tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

引柄杓ができた~・・・

2015-02-18 17:07:06 | 茶の湯
2月18日(水)
曇り時々雨、のちに曇りといった一日でした。
今日は大学に行って来ました。

こちらの大学は、故郷に帰らずにいる学生が多いらしく、「人数が集まりますので、お稽古をお願いいたします。」と、連絡がありました。
本来は、学校が休みですので、お稽古も休みなのですが、そんな連絡を受けたら行かない訳には行きません。



1年生

今日も上級生は炉で、下級生は風炉のお稽古という変則的なものになりました。

この大学は、開校した時からお茶室が設えてありましたので、そのまま使用しておりますが、どなたが設計したのか分かりませんが、床の間の前でしかお点前が出来ないという、変わった茶室になっております。
ここでお茶会をするとしたら、席入りなどはどのようにしたら良いのやら・・・.

写真は1年生のお点前です。
引き柄杓が綺麗に出来るようになりました。

引き柄杓が一番の難所でしたので、これが上手く出来るようになると、本人も自身が持てると思います。
「ほーらできた」と声を掛けたら、嬉しそうににっこりしておりました。
来週は、きっとひと皮むけた彼女を見る事が出来ると思います。



1年生もしっかりしたお点前をするようになりましたから安心しておりますが、何人かいる、遅く始めた子達がちょっと心配です。
新入生が来るまでには、盆略を卒業しなくて・・・と、私は思っておりますが、本人たちはどう思っている事やら・・・

今日はカメラを忘れてしまい、10年も前の携帯で撮りました。
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本に囲まれた一日は・・・

2015-02-17 17:20:51 | 日常雑感
2月17日(火)
時間が増すごとに雲が濃くなって、夕方からは雨か雪になりそうです。
今日は大学が春休みのためお稽古もお休みです。
こちらの大学は、2月に入って一度もお稽古をしておりません。

私の1週間のサイクルは決まって動いておりましたから、どうも調子が出て来ません。

   

   懐かしい本

午前中は久々に本棚の整理をして見ましたが、これが中々進まないのに自分でも驚いております。
何故かと云えば、本を整理しながら手にした本を読み始めてしまうからです。
でも、こんなのんびりとした時間の過ごし方はそうはありませんから・・・と自分に言い聞かせながら本を手にしてはパラパラとみております。

黛敏郎著「私の茶道入門」光文社刊
お茶事に招かれた著者が、驚きを素直に書き綴っておりますので、あっという間に読み終えてしまいます。

   

   漫画

先日に続いて漫画本が出て来ました。
淡交社が平成2年と4年に発行した「茶会入門」ですが、どちらもお茶会に招かれた時の事が描かれております。

正に入門書というわけです。
少しの間中を読みましたが、いつも私たちが言っていることが、漫画の中に出て来ております。

   

   これも懐かしい

勅使河原宏著「私の茶道発見」光文社刊

1991年4月の発売ですので、映画「利休」の製作をした後に書かれた本のようです。
生け花の家元家に生まれた著者が、どうして映画を製作するまでになったのか・・・最初は陶芸にのめり込み、そこで古田織部に夢中になり、必然的に利休へと関心が移っていたそうです。

桃山時代の美を前面に出した映画「利休」は封切られた当時鮮烈な印象を放って、一世を風靡しておりました。
整理をしようとした本棚ですが、昔の本が出てくるたびに積み上げて、かえって部屋中が煩雑になっておりました。

これを整理して納めなければなりません。頭がい痛い・・・
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マンサクの花は春を・・・

2015-02-16 17:29:00 | 徒然日記
2月16日(月)
日中の暖かさは春を思わせてくれました。
乾ききった植木に水をやりましたが、ホースから伝わる水の冷たさを感じませんでした。
3月中旬の暖かさだったのでしょうか。

今日は月曜日でストレッチの日でした。
2週間休んでおりましたから、何となく久しぶりという思いがいたしましたが、1時間よい汗を流して来ました。

   

