後手の44銀型に対して
58金左52金右75歩94歩59角84飛
74歩から動いても先手がうまくいきませんでした。なので76飛42金右77桂
先手は石田流に組むことになります。12香46歩11玉65桂
後手の穴熊が完成しないうちに動いてみましょう。西川先生の解説には、55歩47銀引83飛
74歩同歩同飛73歩54飛
これは飛が後手の歩の内側に潜って良い感じです。52金上には72歩、53金直で
飛は殺されるのですが、53同桂成同金同飛成同銀71歩成56歩61と
解説用に作られた手順に感じますが、評価値は+518、先手優勢とされています。
後手の改善策は先手が桂を跳ねたところで、
55歩は疑問手でした。ここは角筋を通す35銀が正しく、73桂成同桂74歩には64桂が見えますね。45銀には55角
なかなか73桂成から先手良しにはなりません。56歩46角47金には32金上
として、評価値は0近辺の互角です。角よりも金のほうが良いという、穴熊らしい戦い方です。
ということで、44銀の形は互角が結論です。