毎日新聞の川柳蘭に載っていた「岩国西行」さんの句です。愛犬の死の悲しみ、懐かしみ、思い出はいつまでもいつまでも消えることはないんですよね。
私は「岩国 西行へ」さんの句に心動かされて20年前の愛犬マルのことを思い起こしました。マル3歳の頃の写真です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/5e/ff770d97a18088e921e370b1ea9d8a16.jpg)
マルはシベリアンハスキー犬でした。オオカミに一番近い犬種といわれ野生が強く残っていましたけど性格は穏和で従順でした。
当時はまだ犬は小型犬は別として犬を室内で飼うことは少なく鎖でつながれて戸外で飼うのが一般でした。でも私は愛犬を鎖につないで飼うことはどうしても出来ませんでした。それに大型犬に近いマルです茅屋の室内で飼うことも出来ません。やむなく茶の間につながる庭に10m四方ほどのサークルを作り、自転車置き場を改造して青色ビニールシートで作ったハウスの中に大型の犬小屋を入れ毛布を敷いてマルの家にしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/7d/80e735c63407fad7d0fb60d5614e9f04.jpg)
冬のマルのサークルです。右の奥の青色のビニールハウスがマルのお家です。ばばちゃんが起きて茶の間の戸を開けるとマルも起きてきて「うをー」とばばちゃんに挨拶するのです。マルにとってはいつも美味しい餌を作ってくれるばっばちゃんが一番大事な主人だったようなんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/4d/d6247004e906f4c5820f88872f4ba5a4.jpg)
こんな雪の中寒くて可愛そうだって、いやマルにそんなことはないんです。子犬の頃には毛布を敷いて犬小屋に湯たんぽをいれてあげましたけど成犬になったマルにはもう必要はなかったのです。散歩から帰ると降る雪の中でこんなして眠るんです。夢は遠くシベリアの雪の平原なんでしょうね。
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大型犬に近いマルなんですけど性格は穏和で従順なんです。ばばちゃんに「伏せ」と言われて「私なにをすればいいんですか」とばばちゃんを見上げているマルです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/33/5e77665b8bea8c80496db558a34dcc1f.jpg)
マルの一番好きなのは川遊びです。「洗ってこい」と言うと喜んで川に飛び込んで遊ぶんです。「帰るよ」というと急いで上がってくるマルでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/70/264b7b2a2b8de2d5e38bee496acc04b2.jpg)
20年前の私はまだ60歳台で元気でした。冬は歩くスキーを履いて里山でマルと遊ぶんです。誰もいませんからリードフリーです。マルはシベリアの橇引き犬です雪原でもぬからないで軽快に走れるんです。マルは野生が残っていますから雪穴に隠れている野ウサギなどを嗅ぎつけておいだし追いかけることなどもありました。でも野ウサギとは競争になりません軽やかに走り去る野ウサギを必死に追って 尾根筋に消えてしまうこともありました。でも大丈夫なんです。しばらくして犬笛を吹くと尾根筋の向こうから飛んで帰ってくるんです。雪原の散歩には犬笛は必需品でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/41/df8eefc402d06f93096efd013ce3ae94.jpg)
そんなマルでしたけど、シベリアンハスキーのマルには日本の気候は合わなかったでしょうね13歳の若さで虹の橋のたもとに旅だってしまいました。当時のペットクリニックはだめでしたね、注射やら投薬やらしてくれるんですけどなんの役にもたちませんでした。 日に日に散歩の距離が短くなって行くんです。そして私の悲しみが深くなるんです。
ついに散歩が出来なくなってマルは茶の間で私と一緒に寝るようになりました。そして一週間ほどした夜トイレに行くとマルは起きだしてサークルに出ていきました。そしていつまでも帰ってきませんでした。マルは元気な頃いつも休んでいたイヌツゲの下で安らかに眠るように死んでいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/b4/73c3dca86480d0b7915bfb3bfd45f7da.jpg)
私はいつもマルと散歩していた道を大声をあげて泣きながら独りで散歩しました。どんなにマルの名を呼んでも帰って来ませんでした。
私は「岩国 西行へ」さんの句に心動かされて20年前の愛犬マルのことを思い起こしました。マル3歳の頃の写真です。
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マルはシベリアンハスキー犬でした。オオカミに一番近い犬種といわれ野生が強く残っていましたけど性格は穏和で従順でした。
当時はまだ犬は小型犬は別として犬を室内で飼うことは少なく鎖でつながれて戸外で飼うのが一般でした。でも私は愛犬を鎖につないで飼うことはどうしても出来ませんでした。それに大型犬に近いマルです茅屋の室内で飼うことも出来ません。やむなく茶の間につながる庭に10m四方ほどのサークルを作り、自転車置き場を改造して青色ビニールシートで作ったハウスの中に大型の犬小屋を入れ毛布を敷いてマルの家にしました。
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冬のマルのサークルです。右の奥の青色のビニールハウスがマルのお家です。ばばちゃんが起きて茶の間の戸を開けるとマルも起きてきて「うをー」とばばちゃんに挨拶するのです。マルにとってはいつも美味しい餌を作ってくれるばっばちゃんが一番大事な主人だったようなんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/4d/d6247004e906f4c5820f88872f4ba5a4.jpg)
こんな雪の中寒くて可愛そうだって、いやマルにそんなことはないんです。子犬の頃には毛布を敷いて犬小屋に湯たんぽをいれてあげましたけど成犬になったマルにはもう必要はなかったのです。散歩から帰ると降る雪の中でこんなして眠るんです。夢は遠くシベリアの雪の平原なんでしょうね。
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大型犬に近いマルなんですけど性格は穏和で従順なんです。ばばちゃんに「伏せ」と言われて「私なにをすればいいんですか」とばばちゃんを見上げているマルです。
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マルの一番好きなのは川遊びです。「洗ってこい」と言うと喜んで川に飛び込んで遊ぶんです。「帰るよ」というと急いで上がってくるマルでした。
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20年前の私はまだ60歳台で元気でした。冬は歩くスキーを履いて里山でマルと遊ぶんです。誰もいませんからリードフリーです。マルはシベリアの橇引き犬です雪原でもぬからないで軽快に走れるんです。マルは野生が残っていますから雪穴に隠れている野ウサギなどを嗅ぎつけておいだし追いかけることなどもありました。でも野ウサギとは競争になりません軽やかに走り去る野ウサギを必死に追って 尾根筋に消えてしまうこともありました。でも大丈夫なんです。しばらくして犬笛を吹くと尾根筋の向こうから飛んで帰ってくるんです。雪原の散歩には犬笛は必需品でした。
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そんなマルでしたけど、シベリアンハスキーのマルには日本の気候は合わなかったでしょうね13歳の若さで虹の橋のたもとに旅だってしまいました。当時のペットクリニックはだめでしたね、注射やら投薬やらしてくれるんですけどなんの役にもたちませんでした。 日に日に散歩の距離が短くなって行くんです。そして私の悲しみが深くなるんです。
ついに散歩が出来なくなってマルは茶の間で私と一緒に寝るようになりました。そして一週間ほどした夜トイレに行くとマルは起きだしてサークルに出ていきました。そしていつまでも帰ってきませんでした。マルは元気な頃いつも休んでいたイヌツゲの下で安らかに眠るように死んでいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/b4/73c3dca86480d0b7915bfb3bfd45f7da.jpg)
私はいつもマルと散歩していた道を大声をあげて泣きながら独りで散歩しました。どんなにマルの名を呼んでも帰って来ませんでした。
今マルの墓には綺麗な花が咲いています。その下にマルは安らかに眠っています
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