今日はハロプロネタじゃない記事です。ネタがなかった訳ではありませんので、一応これを貼っておきます。
http://www.helloproject.com/schedule/01/07/list/list-cute.html
4月にBerryz工房、5月に℃-uteがパシフィックへブンでイベントを行います。平日に東京都港区に行く事は可能!という方は是非。ちなみに、私は前回はなっきぃと栞菜を申し込んでなっきぃが当たりましたが、今回はかんちゃんがいないので(涙)、「当たらないだろうな」と前回は回避してしまった舞美をダメもとで申し込んでみるかどうか検討中。
話は一気に土曜日に飛びます。土曜日、カメラを持って出かけてきました。
私は時々、無性に海の写真を撮りたくなります。海と言っても南の島のコバルトブルーの海ではなく、人影もまばらな港。そんな場所を求めて、11時過ぎ京急の金沢文庫駅へとやってきました。
この金沢文庫から東に向かって歩くと、有名な八景島シーパラダイスがありますが、そちらには向かわず西に向かいました。こちらには小山が連なり森林公園があります。いきなり、海は後回しで山に向かうとか意味不明なスタート。
歩いていくと池があったので、休憩を兼ねて写真を撮っていました。突然、「何してるの?」と子供が声をかけてきました。写真を撮っているんだよと答えると、「あそこに魚がいるよ」「僕も写真撮りたい」と言ってきます。小学校一年生くらいの子でしたが、私の一眼レフ「α-7 DIGITAL」はちょっと子供には重いカメラ。頑張って撮影した結果は、なかなか面白い写真になったようです。
池で昼食を食べ終わったあとは、今度は南の方角に向かい金沢文庫駅から金沢八景駅へと歩きます。途中、綺麗な花を発見。
金沢八景からは国道16号線を歩いて横須賀市内へと入っていきます。海の匂いがしてきました。横須賀市に入ってすぐのところに「雷神社」という名前の神社を発見しました。間もなく追浜(おっぱま)の町に入ります。
追浜の駅前通りに市会議員さんのポスターが何枚か貼ってありました。その中に「矢島」という名字の女性議員さんがいます。三浦半島に来ると、店や家の表札に「矢島」さんをよく見かけます。「ヤジマレコード」という店が横須賀や逗子にはあったりします。
追浜から海の方向に歩いていくと「横須賀スタジアム」という野球場があります。プロ野球横浜ベイスターズの二軍チームである湘南シーレックスの本拠地です。今日は試合はないので球場の周りは静まりかえっていました。
球場の辺りを過ぎると、やがて工場が増えてきて人家は途絶えました。トラックが行き来して、海の匂いよりも排気ガスの匂いが充満しています。左手には日産追浜工場、右手には小高い丘。この丘は貝山緑地と言って貝塚があったところであり、日本海軍航空隊の発祥の地でもあるそうです。この丘は海に向かって戦闘機が飛んでいく丘であった訳です。写真と解説の載っているブログを見つけたので見てみてください。
http://blog.goo.ne.jp/tivgdtd/e/e60c036043ef9ee4309317e2822563c3
貝山緑地を過ぎると海に到着。横須賀市のリサイクル施設の横に設けられた遊歩道では釣りを楽しむ人々がいました。歩き疲れたので、ちょっとコーヒータイムしながら海を撮影。
時刻は3時を回り、陽射しがだんだん夕方の光線になってきました。海の近くに建ち並ぶ工場の中には、かつての海軍時代の建物がそのまま残っているのでは?という古びたものもあり、デジカメよりもフィルム、それもモノクロフィルムが似合いそうな空間です。
深浦という入り江の港町にやってくると、公園にワカメが干してありました。
傾き始めた西日を受けながら追浜駅への帰路を歩きます。途中、トンネルを避けて丘に上がると、小さな墓地がありました。入口にあった看板を読むと、明治時代に西郷隆盛が明治政府に対して兵を起こした西南戦争で政府軍として戦い、戦いから帰還途中に伝染病に倒れ亡くなった人達のお墓と書いてありました。
http://ic-y.jp/furusato/furusato_p22.html
丘の上はさすが長めが良く、雲に遮られながら光を放つ太陽の下、追浜の町を一望出来ました。その町の眺めを撮りつつ、雲と空を撮影。
