脱サラ整体師の午後

日々の生活や施療の中で、発見したこと、気がついたことなどを綴ります。

復興のトランペット

2011年05月23日 | 東日本大震災

           =朝日新聞より

 あれ以来、トランペットのことが気になっていました。
そう、陸前高田の高校生、佐々木瑠璃さんのトランペット。
小学校4年の時に、おばあちゃんが買ってくれたそうです。
近所のお姉さんが、金色のトランペットを吹く姿がかっこよくて、ねだったそうです。
以来ブラスバンドに所属して、吹き続けてきたとのこと。彼女の宝物だそうです。
(コンサートでのインタビューより)
そして、地震。津波はすべてを(母親、祖父母、自宅を)のみ込みましたが、
唯一トランペットだけは、学校に置いていて無事でした。
一ヵ月後、ガレキの中に立ち、海に向かって、鎮魂の演奏。
その姿を、新聞社のカメラマンが撮り、又、その写真を見た演奏家が、コンサートへ
彼女を招待する。その記事を見て、我々もコンサートへ足を運ぶ。
そしてついに、東京オペラシティでの演奏が実現。
今後は、チャリティーの収益の一部が、新しい楽器(トランペットなど)になって、
被災地の学校の子供達へ届けられる予定。
しかし、考えてみると、おばあちゃんが買ってくれたトランペットがすべてを
紡ぎ出しているんだよね!
唯一残ったトランペットが、彼女を支え、次々と人々の心を動かし、運命を切り開く、
魔法の楽器になっている。こんな厳しい状況だからこそ、こんなメルヘンティック
な話があってもいいよね!
 復興へのいばらの道は、まだ始まったばかりだけど、数年後、街が整い、人々が
笑顔を取り戻した頃、この話を誰か、一冊の絵本にしてくれないかな?!
 今後、佐々木瑠璃さんのトランペットが、どんな曲を奏で、どんな未来を
切り拓いていくか、とても楽しみです。負けないで!

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