ヒトはなぜ死ぬのか。
・細胞は死ぬようにプログラムされている。遺伝子。
・なぜ細胞に「死」が必要か。
胎児の手は、細胞のカタマリから指の間の細胞が死ぬことで形作られる。基本的に削って形成される
おたまじゃくしのしっぽが無くなるのも、昆虫の変態も同様。
少なくとも地球上の生命(除バクテリア等の原核生物)はそう?
進化は遺伝子のシャッフル。突然変異で発生した種も、環境に適合できない種は死んでいく。
この時に親が生きていると、環境へ適合した種への再シャッフルが起きやすくなり、環境への適合が薄まってしまう可能性があるのでは。だからより適合した種のみを生き残らせるために「死」という戦略をとったのでは。。。
身体の中でも常に細胞は作られ、失敗したモノ、傷ついた遺伝子を持つモノは自ら死ぬ事によって、正常性が保たれている。がんは死ぬ事を忘れた細胞。死ぬ事を忘れた細胞によって引き起こされる病気はいろいろ。現在の創薬はそういう点からのアプローチも盛んにされている。
などなど。
印象に残っている部分だけ書き出してみたが、書評や要約とするにはまだまだ足りない。
私のような聞きかじり読みかじり(?)人間にとっては、断片的な知識がかなり整理された気がする。
その他にもいろいろ考えさせられた。
自分の中での ”プチ” パラダイムシフト。
死から生を見つめ直す良書。
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