5年くらい前に農協さんの紹介で購入して頂いたミシンが調子悪いと修理依頼が有りました。
見ると針棒のクランク部分に緑色の糸くずが見えます。
これが悪さしているだけじゃろ?
と、思いました。
こんなに絡んでいましたが、糸絡みとしては少ない方かな?
これで直るべ?と思いましたが簡単では有りませんでした。
ミシンを止めた時の停止位置が変です。
天びんが針カバーの中で止まっちゃいます。
正しくはこの位置で止まらなくちゃいけません。
これを直すには・・・
どうしたら良いんじゃろ?
このミシン用のサービスマニュアルは本社で作っていないそうです。
代替機種用のは有るのですが、細部が違うのでこの件についても役に立ちません。
んでも、長年の勘。
この機種の場合、下軸についてるフォトセンサーの位置調整すれば直るはず!
で、
直りました。ヾ(*´∀`*)ノ
組み立て直して試し縫いしたらジグザグ縫いでたまに目飛びします。
返し縫いするとますます目が飛ぶ。
これは最初に針板外して様子を見た時から、針位置が深いなって思ってましたので・・・
針棒の高さ調整してこれで完璧でしょう。
久々にやりがいのある修理で楽しかったですが・・・
わずか5年で何でこんなに狂っちゃったのでしょう?
内釜とか針板に傷は有りましたけど、経年並みの傷ですから・・・
そんなにハードな使われ方をしてたとは思えません。
もしかして元からちょっと狂ってた?
買ったばかりの新品の時より、私が修理した後の方が格段に調子よく使いやすくなったって、お客様に言われたことが何度かありましたから、これもそうなのかもしれませんな~