お正月恒例のハロプロコンサート、今回のハロコンの目玉企画のひとつがOG出演です。OGの人がシークレットゲストとしてステージに立って歌う。公演毎に誰が出て何を歌ったかで盛り上がっています。
そのOGゲストコーナーにミキティが登場した。復帰への挨拶的なニュアンスもあったのだろうけれど、ミキティが登場するなんて予想していた観客は多くないと思われ、まさにサプライズゲストとして盛大に盛り上がったようであります。
コンサートが盛り上がるのは素晴らしい事。それ自体は良いけれど、現役ハロプロメンバーは複雑なキモチだったのではないだろうかなと思います。先輩がネームバリューとキャリアの違いを見せつけて、まさに会場を一つにした。ゲストが。
これで発奮するメンバーがいなくては駄目であります。特に各グループでセンターポジションを任される事の多いメンバーは「負けられない」という想いを強くしていないといけない。
思えば、エルダーメンバーのハロプロ卒業を記念して行われたハロプロコンサート横浜アリーナ公演も、ミキティやあややの持つ「大会場を一つにするパワー」が発揮された公演でした。当時のモーニング娘。は今に思えばいわゆる「プラチナ期」でしたが、大会場を盛り上げる能力というものに関してはエルダーメンバーに完敗と言っても仕方がない状況でありました。
歌やダンスをストイックに磨いていくという事はプロとしては正しいけれど、コンサートを盛り上げていくにはそれだけでは足りない。大会場の隅から隅まで満足してもらうために必要な何かをモーニング娘。は探しにいく旅がこの時から始まった。そして、そこから月日が経ち、モーニング娘。は単独で横浜アリーナを満員にして、隅から隅まで観客を熱くした。
あのモーニング娘。横浜アリーナ公演は卒業公演であったから盛り上がったという事も確かだけれど、あの時エルダーメンバーの会場盛り上げ能力に打ちのめされたからこそ、完成度と熱狂を高めるだけのスキルをメンバーが身につけたのだとも思います。
さて、ここ数年はハロプロメンバーとOGメンバーとのステージ交流は無いに等しい状況でした。しかし、今回ハロプロ15周年というテーマのもとに交流が実現した。これは素晴らしい事だと思います。ハロプロの良いところの一つであり、他アイドルとの違いが「歴史がある事」。歴史があるという事は積み上げてきた経験の伝承も行えるという事。モーニング娘。に若手メンバーが増えた今、ステージ経験の伝承はとても大切な事であり、今回のハロコンが今後に良い影響を与えてくれるであろうと信じます。
※ しばらくの間、コメレスを中断させていただいておりましたが今回から再開する事にいたしました。ただ、勝手ではありますが短めなレスになると思います。申し訳ありませんが宜しくお願いいたします。