伊賀上野が元気になればいいなあ!

上野の城下町、どうなっていくんだろう、、、見守る元気はないけれど、静かに生きていこうと思う(笑)。

多文化・異文化の中で暮らすって?

2007-05-20 23:34:17 | みなさんにおしらせと独り言
異文化の中で暮らす人に事件が起こりましたが…

アメリカという異国の地で暮らしてみて考えることはいろいろあるようです。
(アメリカ在住で、最近音信取れた友人と)アメリカに住んで何を感じているのかやり取りしてました。
お互いを完全に理解することは至難の技ですが、多国籍の人の住むアメリカで生活している人が思う異文化間の交流(音楽を教える立場を通して)とは?

『自分の生徒を考えてみても、ユダヤ人・ドイツ人・中国人・台湾人・イギリス人・アイルランド人・イラン人・アフリカ人・フランス人・イタリア人etc、
それぞれの習慣の中で育ってる子達なので、知らんままに言ってしまった、ふとした一言が、ひどく傷つけてしまう言葉やったりして、いろいろと経験しもって学んでます(現在進行形)。

まずは好きになること。そのために、いいなと思う所を一所懸命見つけること。
これは日本にいた時からなんとなく思てたことやったけど、ここに来て、思てるだけでは全然ダメっていう状況に晒されることがいっぱいあって、かなりいい訓練になってると思います。

でもね、あからさまな不公平や差別は、小さいことやったらいっぱいありますよ。
ほんの小さい時から、自分が生きてる世界には、厳然たる不公平と差別が存在してるっていうのを体験してるからか、ここの子供達は皆、口がかなり達者です。
まずは分かってもらおうっていうんで、めちゃくちゃ頑張って話します。
けど、言いたいだけ言うたら、今度はこっちの話もちゃんと聞いてくれます。
それが理解できてもできなくても、なんか一所懸命聞いてくれます。
そこのところが、日本の子供達とかなり大きく違うとこやないかと思います。

大人達も自分の主張をガンガンするけど、やっぱり相手の話も真剣に聞こうとします。
会話が物別れに終わっても、思いを口から出して聞いてもらえたらいいので、互いに理解できないことはさほど大きな問題ではないんやけど、それに慣れるのはなかなか大変でした。』

話しても理解してもらえないからといって、諦めるのではなく少しでも理解してもらいたいと、子供なりに努力してるんですね。
日本の大人たちも見習わなくてはいけないことかもしれません。
「言葉がわからないから、放っておくんじゃなく、少しでも歩み寄れる努力をお互いにした方がいいんではないかな」と考えさせられるやり取りでした。

(外国人は)ゴミの出し方がわかってない! と日本人は文句をいうけれど、「日本ではこうしなければいけないですよ!」という情報を相手に理解できるようにお知らせしているのかどうか? 
「迷惑ばかりかけられて…」って一方的に怒らないで、もし自分が異国に住んでいたらどうすればいいんだろう?って相手の身になって考えることも必要かな、と考えさせられました。

日本人同士でも、気に入らない人!となると一方的にやっつけたくなる人がいたりしますが、そんなことをしていたらやがて「自分自身」が悲しい人になってしまいます。
「人の悪口」を言うよりも「あの人のいい所を見つけて、いいお付き合いを」したいですね。

雑感、でした。