追浜駅を目指して丘を下っていくと猫がいました。坂道と猫の組み合わせは、なんとなく日本映画的情緒。
撮影している私の横を地元のおばさんが挨拶しながら通り過ぎていきました。
(写真はすべて、α-7 DIGITAL レンズMINOLTA 35-70mm F4)
<予告>
明日は特にニュースが無ければ、AKB48について書く予定です。
ハロプロと直接関係ない話題は、別館を作ってそこに書く事にしたのは去年の秋でした。でも、たまにはハロプロの話題ではない記事を入れるのも良いブレイクになるかもと思うので、今回は写真と街歩きの記事です。しかも「PART1」です。今年は横浜開港150年の年なのだそうで、このおめでたい年にあやかり、横浜を撮る企画記事です。不定期連載で行きます。
ちなみにタイトルは、私の大好きな漫画「ヨコハマ買い出し紀行」にあやかったのと、写真家でありクラシックカメラライターである田中長徳さんがニューヨークを撮った著書「ツァイス紀行」をパロディにして付けたものです。
(高画質)ヨコハマ買い出し紀行 1
私は先月、ソニーのデジカメ「サイバーショットT70」というデジカメを買いました。このデジカメには、ドイツのレンズブランド「カールツァイス」の「バリオ・テッサー」というレンズが付いています。ちっさーは岡井千聖、てっさはフグ刺し、テッサーはツァイスのコンパクトタイプレンズです。
このアウトレット14,800円の安物デジカメのレンズをお供に散歩するのを「ツァイス紀行」と言い切るのは、コンタックスやハッセルブラッドやローライでツァイスレンズを使っている方からすれば、苦笑いの対象でしかないかもしれないけれど、身軽なコンパクトだからこそ撮れるヨコハマがある筈。
洋光台
一月某日、私は根岸線洋光台駅に降り立ちました。緩やかな坂道がアップダウンしたニュータウン。道には整えられた街路樹が植えられ午後の光を受けている。私は駅前の古本屋に入りました。矢島舞美ちゃん表紙のフォトテクニックデジタルがありました。
坂道を歩きながら、光と街路樹を一枚。洋光台の名前に相応しいような、とても暖かい日差しが心地よく空は澄んだ青空。
洋光台から新杉田の方に向かって歩くのが今日のコース。坂道と切通の杉田街道を歩きながら、新杉田からは海沿い散歩の行程です。坂道には小さな古びた商店があったりと、横浜の好きな散歩コースです。
途中、切通を木が覆いトンネルみたくなってる箇所があるのだけれど、残念ながら冬は木の葉が落ちてトンネルにはなっていませんでした。
新杉田からは、金沢シーサイドラインという小さなモノレールみたいな列車の高架に沿って歩く。海から吹き付ける風は冷たく、空は曇り空になっていく。かつて木材港だったというヨットハーバー「横浜ベイサイドマリーナ」に着いたけれど、風と曇り空にテンション下がり撮影結果は不発。
鶴見線国道駅
二月某日、昭和な風景を撮りたくなって鶴見線の国道駅へとやってきました。鶴見線とは、JR鶴見駅から京浜工業地帯へと走っている電車で、起点の鶴見駅以外は全ての駅が無人駅。鶴見線の鶴見駅ホーム入口には改札が設けられていて、そこでチェックが入るものの、そこから先の各駅には改札がありません。利用者の多くは工場に通う通勤客だから、これで問題はないのでしょう。
戦前の姿を残しているという国道駅のガード下は、釣り船屋や飲み屋が並ぶ薄暗い異空間。私はカメラの設定を白黒モードにして撮影を開始しました。
古びたホームへの階段、木枠の改札に立てられたSuicaの機械、少し湿った空間は外の空間とは確かに違う時間が流れていました。
ガードを抜ければ、駅名の由来でもある第一京浜国道。騒々しい国道の明るさとはまるで違う暗いガード下に、学校帰りの女の子が入ってきました。
女の子は開店準備をしていた飲み屋のおじさんと楽しそうに話をしています。その時やっと、ここが異空間ではなく日常な空間である事に気付いた私は、カメラのモードをそっとカラーモードに切り替えるのでした。
今回はハロプロネタではなく、私的ネタです。
