ぱにぽん

徒然なる言いたい放題

菌糸瓶飼育に

2009年09月21日 18時19分33秒 | クワガタムシ・カブトムシ
マット飼育でいこうと決めたものの、幼虫の数も増えてきたので半分くらいは菌糸瓶でやってみてもいいんじゃないかとなんとなく思い立ち、やってみる事に決定。

7月には近所のホームセンターのペットコーナーにもあった、カブトムシ・クワガタ用の菌糸瓶も9月に入るともうなかったので、月夜野きのこ園という群馬県の業者さんのものを使ってみる。

こちら↓ね。



菌糸ブロックは、ティッシュペーパーの箱3つ分ぐらいの体積。その姿は実家で椎茸やなめたけの栽培(自家用)をやっていたので見慣れたものだった。30年前と同じ姿だ。

これを取り崩して細かくして、瓶に詰め、10日ぐらい置いて菌糸が全体に回ったものが菌糸瓶。

みなさんエタノールで瓶や使う道具を消毒してかなり気を遣っておられるようですが、手さえ消毒しておけば容器その他は水道水で綺麗に洗っておくだけで大概大丈夫というのがぱにぽん流。消毒しておくに越したことはないんですが、自分はめんどくさいんで。// きのこの菌が勝つときは勝つ。


なぜ菌糸瓶を使って飼育するか。それは大型化する可能性が高くなるからです。

なぜ大型化するか。

クワガタの幼虫は、自然界では朽ち木を食べて成長します。同じようにその朽ち木を食べて成長しているものにきのこ等の菌類があります。木だけより、木を分解して栄養を取り込んで蓄えているきのこの方が栄養がありそうですね。

クワガタ・カブトムシは、成虫になってからはサイズは変化しないので、幼虫の間にどれだけ栄養を取り込んででかくなるかにかかってます。

という訳で、朽ち木と一緒に菌糸使った方がでかくなる。


ちなみに、クワガタは分解・醗酵が進んでいない方が好みのようですし、カブトムシは腐葉土のように醗酵が進んだものの方が好みのようですね。森の食物連鎖の中で、分解係としての役割の中でも役目が細分化されているのかもしれないですね。


朽ち木は、倒木などに各種の菌がとりついて分解中のもの。

菌はカビからきのこまでいろいろありますが、経験的にもカブトムシやクワガタはきのこ類が好きみたいという感じはありますね。田舎でも幼虫がよく捕れたのは、椎茸のホダギ栽培農家の、使わなくなったホダギが山積みされて朽ちているところとかでしたから。

きのこ菌が朽ち木を分解して、その栄養素を菌糸に取り込み、胞子を飛ばすために菌糸が集まって子実体(いわゆるきのこ)が作られる。きのこは朽ち木の表面に出るけど、幼虫のいる朽ち木の中は菌糸のまわった朽ち木でいっぱい。って訳で、自然界でも菌糸で育っているやつは多いんだろうな。実際のところ。


それにしてもなんで、カビじゃなかったのかな。

カビの方は、なんとなく自然界の化学物質生産工場のイメージありますね。ペニシリン(?笑)とか。でもたぶん、そのままでは再利用できないものを再利用できるレベルに分解するって仕事をしている、って意味ではカビもきのこも本質的には同じだろうなという気がする。。。。。なんだか理科の時間にならった気もしますが、どう違うんだったか....腐敗と発酵は基本的に同じだしな、そんな程度の違いしかないかも....まぁ分類は識者におまかせ。調べるのがめんどくさいし。




あぁ、菌糸のつれづれ。


とにかく菌である。

飼育の方は、とりあえず一号と二号を菌糸瓶へ投入。

さらに、今プリンカップに入っている初齢の何匹かを投入予定。

入れたら本当に大きくなるかは、かなりの数のデータをとらなければ検証できません。まぁでも雰囲気はわかるかも。




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