   マンサクの花

先日も書きましたが、お隣さんの日陰になっておりまして、陽が全く当たらないが所でも、マンサクが咲き始めました。
季節を忘れずに、春の訪れを知らせてくれるマンサクです。

母の納骨の時に御殿場から買ってきた思い出深い木でもあります。
我が家には、もう一本マンサクがありますが、そちらは山採りと云われる日本のマンサクで、今咲いている種とは別物?と思うほど花数が少なく楚々と咲きます。
山から私どもの庭に植え替えられて暖かいのか木ばかり大きく成っております。

   

   朝の空

朝の空に広がっておりました不思議な雲です。鱗を重ねたように連なっておりました。
鱗雲は秋の季語だと思いますが・・・。

気温が上がり風も無かったための現象なのかも知れません。

   

   新種窪田椿

この椿は数十年前に新種の椿という事で購入した椿ですが、今では新種とは云わないでしょう・・・。
緋色の赤が印象的でしたので購入しましたが、見本で見ていたよりももっと赤が強く綺麗なように思います。

綺麗な椿です。
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漫画の教材は・・・

2015-02-15 17:01:37 | 日常雑感
2月15日(日)
朝から凄まじい風が吹いております。
そんな風の中散歩に出掛けましたが、行く時は追い風でしたので気にもしないで歩いておりましたが、帰りは向かい風、これがもの凄い・・・。
時々歩けないほどの風には思わず前こごみになってしまいました。
凄い風でした・・・。

今日は完全なオフで、先週の疲れを癒すのに良い休日となりました。

   

   漫画本

お稽古に来ている高校の国語の先生が、この本を持って来てくれました。
聞くと、こんな物まで教材として使うそうです。

夜になって中を読み始めると、これが実に面白いし、ヘェ~と感心してしまう事がしばしばです。
知っているようで知らない言葉の多さに驚きです。

正しい敬語使えますか?というところではこんな例を書いております。
  
  「教えて頂けますか」
  「教えて下さいませんか」 

この違いは?
それは、教えてもれえる度合いによって違うという答えで、「教えて頂けますか」はどうしてもといった強い言葉で、「教えて下さいませんか」は、出来る事なら、といった弱い言葉だそうです。

   

   中身は

同じく、「恐れ入りますが」と「差しつかえなければ」はどうでしょう。
「恐れ入りますが」はへりくだってはるが、ある程度の強制力がある言葉で、「差しつかえなければ」では、相手は断っても良いとい言葉だそうです。

また、面白かったのは、若者言葉の中でよく使われる「大丈夫」のところでは、「大丈夫」という言葉は、「問題があるかもしれないが平気か?」こんな時に使う言葉であることを指摘しております。

そういえば、大学生たちも良く「大丈夫」を使っております。

「お茶ぬるくなかったですか?」「大丈夫です」「ぬるかったけど飲めました?」それとも、「私にはちょうど良かった」と、質問をした私があれこれ考えてしまいます。

漫画ですからサラッと読み切ってしまいますが、またページをめくって読み返したい箇所がたくさんあります。
漫画・・・面白かった・・・。

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土筆のおまんじゅうで・・・

2015-02-14 17:21:30 | 茶の湯
2月14日(土)聖バレンタインデー
今日は聖バレンタインデーです。
すっかり定着してしまっておりますが、チョコに託した気持ちが届くでしょうか・・・。

比較的穏やかな一日でした。
今日も自宅でのお稽古でした。

大炉の2日目ですが、誰もが四苦八苦しながらのお稽古になりましたが、誰もが真剣でした。

   

   大炉

厳寒の2月にするお点前ですので、炉も大きく、釜も広口と云われるお釜を使います。
大きな炉にたっぷりの火とお湯で、お客様をもてなそうとご考案されたお点前だそうです。

広口釜からの湯気も倍くらいの勢いで立ち昇り、お客様にひと時の暖かさを御馳走いたします。

   

   お菓子

お菓子は、早春の日当たりの良い土手などに春一番に芽を出す「土筆」の焼き印が押されたジョウヨウ饅頭でした。
薯蕷と書くのが正しいようですが、最近は上用を用いる事が一般的だそうで、ジョウヨウがこんなに難しい字だと初めて知りました。
いずれにしましても、美味しいおまんじゅうでした。

