2月16日(火)
昨日の雨が嘘のように晴れわたっておりましたが、強烈な北風が吹き抜けておりました。
今日は、卒業まで一ヵ月もありますが、卒業生たちの都合で卒業茶会をしました。しかし、学校の事情で茶室が使えないために我が家での開催となりました。
床の間
床の間飾りは、卒業茶会には必ず掛ける「竹 為君葉々起清風」を掛けました。
香合は、学生達が毎年作陶に伺う友人の作です。
学生たちに少しでもゆかりのある物をと思って使いました。
点前座
卒業茶会と言いましても、いつものように仕出し弁当を食べて、後輩の点てたお茶を頂きワイワイとしたお茶会はできないために、自分で支度をして、自分で点てたお茶を自分で飲むといった、お稽古ののようなお茶会になってしまいました。
それでも、いつもの年より楽しそうだったような気がしておりますが・・・
写真は、終わってから記録として道具を並べて撮ったものです。
花
花は、満作と大紅椿です。
椿は見た目は、藪椿と全く同じですが、並べてみると大きさに違いが分かります。
お菓子
お菓子は、そろそろひな祭りと云う事もあって、お雛様に致しました。
胡麻餡の優しい味のする美味しいお菓子で、学生達が帰ってからゆっくりいただきました。
一服
何時ものお稽古の時のように、片付け事など全部終わってから頂きました。
片付けと言っても、ほとんどの道具は手伝いに来ていた下級生が片付けて行きましたので、火の始末だけが私の仕事でした。
軸
最後になりましたが、このお軸は、現代高僧展に出展されておりましたので購入して表装したお軸です。
静岡の臨済寺ご住職の倉内松堂老大師のお筆です。
徳川家康が幼少の頃に勉学に励んだお寺として有名ですが、一般公開しておりませんので拝観は許されておりませんが、いつの日か訪れて見たいお寺さんです。