
まんがです。
「のだめ」にもちょこっと出てきたりするので、買ってみました。これが、おもしろい。
なんと菌類が肉眼で見えるという主人公が農大に入学するところから始まります。
実家が種麹屋で、種麹屋のことを「もやし屋」というらしいです。
ストーリーとしておもしろいというよりも、菌類と主人公の学生生活についてまったりと語られる様や、菌類についての(菌たちによる)解説がおもしろいです。ストーリーの複線はあちこちに張られているのですが、その複線の先にたどり着くものは別にたいした話じゃなかったりします。
冬虫夏草を培養しているきたいないアパートに来た除菌好きの女の子がかび臭いからと除菌スプレーをシューシューやって、冬虫夏草を殺してしまいます。
培養していた男たちは叫びます。
「何が除菌ブームや!何が清潔な暮らしや!」
「人間一人がどれだけの菌持っていると思ってんだ!」
「100兆だぞ!まっすぐ並べると地球5周だ。便所の菌なんてメじゃねェ」
「菌ってだけで悪だってんなら、人は菌袋だー!おまえもだー!」
「無茶なこじつけしないでよ!それにあたしは清潔だもん!」
「冗談じゃねェ。人間の顔には1ヘイホウセンチメートルに3千万から一億の菌がいるんだ!頭皮にはカビだっているんだぞ!」
「あ、あたしはいないわよ!」
「オマケに人間の顔には寄生虫がいるんだ。おまえのまつげの根本にも尻尾突きさして棲んでんだ!」
女の子は自分の顔にむかって除菌スプレーをシューとやり、冬虫夏草を失った男達はうわーん、と泣き崩れるシーンなのですが、まぁ、こんな感じのちょっと変わった学園生活のドタバタが繰り広げられます。
気に入ったので全巻購入予定。
ぱにぽん
シーン説明ありがとう。
朝からパソコンに向かって大笑いしちまったわ
あたしも読んでみようかなー。