さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

私の胸にお出で 泣かないで

2015-08-24 | 日記
 

 澄み切った空に観音様がお立ちになていっらしゃいます。
 かつてこの地に痛ましい交通死亡事故があって遺族の方の悲しみを悼み、そして再び悲しく痛ましい交通事故が起こらないことを祈願してここにこの観音さまが建立されました。



 交通安全観音と申しあげ人々は親しみをこめて祈願しお像の前に花の絶えたことはありません。

 観音様の台座には「慈眼視衆生」とお有り難い観音様のお言葉が刻まれております。慈しみの眼で衆生を視お救いくださるということなんでしょうか。



 この観音様は県道から町の緑地公園遊歩道の入口にお立ちになっていらっしゃって公園の散歩をなさる多くの皆さんがこの観音さまにお祈りをなさっています。観音様はいろんな人のいろんな願いを慈愛の眼で優しく聞いていらっしゃるんですよね。

 観音様の右に立っている石の柱には美しい音色の鐘が下げられており、左の石の柱には菩提車と言われれる石の車がついています。人々は鐘を鳴らしてお祈りし菩提車を回して亡き人の冥福をお祈りするのです。

 私は交通事故でご主人を亡くされた方を知っています。私は奥様が花と水をもってこの観音様にお参りなさる姿にお会いすることが度々あります。尊いことだといつも心打たれます。

 この場所は明るくて見晴らしのいい場所なんですよ。ベンチもあって中学生の女の子達などがおしゃべりしているのを見かけることもあります。楽しい待ち合わせの場所にもなっているんですね。観音様が慈愛の眼で見て見ていらっしゃるんですよね。

 青空をバックにお立ちになっているお姿が美しいと思いました。