tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

人形浄瑠璃は「絵本太功記」で・・・

2015-02-08 17:42:30 | 日常雑感
2月8日(日)
曇りがちのお天気でしたが、何とか持ちこたえたようです。
今日は楽しみにしておりました、人形浄瑠璃の公演を見に行って来ました。

自宅からは離れた隣町での開催でしたが、親しい友人が迎えに来てくれましたので、楽々とした観劇になりました。

   

   三番叟

少し前の拙ブログで、茶杓の銘に「三番叟」・・・たくさんのご意見を頂きました。
人形が見事に演じておりました。

   

   祝言を終えて

今回の公演は「絵本太功記十段目(尼ケ崎の段)」でした。
物語は、光秀が謀反を起こして主君を討ち果たした事を恥じた母の閑居。

そこに、光秀の妻や子、その許嫁など訪ねて来る。
父に従い討死を覚悟している子と許嫁の祝言を上げてやる。

   

   刀折れて

出陣した子が重傷を負って帰って来ますが、戦に敗れた事を告げて亡くなってしまいます。
さすがの秀光も号泣するも、秀吉との一戦を覚悟します。

   

   山崎の地で

山崎で一戦を交えようと覚悟をして見得を切る光秀。
そんな明智光秀一家の悲劇を描いた物語でした。

黒子によって動いていることが分かっていても全く気にならず、物語の中にずるずると引き込まれて行く自分が面白い・・・。

     
   
   ロウバイ

会場近くに「ロウバイの里」と呼ばれているところがありますので、友人が花好きな私のために寄ってくれました。
凄い数のロウバイです。

これから咲き出す木、すでに散り始めている木と様々ですが、いろいろな種類を混ぜて植えてありますから、香りの中を満喫することが出来ました。
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うぐいす餅を頂いて

2015-02-07 17:30:16 | 茶の湯
2月7日(土)
静かな一日でした。
今日は自宅でのお稽古でした。

今までずっと薄茶のお点前を続けておりました若い方達が、お濃茶の稽古になりましたので、稽古時間が段々と長くなって来ました。
それはそれで、皆さんの成長の証ですから嬉しい事でもあります。

   

   お菓子

今日のお菓子は「うぐいす餅」でした。
このお菓子屋さんの「うぐいす餅」は、美味しい事で評判ですで、届いた時から食べるのが楽しみでした。

毎年この時期になりますと届けてくれますので、味は解ってはおりますが、やはり美味しい・・・。

   
   
   一服

お茶碗は、「月明りの梅」という絵が描かれておりまして、今の時期に使う茶碗だと思います。
この茶碗も今日は全員がお濃茶という事で、使てもらえませんでした。

何時ものように、皆さんが帰った後に、お菓子を頂いて、ご苦労様の一服を喫しましたが、こころから美味しいと思います。
体は疲れ切っておりますが、充実した疲れを癒してくれるお茶に感謝をしながら頂きました。

昨日の私の拙ブログで、軸の語句を間違って書いてしまいました。「梅花眠雪裡」が正しく、訂正をさせていただきます。
読み方は昨日の読み方でよいようです。

禅語は難しい・・・それでも楽しい・・・。
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大炉は準備が・・・

2015-02-06 19:12:31 | 茶の湯
2月6日(金)
昨日の寒さから比べたら春のような暖かさです。
今日は自宅でのお稽古でした。

本来なら今日は大炉のお稽古ですが、準備ができなく来週になってしまいました。

   

   準備は万端

暖かいとはいえ、予定の時間より早めに炭をおこして釜を掛けて置きました。
エアコンも良いのですが、やはり火を入れた部屋の暖かさは格別なものがあります。

   

   花

今日の花は、ダンコウバイと天倫寺月光です。
天倫寺月光は侘助で、珍しい種類にしては強い木だと思います。

我が家に来たのは30年も前ですから、今は成木になっており、高い所の花はとることが出来なくなっております。

   

