今日は朝から、昨日お預かりしたロックミシンの修理に取り掛かっておりました。
分解作業をしておりましたらご来店のお客様が・・・
「足踏みミシンが空回りして縫えないから見て欲しい。」との依頼です。
分解中のロックミシンを一区切りさせたいので、午後一で伺うお約束をしました。
本日のお客様も何年か前にポスティングした時のチラシを思い出しての御来店でした。
注油して足踏みベルトを交換しただけですので大した収入には成りませんが、ポスティングの効果が出てるのが嬉しい今日この頃です。
閑話休題
先週下取りしたミシンの整備をしました。
はずみ車が動きませんから、まずはカバー類を外さない事にはどうにも成りません。
動かなくなっていたのははずみ車側の上軸止めでした。
ミシンの油切れで動かない時に一番最初に疑う個所ですな。
注油してはずみ車をこじっていたら程なく動き出しました。
念のために可動部全部に注油しました。
仮組して動作確認。
問題無く動くようです。
シンガーメリットを修理するときに毎回思うのですが・・・
下カバーを外すと取れてくる謎のカバー
これが何のために付いているのか解りません。
セロテープとかで仮付けしておかないと一々ポロポロ落ちて邪魔くさい。
あと・・・
他のシンガーメリットでは見たことのないアース線みたいなの?
これは何?(笑)
なぞは有りますが、無事直りました。
液晶パネルは無いですが文字縫いも出来る多機能コンピューターミシンですな。
いつ頃のミシンだろう?とネット検索して見ましたら1974年って記事を見つけました。
47年前!!!
いやいや、そんな訳無い!
ジャノメが日本初のコンピューターミシン メモリア5001を発売したのが1979年4月ですからそれよりは絶対後だし、70年代80年代のデザインじゃないです。
どうしても気に成ったのでシンガーハッピージャパンに電話して聞いて見ましたら1992年12月発売だそうですから、29年前のモデルです。
販売期間は長かったそうですからこのミシンはもう少し新しいかもしれませんが、25年以上前のモデルとは思えないデザインですな。
「今年買ったばかりのミシンです。」って言われても信じちゃいそうな良いデザインですな。
後ろ側はプラスチックカバーじゃないダイキャストボディーで頑丈で、縫い目も綺麗でパワーも有ります。
前カバーはじめプラスチックパーツも黄色く変色してないし、良い中古ミシンの在庫に成りました。