先日、デジカメを買いました。カメラとデジカメを合わせた台数は、もう何台目かは数えるのは止めたのでわかりませんが、デジカメはまだ10台目くらいではないかと思います。数えればいいのに?と言われそうですが、なっきぃが「数えるのも止めて」(忘れたくない夏ツアーの寸劇より)と言っていたので数えません(笑)。
買ったのはソニーの「サイバーショットT70」というモデルで、レンズが飛び出さない構造(屈曲ズームという)になっているのが売りです。この屈曲ズームのデジカメの元祖はミノルタのディマージュXシリーズというモデルで、私はこのディマージュを持っているのですが、五年前に買ったモデルなので、さすがに古さは否めず新しいのを買う事にしました。しかし、もうミノルタはありません。コニカミノルタです。しかも、もうデジカメ作っていません。ディマージュの写りや使い勝手は気に入っていたのですが仕方なく、他社の屈曲ズームのモデルを色々検討していました。その結果、ソニーに決定したのでした。
ソニーにした理由は、レンズが良いという噂でした。サイバーショットのレンズは、ドイツの名門メーカー「カールツァイス」レンズです。作っているのは日本なのですが、先日「サイバーショットのレンズは京セラが作っていて、その京セラが最近コンパクト用レンズに力を入れているので、サイバーショットの写りがよくなった」という噂を聞きました。
京セラも今はカメラ部門は撤退してしまいましたが、カールツァイスレンズの高級カメラ「コンタックス」ブランドを展開していたメーカーですから、その京セラが作っているのならサイバーショット良いなあとなった訳です。ブランドに流されたという展開ですね。
そんな理由でサイバーショットを探していたのが最近、実にいいタイミングで格安アウトレット品を大型店で発見しました。サイバーショットT70は一年くらい前に出たモデルですが、それゆえに800万画素と無理がない画質に、ズームも三倍ズームと、これまた無理がなく理想的。V6の岡田君が表紙のソニーのカタログを手に一旦帰宅して、性能や評判などをネットで調べ、後日無事に購入しました。
お値段は14,800円でしたが、ポイントカードが12,000円分ほどあったので三千円弱の出費。いい買い物したな自分。約一ヶ月遅れの、自分宛の誕生日プレゼントです。
実は今は金穴状態にあるのですが、そういう時ほど自分は物欲が強くなるらしく、欲しい物が次々と出て来ます。液晶テレビ、ブルーレイレコーダー、パソコン(今、使っているのは2003年夏に買った)、そして、デジタル音楽プレイヤーも。
パソコンを五年以上ノントラブルで使っている私ですが、プレイヤーも長持ちでして、2005年の春(よっすぃ~と愛理の誕生日の日)に買ったiPod miniを未だに使っています。「iPod nano」じゃありません、「iPod mini」です。何それ?と言われてしましそうです。
さすがに電池の持ちが悪くなり、そして4Gの容量も満杯になり、新しいアルバムを入れる時には聴かなくなった曲を外してインポートしている状態です(苦笑)。
さすがに、不便を感じてきたので新しいプレイヤーを買う予定です。まあ、お金がないので大容量のモデルは買えませんが、いくつか候補を決めました。音楽好きなのでプレイヤーは出かける時の必需品です。我慢は良くないので早く買おう。
とは言っても、iPod miniは壊れた訳ではないので、併用を考えています。iPod miniを入れているケースが「みやびケース」というケースなのですが、これが大変お気に入りなので、まだまだ持ち歩きたいというのも理由。「みやびケース」と言うと、「絶対、名前につられて買ったな」と思われそうですが、名前につられました(笑)。でも、素材も良く、作りも良く、京都のメーカーらしく和のテイストいっぱいの優れた逸品です。
(株)ミヤビックス
http://www.miyavix.co.jp/
みやびケース for iPod nano (他のiPodシリーズ用もあり)
http://www.miyavix.co.jp/Product/miyavix/miyabi_iPodnano/index.html
早速、今日サイバーショットを持って横浜に行ってきました。撮影はリズムに乗って出来たのは、音楽関係の商品も作っているソニーならでは?
