています。
もちろん麺も販売されているので、ご自宅で「伊勢じまん」が楽しめます。
山口屋さん、ええお店ですわ。
またこちらに来る機会があれば、訪ねてみたいです。
山口屋
ジャンル:うどん
アクセス:近鉄山田線伊勢市駅南口 徒歩3分
住所:〒516-0072 三重県伊勢市宮後1-1-18(地図)
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周辺のお店:ぐるなび 伊勢×うどん
情報掲載日:2018年11月22日
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