この花マリーゴールドっていうんでしょうか?
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8月8日は立秋でした。野の道にはススキなども見えてそこはかとなく秋の気配も感じるんですけどもまだまだ厳しい暑さが続いています。
もう何日も雨の降らない日が続いて町外れの鶴沼橋の上はからからに乾燥して強い陽射しに炙られていました。その橋の縁石の際のわずかばかりの土や砂やほこりが吹きだまった場所にこの花が咲いていました。わずか10数cmの小さな花でしたけど葉の緑も鮮やかで花もきれいでした。
こんな場所にこんな花が小さいけど見事に美しく咲いている。私は感動してしまいました。こんな場所に種を落とされて力強く生き抜いて花を咲かせている、私は感動の心いっぱいにシャッターを切りました。なんか私に勇気与えてくれた花でした。
マツヨイグサ、私は宵待ち草と呼んでいました
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少し涼しくなった宵の散歩道に咲いていました。きれいな花なんですけども撮るのって難しいんです。私はカメラに着いているストロボしか持っていませんから正面からしかストロボは光らせません。だからマツヨイグサのやわらかく美しい黄色が平板になってしまってうまく撮れないんです。
「まてど暮らせど来ぬ人を・・]私は大正末年の生まれですからこの花に竹久夢二の詩を想い浮かべてなんとなく美しくてやるせないような気持ちになるのです。
ヒルガオの花
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初夏の頃から咲き始めて酷暑の夏も咲き続けています。そっくりな朝顔は早朝に咲いて日が昇るとしぼんで趣きがあります。だから人々に愛されます。ヒルガオは日中も変わりなく咲き続けているのであまりみんなに好かれません。私ももうちょっとたおやかさがあって欲しいなとは思いながら好きな花のひとつです。
あれっ、おかしな白い花が咲いています
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小さいけどちょっとばかり不気味です。それだけに私の気をひくんです。名前は私のポケット図鑑を1枚1枚めくって見ましたけど見つかりませんでした。キカラスウリの花なんですね。みいたんさんに教えて頂きました。
センニンソウ?
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蔓草にいっぱい線香花火に似た白い花をいっぱいに咲かせています。ポケット図鑑をめくって見たらどうやらセンニンソウというらしいです。私の好きな花のひとつです。
オニユリの花
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鶴沼緑地公園の堤の土手のあちこちにいっぱい咲いていました。土手の草を刈る時にちゃんと刈り残しておいてくれたんですね。嬉しいんです。
私はこの花に思いがあるんですよ。幼いころ暮らしていた山峡の小さな聚落の家々の茅屋根のぐし(屋根の上の棟)にこの花が美しく咲いていた記憶があるんです。鬼ユリといいますけど、この花は疫病神から家々を守る霊力があると考えられていたのではなかろうかと思うんです。
ちなみに集落の古民家の天井の棟木の東側にはたくましい男根が縄を丸めて作った丸いボールをふたつけてつり下げられ、西側には女性のシンボルが向かいあっていました。
村外れにある双体道祖神は集落を疫病神から守ると聞いたことがあります。同じ働きなんでしょうね。
そんなこんないろんな思いをこめて秋分の日の花々を楽しみながらの散策でした。立秋の酷暑も4時近くの風は涼しくなっていました。