2月15日(月)
朝から本降りの雨です。
本当に久しぶりの雨ですので、雨音を聴きながら時間を楽しんでおりました。
のんびりした気持ちの時によく手にする本です。
侘びの茶花
この本の奥付によりますと、昭和56年11月1日に世界文化社から発行されておりますから、40年前に発行された本です。
山藤先生の作品集
序には、立花大亀老師と芳賀幸四郎氏がそれぞれのお立場から見た茶花を記されておられます。
そして、巻頭での山藤先生は、「花は野にあるように」という「利休七則」の一則は、自然を表徴したものであり、私が最も感銘を受ける言葉であります。
と、こんな書き出しで、野の花に対する愛情を切々とかいておられます。
この本は、しっかりした箱に収められて、今でも茶花を愛する方々のバイブルになっております。
本書の中の花
古備前徳利に蝋梅と千代田錦椿です。
こんな風に生けられたといつも見入っております。
初釜をイメージして
花入は天龍寺青磁下蕪 花は、土佐美豆木に元日椿で、お正月を格調高い雰囲気で創りだしたいといったイメージだそうです。
宗旦作の花入
宗旦作の一重切花入に榛と加茂本阿弥です。
いつ見ても落ち着いた雰囲気を漂わせ私達読者を和ませてくれます。
山藤先生は、良く榛を使ておりましたので、榛を庭に植えました。
これからも、この本が私の先生です。