   
   
   一服
何時ものようにお稽古が終ってからの一服です。
今週は、卒業茶会があったりした上に、大炉を出さなければならない事などがありましたので、少し疲れ気味です。

それでも終わって見れば、ホッとした充実した疲れとなった心地良さがあります。
茶碗もチュウリップの絵が描かれた可愛いお茶碗です。

可愛い茶碗での一服ですから、心身共に疲れてはおりますが、疲れも穏やかに引いて行くような気持になっております。
一週間が終りました。

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寒くてもマンサクは・・・

2015-02-13 18:44:37 | 茶の湯
2月13日(金)
昨日とは打って変わり、もの凄い北風が吹き付けております。
寒い寒い一日でした。

今日も自宅でのお稽古でした。

        

   花
花は、マンサクと春蜀光椿です。

今日は椿を探しながらうろうろしていたら、マンサクの花が開いているのに驚きでした。
この花は、山でも風の当たらない南の斜面に生えていることが多い木だと聞いておりましたので、なおの事ビックリです。

我が家では前の家の陰で、陽は一切当たらない場所に植えてありますので、開花は遅いものだとばかり思っておりました。
季節が来ると、多少寒かろうが咲くんですね・・・。

   

   大炉

1年に一回だけのお稽古です。
大炉は逆勝手になりますので、足の運びから帛紗の扱いなどが逆ですので、習い始めの方にとっては、目を白黒させながらのお点前になります。」
初めての方には、「経験ですから、こんなお点前もあります」といった感じでおりますが、来週になると手足がおかしくなってしまう人が必ず出てきます。

   

   床の間

今日の軸は、総持寺前貫主大道晃仙禅師の染筆で、「歩々是清風」の画賛です。
托鉢する雲水が画かれ、賛を入れております。

禅師様は絵が得意で、揮毫をお願いすると良く画賛の物を送って下さいました。
自画像なども書いてくださいまして、そのユーモアあふれる絵に思わず笑ってしまった事もあります。
そんな禅師様を偲んで掛けました。

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大炉を開きましたが・・・

2015-02-12 17:20:16 | 茶の湯
2月12日(火)
天気予報の通り、風の無い暖かな一日でした。
静かな日でしたが、明日からのお稽古の準備の日ですので朝から少しずつやって、夕方にはお稽古が出来るようになりました。

   

   大炉

大炉を開きました。
一言では言えないほどの重労働になって来まして、お稽古が終らない内から仕舞う事を考えております。

大炉は名前の通り大きいですので、その分灰がたくさん必要になり、重量も比例して来ることになります。
大炉を入れたままで過ごしてしまうならばそれ程の仕事ではありませんが、上げて片付けて、畳の入れ替えとなるとかなりの仕事になります。

   

   大炉と本勝手

同じ部屋に大炉と本勝手が並んでおりますが、本勝手の方は、まだまだ考え中で迷っております。
大炉はお点前が逆になりますので、お稽古を始めて間もない人には少し大変なような気がしているからです。
経験だから一緒にやってもらおうかとも考えますが、大炉が終ってから逆の所作を始める人がおりますから・・・。

昨日の卒業茶会の写真を見ながら、ちょっと寂しさが甦っております。
2月3月は解れのシーズンです。

やはりこの時期は嫌いです。

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卒業茶会は・・・

2015-02-11 16:59:16 | 茶の湯
2月11日(水)建国記念日
静かな、そして暖かな休日でした。
今日は大学での卒業茶会をして来ました。

まだ、卒業まで1ヶ月以上ありますが、卒業生が全員集まれる日にちが無いために仕方ありません。

   
   
   お菓子

お菓子は、「菜の花きんとん」です。
良く言う事ですが、菜の花は利休忌が終るまで、生けないと云われておりますが、やはり「菜の花きんとん」もその定義でいうといけない事のようです。

それはさておいて、上品な甘さの美味しいお菓子でした。
きんとんや練り切りなどが一番無難なようです。
   
   