今日写した写真を紹介して今回の締めとします。
「ポラロイド モーニング娘。」
あったなあ、そういえば!と思い出す方もいる事でしょう。モーニング娘。仕様のポラロイドカメラが以前販売されていたのです。メンバーは四期までですね。CMに出始めたり、映画「ピンチランナー」が公開された頃です。プレステの「スペースヴィーナス」というソフトも当時ありました。
モーニング娘。のポラロイドCM
http://raguun.jp/view_video.php?viewkey=6e1ab5cea5e65598d212
そんな黄金期の産物な娘。ポラロイドですが、500円スタートなのに誰も入札入っていなく寂しかったです。えっ「お前が入札しなかったのか?」って?自分は掘り出し価格なSX-70ないかなという目的で見ていたので、スルーしてしまいました(涙)。
デジカメのあまりに人工美な画質へのアンチテーゼなのか、最近女性を中心に、いわゆるトイカメラやポラロイドカメラで、ちょっとぽわーんとしたようなユルイ写真を撮るのが静かなブームになっています。そういう写真を楽しむための雑誌もいくつか発行されてまして、それなりに好評みたいです。基本的に男性向けな普通(?)のカメラ雑誌とは異なり、カメラを撮る上でのファッションや可愛いカメラアクセサリーについての記事だったり、オシャレ写真の作例が載っていたりするのが、その手の雑誌の誌面です。普通のカメラ雑誌のような、メカやスペックやらな感じの内容ではありません。
その手の雑誌では、トイカメラやポラロイドだけでなく昔の金属ボディのカメラも人気で、M型ライカや二眼レフの代表格ローライフレックスといったドイツ製カメラから、ニコンFM-2のような機械式一眼レフも人気。オリンパスペンもその小柄なボディで人気なようです。そして、ポラロイドSX-70。
SX-70、自分も欲しいのですが、ポラロイド社のフィルム事業に未来は見いだせないので、実はフジのチェキを買おうかなと思っています。フジはまだ安泰だし、会社自体がフィルムカメラは作り続けます宣言してるから頼もしいです。先日も、まだ試作段階ではあるようですが「蛇腹カメラ」の新型をショーで展示したそうです。今更そういう物を作ろうとするところが素敵だ。
そんなフジのかつてのヒット商品チェキを買って、インスタントカメラライフを楽しもうという計画です。チェキはポラロイドよりもフィルムが入手しやすいし、画質も良いと来てます。使い勝手も良さそうです。まあ、あまり綺麗に写るのも楽しくないかも。いや、自分はユルイ「オシャレ」系写真は目指していないから、微妙な写りを期待するのは間違いか(苦笑)。
そういえば、ピンチランナーに出演していた押尾先生はチェキのCMに出てましたな。昔、チェキに興味を持った時は、それを理由に買うの止めたんだったなあ(苦笑)。半分冗談ですが。
今回のBGM WHY / モーニング娘。(アルバム「3rd LOVEパラダイス」収録)
今日は仕事が休みなので、渋谷の東急ハンズに出かけました。最近気になっていたトイカメラ、というより手作りカメラ「くま35」を買いに行くのが目的です。この「くま35」というカメラは、紙とプラスチックで出来ているカメラキットで、レンズを使わないピンホールカメラというものです。週末に組み立て(少し不安だけど簡単に出来るらしい)、出来上がって撮影したら改めてレポートします。くま35の詳細は、鈴木商店のHPで…とURLを貼りたかったんですが、携帯だとURLが携帯モードに変換されたのが出てしまうのでリンクは失敗しました(今、外出先なので携帯で記事を書いています)。気になる方は、「鈴木商店 くま35」で検索をよろしくです。
