16年前の直営時代にご購入いただいた、スーパーセシオPC9600の調子が悪いと修理依頼を頂きました。
試し縫いしたら布が送られずに同じ所を縫ってしまいます。
送り歯が下がっているだけか?と思いましたが、送り歯は上がった状態です。
一番上がった状態で送り歯が殆ど上まで出ていないので、これじゃ布が送れません。
お預かりしてサービスマニュアルを見ながら作業しましたが・・・
マニュアルに有るネジがミシン本体の方には有りません。
脱落したとかじゃなく、そもそもそんな所にネジが付いていた形跡すらありません。
これはどうしたもんじゃろの~?
本社に送って修理?
・・・は、私の儲けが減るし(笑)、マニュアルが間違っているのが悪いのだから納得いきません。
マニュアルには書いていない所も外して、色々やって考えていたらだんだん解って来ました。
正常な位置に送り歯の高さが直りました。
手こずりましたが、直してみると割と単純な故障です。
マニュアルに書いてあるような(そもそも間違ってる)面倒な事しなくても、止めネジ緩めて送り歯を正常な位置に指で押し上げて緩めたネジを締めれば直る。(笑)
解っていれば10分も有れば直る故障でしたが、2時間掛かりました(;^_^A
遅くなったので今日はここまで。
明日、細部も確認して注油して磨いて仕上げます。