   床の間

床の間ですが、軸は「竹 葉々起清風」で、卒業茶会では毎年掛けているお軸です。
卒業生を送るのに、もっともふさわしいと思って掛けております。

卒業生にあげるものなど何一つ無い私ですので、せめてもの気持ちでこの軸を掛けて送り出しております。

   
   

   花

花は、ダンコウバイに春蜀光です。
柔らかなピンクが爽やかな美しさとなって咲き誇った様子は、想像しただけでもうっとりとしそうなほどの椿です。

実に綺麗な椿です。
探し求めてやっと手に入れたものですので、その思い入れもあるかも知れません。

「先生 四年間ありがとうございました」とあいさつをして去って行きました。
卒業まであと一ヶ月です。

卒業・・・この頃が一番嫌いです。
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香合ひとつあれば・・

2015-02-10 17:41:02 | 茶の湯
2月10日(火)
今日は風が無いだけ暖かいようです。
そんな事を言っておりますが、蹲に少しだけ出ている水が、氷柱になっていりました。原因は風がないためらしい・・・。

今日は大学へ行く日ですが、春休みに入り学校がお休みです。

   

   笠香合

この香合は30年くらい前に買ったもので、中々活躍の場がありません。
買って以来門外不出になっております。

考えてみれば、炉の季節にお茶会を開くことが無かったという事になります。

   
   
   香合

笠香合を買った時は、まだまだ若くお茶に対しても、あれもこれもという意気込みがみなぎっていた頃かも知れません。
あの頃は、茶道に関する本を読み漁っていて、特に取り合わせの本はむさぼる様に読んでおりましたから・・・。

面白かったのが、「物語を趣向に道具組に・・・」で、使えそうな道具を集め始めたのもその時期でした。

   

   香合

この笠香合を使って、西行法師や芭蕉翁が読んだ歌や句を元に道具を組むことが夢だったのかも知れません。
笠の香合ひとつで、軸・茶碗・茶杓などを組んでいったら楽しいお茶会になると思います。

   

   香合

   願わくば 花の下にて 春死なん その如月の望月のころ 西行

一般的には西行法師の辞世の歌と云われておりますが、違うという人もおります。
個人的には、辞世の歌で良いように思いますが・・・。

   旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る  芭蕉

芭蕉翁最後の句で、辞世の句として詠んだわけではないそうで、この句を詠んだ数日後に亡くなったために、辞世の句と云われるようになったそうです。

芭蕉翁は近江の義仲寺に葬られ、木曽義仲と並んで墓石があります。
そこに、こんな句がありました。

   木曽殿と 背中合わせの 寒さかな  又玄

香合の話から、木曽義仲に飛んでしまいましたが、笠の香合ひとつで、どこまでも話(旅)が続けられる面白さがあります。
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工事中の看板にモグラが働いて・・・

2015-02-09 17:23:58 | 日常雑感
2月9日(月)
風が強く気温の上がらない一日でした。
月曜日はストレッチの日ですが、会場の都合で先週につづいてお休みです。

ストレッチの始まる時間に合わせて散歩に行って来ました。
風が強かったので、帽子をかぶり、サングラスをしてマスク着用です。何だか怪しいそうな服装ですが、これで万全です。

   

   機関車

今日は運よく機関車を見る事が出来ました。
機関車は、貨車を引かずに単独で走っておりましたが、やはり貨車を引いている機関車が恰好が良いと思います。

私の見たい機関車は・・・今日も来なかった。

   

   モグラ

何時もの散歩道の一部が工事現場になっておりました。
看板によると下水道の新設工事という事で、新しい家が急速に増えたための措置のようです。

そこに立ててあったのがこの看板です。モグラが懸命に穴を掘っている絵ですが、これならだれが見ても地中を掘っている工事中である事が分かります。
そして可愛い・・・。

   

   白梅

昨日人形浄瑠璃が開催された会場の梅です。
まだ2分咲きといったところですが、一番きれいだと思います。
小ぶりの花でしたが、同じ白梅でも種類が違うのかも知れません。



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