東急ハンズで買い物したあとは、久しぶりなハロショ。FC会員特典のトレカを昨夏あたりから貰っていないので、めぐる恋の季節トレカを貰うのを目的に写真二枚だけを購入。セコイですが、さすがに一枚のみという勇気はありませんでした。ちなみに買ったのは、舞美の晴れ着と真野ちゃん。ついに真野ちゃんの写真を買うとは…。可愛かったので、つい手が伸びました(苦笑)。
渋谷での用が済んだので、銀座線に乗って浅草に行きました。散歩と浅草寺参拝が目的ですが、もう一つの目的が写真撮影。
今月始めに入手した「アイレス バイカウント」という昔のカメラの試し撮りをまだ行なっていなかったので、浅草をその場所に選んだんですが、「今日は風が冷たく寒い」ので一時間ほどの散歩でギブアップしました。
それでも、一時間の間に仲見世~浅草寺~花やしき~雷門~隅田川と撮り歩きました。アイレスは昭和20年代から30年代に存在したメーカーで、最近入手したクラシックカメラの本によると、目白から高田馬場の線路近くに工場があったそうですが、火災で焼失してその後倒産したのだとか。
アイレスは古さを感じないほど綺麗な銀色のボディで、西日に染まる浅草の町に不思議と溶け込んでいるような気がしたのは、持ち主の贔屓目でしょうか。
アイドル写真集にアイドル物販写真。手作りカメラに金属ボディクラシックカメラ。アンバランスで結びつかない線上を、唯一つなぐ「写真」というキーワードがある事を寒空の浅草で感じる夕方でした。
今日のBGM 通学ベクトル / 鈴木愛理
私はカメラに限らず、昭和二十年代~三十年代の文化が好きです。この時代に創られたもの、例えば映画や音楽には強いエネルギーを感じます。スポーツの世界でも個性的で力強さを持った選手が多数出現し、また乗り物のデザインも非常に個性豊かな時代です。鉄道や車のデザインが、各社毎に色のある個性的なデザインに溢れた時代とも言えましょう。
この時代のカメラも、デザイン・特徴が各社毎に確立されています。オートバイがそうであるように、今の何倍もの数のメーカーがあった時代。野心に燃えた人々の思いが、一機種毎に感じられるのが嬉しい。
当時たくさんあったメーカーの中には、小さな町工場で作っているようなメーカーもあったようで、そういうメーカーを指して「四畳半メーカー」と呼び、昔の二眼レフは機種名の頭文字がAからZまで揃うほど(?)会社があった言われたりするほどです。そんな小さなメーカーから、輸出を行なうくらいの規模を持つ中堅メーカーまで、撤退や倒産などで「今は無きメーカー」がいくつもあります。ミハマもその一つですが、最近はそういった「今は無きメーカー」にとても興味があります。元々のいわゆるレトロ好きもあり、今後その手のカメラが増えそうな気がしています。本や専門のサイトなどを見ていると、次々と惹かれるカメラに出会います。欲しい機種を絞っても、物欲はとどまりません。
アイレス、アルコ、サモカ、トプコン、ネオカ、ビューティー、ペトリ、ミランダ、ワルツ… 今、自分の中で欲しいカメラがリストアップされている、撤退あるいは倒産した日本のメーカーです。
最近のデジカメが、合理化が過ぎて個性を失いつつあるように感じられる昨今、フィルムカメラに注目する人は中高年に限らず、若い男女が案外多いと聞きます。デジカメから写真趣味に入って、飽きたらずにクラシックカメラに興味が向かう人もそれなりにいるようで、書店に並ぶ主に女性ユーザーを対象とした写真雑誌には、デジカメやトイカメラに混ざってクラシックカメラも紹介されていたりします。それは、(私もそうですが)生まれ育っていない時代に対する、憧れにも似た羨望の眼差しが映し出す想いが募ったものだと思える今日この頃です。それはノスタルジーとは違う感覚で、知らない時代だからこその新しさであるようにも思います。
不思議なもので、中高年の場合はクラシックカメラに興味が向かった人は、高価なカメラに走る人が多いような気もします。
昔の車に興味があっても、それを複数持つのは何かと困難。でも、カメラなら複数所有してもそれほど場所は取らない。我が家に次々と増えていきそうなクラシックカメラです。
