今年のハロプロは近年まれに見る「新メンバー新グループな年」であります。モーニング娘。だったり、アンジュルムだったり、カントリー・ガールズだったり、こぶしファクトリーだったり、その新しい風が心地よい。そんなことを思っていたら、つばきファクトリーなんて新グループも出来た。
この流れは大歓迎です。大勢居る研修生の「その先の未来」のためにも、ハロプロ活性化のためにも。
良い事だなと思えるのは、各グループによって音楽の方向性がわかりやすいくらい違う事ですが、特に興味深いのがカントリー・ガールズのベタな路線。「これぞベタなアイドル」という動きと歌で、オーソドックスな曲調で魅せる。最近のハロプロにはなかった魅せ方なので、これが新鮮だったのか、結成当初危惧された人気面に関してなんの問題もないままヲタに受け入れられてしまったというハッピーな展開。このハッピー感がこのグループの良さであるのだろうなと思えてきます。
それにしても、こうしてももち先輩が加わっても違和感なく5人の時と同じようなハッピー感を出していけているというのがスゴイ。桃子プロは健在なり。
しかも、桃子プロは出しゃばり過ぎず自分の色をうまく出したり消したりして、グループの雰囲気を自分の色に強引に持っていく事はせずに6人の雰囲気を作りあげている。さすがというほかないです。
ベリヲタな人だと、楽曲的にも、雰囲気的にも、アルバム「1st超ベリーズ」の頃を思い出すのではないでしょうか?私は思い出しています。なんか懐かしいような嬉しさ。そこにもここにも桃子がいる。そして、桃子は年齢を重ねている筈。筈なのだけれど、桃子は変わらずに微笑んでいるのです。これは桃子なりの「ファクリー」スピリットなのではないかと私は思うのでした。
カントリー・ガールズ『愛おしくってごめんね』(Country Girls [I’m sorry for being so adorable])(Promotion Edit)