早春の流れに老いがただずんで
あの人と二人の幼い日々が遠くなりました
降り続く雨が止まないんですよ
新緑の渓谷を渡る列車が遠く見え
まだ80歳代の若かった頃会津只見線の滝谷(たきや)駅におりて中野林道を上った林の中の狭い撮影場所に三脚をたてて30分ほど待って連写にセットして撮った写真です。ガタゴトと列車の音が聞こえてきた時は嬉しかったんですよ。
でももう行けませんね93歳の私の弱った脚では中野林道を重い機材をしょって登るのはちょっともう無理でしょうし、またコロナ流行のおり小さな集落の中野の人たちはカメラなど持って訪れたひとなど見れば迷惑そうに猜疑の目で見るでしょうから・・・
5月の新緑の頃訪れてゆっくりと楽しみたい気持ちがないわけではありませけど行かないのが滝谷駅のある中野集落の方々への礼儀でもあると思って写真で懐かしむことに致します。