今日のBGM クラシック / JUDY AND MARY
α-7Dは三年前に出た機種ですが、そのわかりやすく使いやすいダイヤルやボタン類の操作性で、自分的には未だに各メーカー見渡しても後継機種のない一台です。私はダイヤルに色んなモードがごちゃごちゃ入っている今時のデジタル一眼レフデザインが、ちょっと馴染めない一人なのです。あれは入門機だけにしてもらいたいです。
その点、α-7Dはモードダイヤルはシンプルだし、そこにオリジナルモードを登録したりも出来て、またアナログチックに露出補正ダイヤルがあるのも、枚数をあまり気にせず撮れるデジタルだからこそ便利ではないかと感じられます。
そして、ありとあらゆるαレンズに活きる手振れ補正機能。まさに、アナログ的操作性とデジタル技術の融合。
私にとっては、未だに後継機種のない一台ではありますが、メーカー的には「ソニーα700」という後継機種がやっと先月発売され、それを購入する人が下取りにと出したのか中古市場にα-7Dが多く出回ってきたようで、私も豊富な在庫から満足のいく一台を選び購入に至りました。三年前の発売当初より欲しかった念願のα-7Dは、私にとっての初デジタル一眼レフでもあります。
そんな訳で週末はα-7Dを楽しもうと、2GBのコンパクトフラッシュも買って準備万端だったんですが、寒さに負けて計画は頓挫しました。
今日は特に寒かったので、本でも探したりしながら駅前をぶらつくかと横浜にやってきました。そして、カメラを買うつもりではなく本買うつもりで入った中古カメラ屋で、以前にある本で存在を知って以来気になっていたカメラを発見したのです。
名前は「ミハマシックスS」というそのカメラ。50年くらい前のカメラです。「ミハマ」という名前の響きがなんとも良く、形もすっきりしてて良い。そして肝心の写りの方も、本に載っていた作例の色のりが良かったです。
本にて存在を知って気になっていたとはいえ、実物を見るのは初めてです。委託販売品なんでお値段安めなのか6300円。安いと思うのは、周りの他メーカーの機種と比べてで、物がなかなか出てこないから相場もわかっていない自分ではありますが。
カメラ自体は、年代の割には綺麗みたいで悩みます。私は一旦店を出て横浜ショッピング散歩を楽しんで気持ちを落ち着けながら再考しました。しかし、なかなか現物に出会えない逸品だけに、次いつチャンスがあるかわかりません。結局買う事にしました。
この手のカメラ、いわゆる「スプリングカメラ」を買うのは実は初めてです。そのため、買う前のチェックと言っても、操作は手探りです。でも、昔のカメラですから機構は良い意味でシンプル。触っている時に、カメラの方から導いてくれているような錯覚さえ覚え、縁のような物を感じた私は買って帰りました。
帰宅後、ミハマシックスが紹介されていた本を改めて読み、各操作部を改めて動かしてみました。昔のカメラは、動かしているだけでも楽しいです。職人さんが手作りで造っていた時代のカメラだけに安っぽさもなく、細かい部分に感じられる仕掛けに感心しながら楽しみました。フィルムはブローニーフィルムで、サイズは66判と645判どちらか好きな方を選択しながら使います。スライドレバーを動かすと、サイズに合わせてファインダーの視野が変わるのも親切。
α-7Dも、ミハマシックスも、使いやすい操作性。時代はかなり離れているし、登場した世紀も違うけど、カメラに息づく作り手の情熱はどちらも感じられ、それが具現化されている事に喜びを感じました。
誕生日に出会ったこの一台。絶妙なタイミングです。
今日のBGM 風をあつめて / はっぴいえんど
α-7 DIGITAL
http://ca2.konicaminolta.jp/products/consumer/digital_camera/a-7digital/index.html
