定年だ!!世界一周

サラリーマン36年、
いよいよ念願だった世界一周に出発2015年4月1日
2016年1月22日219日間27か国達成

119日世界一周一旦終了、その前にイスラエル

2016-03-14 22:06:16 | 旅行記前半、アジア、アフリカ、中東

☆遂にエルサレム

 

乗合バスでエルサレムへ。セントラルバスステーションで降ろされるはずが、賑やかな市場の前で終点。ここはどこだ?現在位置が分からない。当てずっぽうに歩いていると写真で見たダマスカス門を発見してほっとする。やっとの思いで路面電車LRTに乗ってホテルの近くの停留所へ。ホテルの予約メールではFoxStoreの裏と書いてあったので探すも見つからず。町のおじさんに聞いても英語を喋れなくてすまなそうな顔をして謝ってくる。1時間も探して、探して、そして道行く女性にスマホで探してもらって、やっと別のFoxStoreの裏と判明、へとへとになって新築のマンション型ホテルにたどり着く。

 

溜まった洗濯物を一気にして旧市街地へ。城壁の中はキリスト教、ユダヤ教、ムスリム、そしてアルメニア人地区など複雑な歴史を持っている。どれもが聖地である。スークなど屋根のある土産物屋の道や細い道が多くて迷路のよう。進むうちに、おっ!嘆きの壁へ。沢山のイスラエル人が例の黒服で真剣に壁にお祈りを捧げていました。

 

 

黒い帽子をかぶり、黒いスーツを着て長いひげを伸ばす人たちを「「超正当派」と呼ぶらしい。

 

 

☆悲しみの道を歩く

 

翌日イエスが十字架を背負って歩いたゴルゴタの道へ。今は亡き私の両親がキリスト教だったので、もし生きていたら来たかっただろうと思って、ヴィア・ドロローサ(悲しみの道)を辿ってみました。因みに私は仏教徒ですが。

その後オリーブ山まで行って、復活したイエスが昇天した教会へも足を延ばしました。オリーブの丘からは旧市街地が一望に見渡せ、嘆きの壁の隣で黄金に輝くイスラームの岩ドーム、2つの宗教は今は敵対している。そんな光景を眺めながら日本人には想像すらできない宗教の複雑さを感じる。

 

☆パレスチナ自治区は!

 

3日目にはイエスが生まれたとされる聖誕教会を訪問。ここはエルサレムから南に10キロ、パレスチナ自治区の中に聖地ベツレヘムはあります。沢山の信者たちが聖誕教会を訪れていました。その後パレスチナ人のタクシーに乗り市内観光、各所にあるイスラエル人の入植地を守る高さ10m近い城壁や監視塔をしばしば目にしました。

 

そしてパレスチナ人のドライバーの占領された怒りの声にも接しました。城壁には分断壁画家のバンクシーの壁画、平和の象徴の鳩に防弾チョッキを着せるなどブラックジョークの絵などが描かれていた。帰りのバスは途中イスラエル軍の検問所で停止させられ、パレスチナ人以外、イスラエル人や日本人を含む観光客はバスの中で簡単なチェック。一方のパレスチナ人たちは全員バスから降ろされ、一人ひとりマシンガンを抱えた兵士たちから厳しい検問を受け再びバスへ。ここは紛争地という事を思い出させてくれました。

 

 

☆おおパリ

 

世界一出国が厳しいテルアビブ空港で足止めも覚悟していたが、どう言う訳か難なく突破してパリへ。今回のパリ観光は600万人の骸骨が埋まるカタコンペや奇跡の教会メダイユなどを訪問。

 

沢山の骸骨を見た後、気分転換のためにラーメン屋さんへ。今パリでは日本食ブーム。なんだかもうじき日本に帰るというのに里心が。オペラ座近くのホテル目指して帰る途中、最近日本で有名になった岩国の酒「獺祭」ののれんが。のぞいてみると日本人がお二人話していたので、私も仲間に入れていただき日本酒をごちそうになる。とっても素敵なおじさん。その後もお言葉に甘えて日本酒を10杯以上いただく。後で聞いたらパリで超有名人らしい。海外で親切にされると何倍もうれしいですね。

 

最終日は偶然ツールドフランスの最終戦がシャンゼリーゼ通りで行われていた。ラッキー。ゴールは凱旋門でした。

 

そしてマカロンで有名なシャンゼリーゼ通りのラ・デュレで優雅に朝食を頂いて前半の世界一周の旅を締めました。7月28日119日間の世界一周前半、一旦帰国。