去年くらいから、生演奏をバックに聴かせる歌を歌う女性歌手を心が求めていて、アップフロントで言えば、田あさひちゃんがストライクだったけれど、コンセプトや動機がよくわからないユニットに組み込まれて、そんな流れで自分の嗜好から少し外れてしまった。ビタスイ自体の音楽は嫌いじゃないし、二人の歌声のハーモニーは素敵だと思うけれど、一人ではだめなの?という疑念が離れなくて素直に向き合えないのであります。活動をしていく上で、ソロがいいのか、グループがいいのか、それならこの子達の構成なら何人がベストなのか、それを決めていくのは難しい事は確かですが。
今の時代、アイドルではないような歌手でさえイベントやってCDを売っているご時世だから、人数=握手要員といった感じで、大人数グループがもてはやされ、ソロアイドル歌手が育ちにくい時代が長く続いている。その意味では、アップフロントが℃-uteを増員せずに五人のまま活動をさせて、遂にはアリーナクラスでやれるまでに登りつめたのは良き例になりえたし、偶然かもしれないけれど、℃-uteが武道館をやったあたりから他事務所のアイドルでも五人以下のグループが色々と表に出てきた。そういう五人、或いは五人以下のグループは、人数が絞られている分だけキャラが伝わりやすいし、音楽的にも各人のボーカルを前に出しやすいから聴きやすい。
ふと思った。一度、武道館あたりの会場に、五人組アイドルを集めてライフイベントを開催しても面白いかもしれない。「五人祭り」とでも題していかがですか。
ハロプロもこれからは少数グループ&ソロ歌手路線が増えてほしい。大人数で少ないグループ数よりも、少人数でグループ数が多い。そういうのを観てみたい。グループ数が増えるとスタッフを揃えるのが大変ではあるかもしれないけれど、いろんな音楽を歌うグループがいて、それぞれが個性を発揮するような感じが観たい。ひとつのビッググループがどかんとバカ売れする時代はもう時代遅れになるような気がしてならないです。
少人数路線でCD売上にこだわらないアイドル。これからはそういうグループが生き残りそうな気がしてます。