ミハマシックスについてのいい話
http://www.mihamagiken.co.jp/special/mihamasix.html
バッグには、先日入手したカメラ 「ミノルタ レポ」(昭和38年登場)が入ってます。
ミノルタ レポというカメラは、いわゆるハーフサイズカメラです、24枚撮りフィルムなら48枚、36枚撮りフィルムなら72枚撮れますよというお得カメラ。
手の平サイズの小柄なボディもキュート。気分は、コンパクトデジカメを使っている時のように、ちょっとでも気になる物があるとカチッ。この「カチッ」というシャッター音がとにかく小さくサイレント。まさに、街撮りスナップ向きです。
なので、しばらくは逗子の路地を撮っていましたが、結局は海岸へ。路地もいいけど、やっぱり海が好きな自分です。
レポは昔のカメラなので、金属ボディでして、潮風に気を使いながら砂浜を歩きます。
海辺には子供達やサーファーがいました。橋の下に、ボード抱えて歩いていた女性サーファーがいたので撮影。江ノ島をバックに、砂浜で遊ぶ家族や犬を撮影。
休憩がてら、階段に座って海を眺めていると、横をお父さんに抱えられて海にやってきた小さな女の子が通り過ぎていく。目が合ったら、笑顔が帰ってきました。海に行くのが楽しみみたいな表情でした。こういう表情こそ、撮影したいけどタイミングがなかなか難しいのです。
逗子は人が少し多く落ち着かないので、葉山の森戸海岸目指し歩く事にしました。
途中の葉山マリーナも港も静かでした。しかし、天気はだんだん曇りに。
電池要らずで、光に合わせて針が動くレポのメーターは、空が曇ってきてもあまり大きく変わらず。少し仕上がりに不安もあるけど、まあそれもまた楽しみという事で(フィルムはリバーサル、フジのトレビ100)。
森戸の海岸では、漁師の子供が磯で網を編んでいた。その姿を撮ったりしながら、子供が親のお手伝いをする姿に夏休みの始まりを実感。
その網を編む子供達から200mも離れていない砂浜では、親とやってきた子供達が波と戯れている。これもまた夏休みの風景。普段は静かな森戸海岸が賑やかになるのも、砂浜に海の家が並ぶのも、それもまた夏休みの風景。
今回のブログ用画像は、森戸の磯の方をバックに選び携帯カメラでレポを撮影。クラシックカメラと静かな磯は、不思議な調和を見せてくれます。
曇りの海の色とレポのシルバーボディが、更に溶け合っているかのようでした。
今日のBGM 草の想い / 中嶋朋子
甘煮はとにかく軽く、スレンダーなボディも軽快。そして、ファミリー向けに販売展開していたカメラにしては、やたら高性能で操作感も軽快。
面白いのは、ファミリー向けという事で初心者対象にスポーツやら夜景やらと、色々なシーン別撮影モードが付いている傍ら、様々なお好み設定に出来るカスタムファンクション機能なんて上級機みたいな機能が付いていたりする事です。
例えばカスタムファンクションで、オートフォーカスによるピント合わせを、一般的なシャッターボタン半押しによる操作から、背面にあるAFボタンによる操作に変える事が出来たりします。
名前も外観も、ファミリー向け初心者向けに見える甘煮ですが、そんな次第で実は隠れた高性能機であるため、カメラヲタな方々にも愛されていたりします。
今回の旅でも甘煮は、その軽快な使いやすさで良きパートナーとして活躍してくれました。
グリップの太い機種が多い今時のデジタル一眼レフにはない、少し細いグリップの軽快さ。キビキビしたAF。
普段はAF一眼レフでも、マニュアルでピント合わせる事が多い自分が、甘煮ではAFで撮りまくりです。
細くてキビキビ銀色ボディ。甘煮を使っていると思い出す子がいます。
矢島舞美
そうです。℃-uteリーダーの舞美です。
