サヨナラ!サヨナラ!サヨナラ!

映画鑑賞忘備録ブログ。あくまでも個人的主観による感想なので怒っちゃやーよ!No Movie No Life!

「おくりびと」

2012-03-25 21:21:00 | 日本
みなさんご存知の2008年日本映画。
遅ればせながら観ました。

最初はテレビドラマ的な演出に嫌悪感もあったが
見続けてるうちに気にならなくなり
この解りやすさが普段映画を観ない老齢の人や子供も観る事ができるし理解できると思った。

自分としても観てるうちにいろいろな事を思い出した。
私が小学低学年の頃、小鳥を飼っていた。
その小鳥が死んだ時に私は「おくる儀式」をした。
亡骸を優しくさすってやり頬おずりをする。
感謝の言葉を投げかける。
幼い妹はその儀式を「恐い」「気持ち悪い」と嫌がった。
私は激怒したが「自分と他人の価値感は必ずしも一致しない」ということを認識した。もしかするとそう思ったのはその時が初めてなのかも知れない。
その時期は動物、鳥類、魚類、は虫類、昆虫、、、ひとおり飼ったが
ある時期から飼うのはきっぱり辞めた。
もう二度と生き物を飼うことは今後もないだろう。。

もうひとつ、、、
若い頃にゴミ収集のバイトをしてた。
ゴミ収集車でゴミを回収するだけの仕事ではなかった。
道路などで死んでいる犬や猫の死体を回収する仕事。
小動物は死んだらゴミとして扱われる。
生ゴミと一緒に収集車に放り込まれる。
飼い主からも通報があって家によく引き取りにいった。
ペットとして飼ってた犬猫も同じようにゴミとして。。。
誰ひとり別れを惜しむ飼い主はいなかった。
「早く持っていって!」と汚いものを扱うように。。
私はいまだに生き物を飼う人がキライだ。

この映画は人の生死、尊厳、家族、、、などがテーマだが
もうひとつ大きいテーマがある。
「人が生きていくのに他の動物の死体を食する」
というテーマだ。
山崎努の「困ったことに、、、」という台詞はツボった。。。

死去する前の峰岸徹氏の仕事も感慨深い。
恒例のベテラン役者さんたちの仕事ぶりもさすがだ。

この手の映画は一部の映画ファンしか目にすることはなかったはず
それが海外で賞をとり逆輸入のような状況で国内でもヒットした。
結果としてはとても良いことだと思う。
他にもたくさんの映画が世の中には存在する。
それらがたくさんの人々の目にふれる事を願う。。。

お疲れさまでした。。。


09.08.08



http://www.youtube.com/watch?v=E_z0_MLvwvw

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去年、父が亡くなったときにエバーミングしてもらいました。
してもらって良かったと思いました。。。


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「ザ・マジックアワー」

2012-03-25 21:18:00 | 日本
2008年の三谷幸喜監督作品。

基本的にコメディは観ないのだが彼の作品は観る。
今回も三谷幸喜ワールド炸裂!

洋画、邦画問わず、いろんな映画のオマージュを感じさせる。
笑いあり、ほろりあり、、、夢があっていいね。
たまにはこんなのもいい。

細かいデティールに凝るところも彼らしい。
いつもそうなんだけど役名の凝り方も面白いし
そして今回はセットがウリ。
良いお金の掛け方だ。。。

いつも思う事だけど、、、
やっぱりアタマいいよな、こういう人は。。。
ある種、優秀な漫画家を連想させる。
マンガチックだもんなあ。。。

毎度お馴染み。。。
シリアスものの合間のリセットに最適な1本です。

09.08.06







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「神童」

2012-03-25 21:15:00 | 日本

2007年日本映画。
原作はさそうあきら。
天才ピアノ少女の話。

実写だと原作のさそう氏の独特な絵の世界観はないが
鳴海璃子がいい味だしてる。
ただ、、、前半と後半で彼女の顔が変化しているのがちと気になる。
成長期だからちょっと撮影に間が空いて変化してしまったのか?
それとも単純にメイク?
前半の方が後に撮った感じがするんだが、、、
真相はいかに?

この手の映像は楽器演奏の当てぶりが重要なんだが
鳴海も松山ケンイチも頑張ってる。
ホント役者って大変だよなあ。。。
ご苦労様です。

天才は天才でいろいろと大変なんだろうな、、、と
我々凡人は思ってしまうが、、、
単純にピアノっていいよなあって思わせる作品。
こんなに弾けるといいだろうなあ。。。
でも努力いやだしなあ。。。

情けなくも凡人はそんなもんです。。。


09.08.05



http://www.youtube.com/watch?v=UiALzQjp1XY





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「ダンス・ウィズ・ウルブズ」

2012-03-25 21:12:00 | アメリカ
1990年ケビンコスナー主演のアメリカ映画。

なんとコスナーは監督もやってるんだな。。。

白人とアメリカインディアンの抗争と交流を描いた作品。
自然描写も素晴らしい力作。

異民族の交流は面白い。
価値感が違う者同志が共に生きていくのは大変だ。
それは現代社会でも同じ事だ。
人間が居る限り争いは無くならないのかも、、、ね。

「狼と踊る男」とはインディアン流の名前のつけかただ。
他にも、、、「拳を握って立つ女」とか「蹴る鳥」とかもある。

現代も「ギターを背中で弾く男」とか「夜中に牛丼食べる男」とかあったら面白いかも。。。
解りやすくていいな。。。


09.08.03



http://www.youtube.com/watch?v=zMOQORiWn80




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「天と地」

2012-03-25 21:08:00 | アメリカ
1993年オリバーストーン監督作品。アメリカ。

ベトナム戦争に翻弄されたベトナム人女性の人生。

基本的に私は戦争映画がダメなんです。
観る事ができない。。。

でも、、、これを見終わって、、、
今後、戦争映画も観たくなくてもたまには観なけりゃいけないと思った。

戦時下での愛だの恋だの。。。
どっかの国の愛だの恋だのとはわけが違う。
まさに生きるか死ぬかだな。。。
生死をかけた選択になるわけだ。
しかも民族が違えば余計ね。

この手の映画を観る度に思う。
毎度の事ながら
人間の愚かさ。。。
でも、、、
人間の逞しさも、、、ね。
生き抜くってスゴイ。。よな。。。


印象に残った台詞。。。
「神は残酷ではなく現実的だ。。。。」

09.08.02








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