先日下取りしてきたミシンを整備しておりました。
押さえ上げレバーが上で止まらないって故障です。
部品代は100円するかどうか?って故障ですが、交換に手間が掛かるのでそれなりに修理代と、部品の取り寄せも含めて時間が掛かることをお伝えして、一旦は修理することにしてお預かりしたのですが、すぐに電話が来て「もう十分元は取ったから・・・」って事で買い替えていただけました。ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
んで、このミシン、押さえ上げを交換すればまだまだ使えますので修理しました。
取り寄せた部品です。
これを交換するためには背面カバーと黒い鉄の部品を外さないと交換できません。
この鉄板を外すためには押さえの軸を抜かないと外せないみたい。
まぁ、でもこれは他の修理でも時々やっているのでそんなに難しくはないです。
もうちょっと上位のミシンだと押さえ圧の調節が付いているからその分ややこしくなりますが、これは無いので簡単です。
新しい押さえ上げと交換した所。
見比べると矢印の所が擦り減って丸く成っているのが解ります。
部品交換して全体を組み立てる前に・・・
そうとうミシンを使うお客様ですな。
ここまで縫いゴミが溜まっているのも珍しいです。
確かに十分元は取ったミシンだと思います。
ピンセットとブラシで大まかに埃を取った後は・・・
エアガンで内部のゴミも全部飛ばしちゃいます。
前カバーも外そうかと思いましたけど・・・
何本もコネクターが繋がってて、今回は外さなくても修理出来るので隙間からエアー当てて埃飛ばして注油して終わりにしました。
最後に綺麗に磨きました。
傷も多くて仕様感たっぷりですが、実用には全く問題無いですので、良い中古ミシンの在庫に成ります。