   軸

「梅花雪裡眠」(ばいかせつりにねむる)と読みます。読んだ方の思った通り、感じた通りの意味だと思います。
もう直ぐ春です。

   

   床の間

毎年の事ですが、同じ軸がかかり、同じような花が生けてある茶室でのお稽古です。

「年々歳々花相似 歳々年々人不同」私の大好きな言葉です。

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寿扇は何と読んだら・・・

2015-02-05 17:06:14 | 茶の湯
2月5日(木)
立春を迎えた翌日に雪の予報が出て大慌ての方もいると思います。
気温の上がらない寒い一日でした。

今日は明日のお稽古に備えて、朝からバタバタとしております。

   

   寿扇

今年の寿扇です。

何時も道具屋さんの店先に、寿扇の読み方や意味を書いた用紙が置いてありましたが、今年は頂き損ねてしまいましたので自分で調べました。
「本立而道生」は論語の一句だそうで、「もと(本)たちて道生ず」と読むそうで、その意味は、「根本が定まって初めて進むべき道も見えて来る」とこんな内容だそうです。

漢詩の中で「而」の字を見ると思いますが、聞くところによるとこの字には意味はないそうで、読んだり意味を調べたり始めると、膨大な資料の中に埋まってしまう程複雑らしい・・・

今年の「お題」が本でしたので、お家元がこの句をお選びになったのでしょうが、意義あるものだと思っております。
何時もですと、大炉を出すことで大忙しの日ですが、今週はいつもの通りのお稽古になります。

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花の兄 仏に水仙 イヌフグリ・・・が

2015-02-04 17:07:36 | 徒然日記
2月4日(水)立春
立春にふさわしいような穏やかな一日でした。
昨日今日と大学がテスト週間に入りどちらもお稽古はお休みです。

暖かな陽気に誘われるように散歩に出掛けました。

   

   梅の花

暖かかったので何時もの散歩コースと違った方面へ出かけて見ました。
初めて通る道です。

風の当たらないところでは梅の花が丁度見頃といったところでした。
青空に広がった梅の花ですが、「花の兄」とは良く言ったもので、すべての花に先駆けて咲き始めるので、兄と呼ぶそうです。
ちなみに「花の弟」は菊だと云われておりますが、一番最後に咲き始めるからだといいます。

   

   オオイヌフグリ

この花も早春の花で、梅木の下に咲いておりました。
小さな花で、しかも地面から数センチしかありませんので見過ごされていることが多いかも知れませんが、群生して咲きますので、散歩の途中の陽だまりなどで目にすることがあると思います。

じっと凝らして見ると可愛い花です。

   

   石仏

大分痛んでおりますが、6体の石仏です。首の無い仏さまがありますが痛々しい限りです。
意識して壊したのか、遊び半分で壊したのか知りませんが、今でもご近所の人達は大切にしております。

   

   水仙

今では水仙の事を、わざわざ「日本水仙」というそうで、私たちの小さかった頃は、ほかの水仙など見たこともありませんでしたが、今では数えきれないほどの種類が外国から入って来て、在来の水仙は何となく隅っこの方に押しやられているといった風かも知れません。

どんなに艶やかな水仙を見ても、日本古来の水仙がきれいだと私は思います。
我が家の水仙は来てから6年経ちますが、未だに咲いたことがありません。

いつになったら咲くのでしょう。
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お家元が淡交タイムス誌上で・・・

2015-02-03 17:58:21 | 日常雑感
2月3日(火)節分
寒い日が続いております。

今日は節分です。
豆まきなど節分の行事を行っている方も多いかと思いますが、最近は、恵方巻が流行しておりますから、西南西を向いて無言で巻寿司を食べた人もたくさんいると思います。

   

   淡交タイムス2月号

昨日送られて来ました「淡交タイムス」の巻頭にお家元のお言葉が載っておりますが、その内容にビックリです。
その内容は、ご長男は淡々斎の末弟が継承しておりました菊地家を再興して「菊地姓」になられ、ご次男が裏千家を継がれると云うものです。

