先々月、友人にデジカメ買うのでアドバイスして欲しいと言われ、日頃はデジカメ新製品はきちんとチェックしてない私も、自分の好みを混ぜたりしながらアドバイスして、友人はパナソニックのLUMIXを買いました。
LUMIXと言えば「あゆ」!はともかく、レンズがライカレンズな訳です。友人が買ったデジカメはスタンダードモデルでしたが、このクラスの機種にも勿論ライカレンズが付いています。F2.8クラスのエルマリートです。で、ズーム仕様なので「バリオ・エルマリート」が付いている事が、この機会に貰ってきた製品カタログでも謳われていました。
ライカという昔から世界に名を轟かすドイツの名門のレンズが、量販店で3~5万などというプライスタグの付いた製品に付いているなんて、大変リーズナブル! と言いたいところですが、これらのレンズはドイツで手造りで作られている筈はなく、あるメーカーがライカの承認と指導の下に作っている訳です。
これは、別にけなしている訳ではなく、安価でライカの味の片鱗を提供いたしましょう!使いやすいデジカメに、本来は一部の人だけが知るこの味を提供しましょう!というのは、メーカーとしては極めて正しいスタンスかと思います。
LUMIXのカタログを眺めながら、「Berryz工房の存在というのも、LUMIXに付いているライカレンズみたいなものかな」ふと、考えました。
ベリのファン層は、ベリライブに行った事ない人が思っているイメージよりは若いです(苦笑)。彼らの多くは、ハロプロ(モーニング娘。)からアイドルにハマっていった人達でしょう。彼らが、アイドルのステージに対する応援(または参加)スタイルを知るきっかけになったのが、娘。ライブなどにやってくる人達の何割かが該当するベテランアイドルファンの応援スタイルを、間近で観た事なのではないかと思われます。
娘。ファンの応援スタイルは、一般的なアイドル応援スタイルとは異なり、ロック的というか、プロレス的というか、或いはサッカーのサポーター的とも言えるような少し過激で陽気なノリ。その源流は「おニャン子クラブ」に行き着くかと想像しますが。ベテランファンが示すそのようなスタイルを見てきた若いアイドルファンが、さらに若さ故のパワーにまかせて更に過激にして行って、今やベリライブは一見さんが入り込みにくいくらいなコアな世界に…。
少女ファッションモデル並のルックスを持ち、デビュー当初はミニモニ。に満足出来ないローティーンに向けたアイドルを目指したと思われるBerryz工房。ところが今や、昭和のアイドルテイストを堪能出来る正統派アイドルグループとして、グッズがCDより売れたりする現象は、まさにアイドルテイスト!
わかりやすいカッコ可愛いさと、レトロなマニアックな魅力の同居と言った感じですか。
(※ ちなみにライカは、現役カメラメーカーです)
今回のBGM 蝉 / Berryz工房