足が速くて元気で、色白スレンダーな舞美は、その解りやすい美人度で、メディア露出さえ多ければ℃-uteヲタ以外にも人気出そうに思えます。でも現実はなかなかうまく行っていませんが。
写真を撮る道具の主流がカメラからデジカメに移行した今、甘煮がスポットライトを浴びる日は来ないかもしれません。でも、デジカメから写真の世界に入って、AF一眼レフカメラも使ってみたいなという人。軽快高性能なAF一眼レフとして甘煮オススメです。
さすがに新品はほとんど市場にないでしょうから(二年前はまだ新品で買えたので新品で購入しました)、中古で探してみて下さい。中古でも人気で品薄ではありますが、その軽快感ともうひとつの顔である高性能ぶりの二面性は、味わい深く満足していただけるかと思います。
そして、舞美に何となく興味を持っている或いは興味を持ったアナタ! 書店に足を運んで写真集「舞美」を是非買い求めてみて下さい。更に気に入ったら、℃-uteのDVDもCDもオススメです。
こちらは、甘煮と違って本屋やCD屋にて新品で購入出来ます。スレンダーで美人、でも快足アスリートという二面性は味わい深いキャラかと思います。
今回のBGM Hermony / 東京少年
慌てて買った理由は、実は今までコダクロームを使った事がなく、前から一度使ってみたかった…という思いを抱いていたら、販売終了という事で慌てた!という流れです。
あちこちの店を探しているようなコダクローム常用者の方、こんな私が貴重な一本を買ってしまいスイマセン。
さて、入手したものの何を撮るか悩んだ私は、桜か梅を撮ろうと決め、結果は先日梅を撮りに行ってきました。
富士山をバックに梅の花が咲く小田原の曽我梅林に、JR国府津駅から乗ったバスでやってきた私。バスを降りると梅の香りが一面漂っていて良い感じ。しかし、青空は雲が厚く富士山見えず。
それでもめげずに、持参のAF一眼レフミノルタα-9000を取りだし撮影散歩開始。風景は広角28mmF2.8レンズ、梅や近景は100mmF2レンズと、付け変えしながら撮り歩き。
一時間ほど歩いたあと、御殿場線下曽我駅に到着。少し待つと国府津行きが来るようなので、それに乗る事にしましたが、まだ一時を回ったくらいの時間で、フィルムも10枚くらいしか撮っておらず、思案した末に海が見たくなり真鶴に移動しました。
真鶴駅からバスに乗り、真鶴岬の先端までやってきました。
バス停近くの売店のガラス戸の前に猫がいて、ガラス戸越しに少女が猫をあやしている姿が、とてもほのぼのとしていい光景だったので、ポケットからデジカメを取りだし一枚撮影。
売店から下は岬の先端。その先に三石という岩が波に洗われています。海岸は砂でもなく岩でもなく、拳大くらいの石がたくさん転がっていました。そんな不思議な海岸風景を数枚撮影。
岬からはバスで来た道を徒歩で引き返しました。岬の道は、意外にも山道な坂道で、私と同じように歩いている人もちらほらいましたが、小春日和な陽気で歩くには少し暑いくらいでした。
道を下りきると、港が現れて海岸沿いを行く道になりました。青々とした海を望める道なりには、寿司屋などがポツポツあり、やがて魚市場が現れました。
昼食を食べた時間が遅かったので、魚を堪能する意欲は残念ながら無く、私は少し西日になってきた太陽に照らされた静かな港をのんびり撮影。ブログ用にとデジカメでも撮影。人もまばらな日曜の港に、釣りをする人が若干。ちょっとした哀愁風景。
道はやがて登り坂となり、駅につながりました。商店もそれほど多くない真鶴の町と海の静けさは、去りゆくフィルムで撮るのにふさわしい!
帰る頃になってようやく、コダクロームで撮る題材は梅でも桜でもなく、静かな港町がジャストフイットだった事に気づき、真鶴を後にした私でした。
今回のBGM SAKURAドロップス / 宇多田ヒカル
(今晩、ハロプロヲタを一番騒がせているネタ「モーニング娘。に中国人加入」については後日書きます)