家督を相続される方のみが「千姓」を名乗るという約束があるといいますから、ご長男は千家から離れるという事に決まったという事です。
前から噂ではいろいろな事が耳に入って来ておりましたが、こうしてお家元がはっきりと宣言されてますと、驚きを禁じ得ません。























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本の香合が「鉢の木」へ・・・

2015-02-02 17:15:03 | 茶の湯
2月2日(月)
今日も朝からもの凄い風が吹いており、掛けてある簾を勢いよく叩いております。
月曜日のストレッチは会場の都合でお休みでした。

分かっていたことは云え何だか手持無沙汰になっています。

   
   
   本の香合

こんな日は、好きなお茶道具を触っているのに限ります。
今年のお題は「本」でした。
初釜にもこの香合を使いましたが、本当はもっと違う形で使う事を目的に購入したのです。

   

   香合

この香合を購入した目的は、道具組をするときに便利に使えそうだからでした。
本をめくれば物語があります。

洋の東西を問わず、そして古今を問わず物語が存在しております。そんな物語の世界に、この香合でいざなえればと考えたからです。

   

   香合

今の季節なら「鉢の木」など良いと思います。
本をめくれば深々とした雪の中を旅する僧が見えてきます。

そんな中、一夜の宿を求めて立ち寄った一軒の貧しい家、僧は断られますが、主(あるじ)の情けで泊る事が出来ますが、
この家はあまりにも貧しく、暖を取る薪すらありません。

主は、大切にしていた梅、松、桜の鉢の木を焚いて旅僧に暖を進めたといいます。
落ちぶれたとはいえ「いざ鎌倉ともなれば、やせ馬に跨り馳参じましょう」と鎧を見せながら話をしたこの家の主。
実は、旅の僧は時頼であり、後日、馬揃いの招集をかけると、うらぶれた鎧をまとい、やせ馬に跨りあの武士が真っ先に駆け付けたというお話です。

   

   香合

道具を組む時は3点に絞り、余りたくさんの関連の道具を出すのはタブーとされております。
道具組を見て、主と客とが会話を弾ませるのもお茶会の楽しみでもあります。

そして、道具組を見て分かった頂けた時は、亭主7分の楽しみを実感するのではないでしょうか。
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雪の中を走って来た機関車は・・・

2015-02-01 17:18:55 | 日常雑感
2月1日(日)
風の強い日曜日です。
新年のお茶会やら顔合わせなどもすべて終わり、ゆっくりとした休日を過ごしました。

それでも完全休日とは参りませんで、お茶の事は忘れて、あちこち片付けなどのため家の中をうろうろしておりました。
風が強い日でしたが、散歩に出掛けました。

   

   2月のスタート

今日は2月のスタートの日ですので、久しぶりに月別の絵を撮って見ました。
薄暗い隧道で子供たちの通学路になっておりますので、寂しくないようにと書き込んだ絵だと聞いております。
ところどころ日差しの当たるところが痛んでおりますが、それ以外は綺麗になっております。

何時ものコースでしたが、今日のような風が強い日はさすがに散歩している人はおりませんでした。
お天気は良かったので、空を見ながら雲の変化を楽しみながらの散歩です。
この時期は行く先々の庭先も花が咲いているお宅は少なく、山茶花、ロウバイ、そして椿くらいです。

   
   
   機関車

久しぶりの機関車ですが、どこから来たのか雪がいっぱいです。
雪に埋まった線路の上を走って来たのでしょう、足回りの雪がそれを物語っております。

こうした機関車を見ますと、何だか気力が湧いてくるような気がいたします。
あの長い貨物を一人で引っ張っている姿には感動させられます。

だけど最近「桃太郎」や「金太郎」といった機関車見かけなくなってしまいました。
温かくなってゆっくり散歩出来るようになったら出合えるかも知れません。
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