ここのところ1ヶ月おきぐらいに大坂昌彦のライブに行っている。
大阪出張した夜にたまたまロイヤルホースであったライブとか、お茶の水のNARUでのLeader Liveとか。
ライブに行くと、「やっぱりJazzはライブなんだよな」と、思う。
どの楽器もマイク--スピーカーを通してない、この小さな箱(ライブハウス)の中での「生音」はCDには決して写し取れないのだろうと思う。
ハイハットの上下の間にある空気が押し出されて音が出る感じとか、
トランペットやサックスのベルがこっち向いた時にすっ飛んでくる音の感じとか。
「空気」の振動を全部そのまま写し取れないのだな。
もちろんAudioを通した音楽を否定している訳ではなくて、同じ音楽でも「違う」ものだという事。
ライブに比べてずっとお手軽に音楽を楽しめるAudioの良さは代えがたいものだし、
ライブとは別の音楽の楽しみ方があるしね。
ただ、ライブの「生音の音楽」を知った方が、ライブそのものもAudioも楽しめると思うのだな。
首都圏の良さはそういう機会が比較的たくさんある事。
「行こう!」と思った時や、「今日は行ける!」ってなった時に、どこかでなにかやっているところ。
会社でちょっといい事があった予定のない金曜日の20:00過ぎに、ふと思い立って銀座のno birdへ行ったことがあった。
そんな事ができるのは、改めてよく考えると幸せだな、と。