さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

尾根道の緑にツツジの赤がきれいです

2013-05-26 | 日記

 私が楽しんでいる里山です。尾根の左上の凹部をよく見ると小さな木立が見えます。ここが高寺山登山道の取り上げ峠だと思います。そして尾根道の右端のあたりがスキー場頂上のリフトの降り口だと思います。この尾根の道を1時間かけてゆっくり花などを愛でて歩きます。


尾根道に咲くヤマツツジの花が鮮やかです。子供のころこの花を摘んで食べました。甘酸っぱい味がして美味しかったです。




 道々に咲くレンゲツツジもきれいです。来月あたりは雄国沼のレンゲツツジが満開で周りの全山が朱色に染まって見事です。50分もあれば車で行けるんですけど老体のじじいには残念ながらちょっと無理のようです。




 この花、私はドウダンツツジと思っていました。私の古里只見にこの花と似たサラサドウダンツツジの古木があって、樹齢千年、根もとから数本に枝分かれして東西8m、南北10m、霊気を感じる古木です。県天然記念物に指定されています。それをみていたのでドウダンツツジとばかり思っていたのです。実は違うんですね、「ガクウラジロヨーラク」というんだそうです。会津マッチャンさんに教えてもらいました。

 登山口から花など愛でて2時間スキー場の頂きでスポーツドリンクを飲みながら眺める会津平らの眺めは最高です。

心地よい疲れが気持ちいいですよ。最高の幸せです。

木漏れ日の中のヒトリシズカを懐かしむ

2013-05-25 | 日記


 この花の可憐さを愛でて静御前になぞらえてつけられた名前だそうですけど、恋う人を思って舞った静御前の悲しい心の花なんでしょうか・・

 遠い遠いあの日、4~5人の仲間と古い峠道を散策していたときあの人は言いました「あ、これヒトリシズカですね」と、花は咲いていませんでしたけど濃い緑の小さな草が美しく見えて心にとまりました。


 そして60数年忘れていましたけど、私はヒトリシズカの花をこの杉木立の木漏れ日の中に初めてみました。そして遠い日の思いをよみがえらせ懐かしみました。

 この静かな美しさをなんとか撮ろう必死に苦労したんですけど、ブルさんみたいに心のある花の写真は撮れません。こんなつまらない写真になってパソコンの前でじじいはがっかりしています

静かな杉木立ちの道を登っていきました。

2013-05-24 | 日記


そしたらありました、白い楚々した美しい花が


静かに林の中に咲いていました。


イカリソウです。


この花に30代の若い頃のおもしろい思い出があるんですよ。

 50代の先輩が私に言うんですよ。「君はよく山遊びに行くようだがイカリソウのあるところを知っているか」と、「はい、そんな珍しい植物ではありませんからいくらでもありますよ。ご案内しましょうか」 そして二人で近くの山へいきました。イカリソウを見ると先輩は大喜びして夢中で採っていらっしゃいました。なにになさるんでしょうか。不思議に思ってみていました。

 次の日、先輩は誇らしげに同僚に笑顔でイカリソウについて何か話していました。そして休日に何人かでまた山にイカリソウ採集にでかけたようです。 

 あとでわかったんですけど、先輩たちは「イカリソウ」をいかって元気が出る薬草と思ったらしいんです。私は笑ってしまいました。イカリソウは花の形が舟の錨(いかり)に似ているからの名前でいかるからついた名前ではないことを知っていたからです。

 先輩たちは暗示にかかっていかられたんでしょうか。まぁよかったです。欲しい方がいらっしゃればいつでもご案内いたしますよ。

おいでおいでと山の花がじじいを呼んでたよ

2013-05-23 | 日記
  すばらしい晴天、朝ばばちゃんを糸桜里の湯に送って、午後は山に誘われて2時間半山道に咲く花を楽しんできました。

高寺山登山コースからスキー場への道です


 
ヤブウツギの花が咲いていました


 
よく見ると花はこんなにきれいです


 
 ヤブウツギの花を見るとばばちゃんは言うんです。
「きれいだけど、お葬式のとき黄泉の国(よみのくに)に旅立つ杖にとお棺の中にこの花の木の杖を入れるからどうしても好きになれない」と。同郷のじじいもそう思うのです。「父の時も、母の時も極楽への道の旅が出来るようにと」この杖をお棺に入れましたから。

 でも、ようやく近頃はすなおにこの花を美しいと見ることが出来るようになりました。今住むこの町にはこんな風習はありませんから。

 スキー場から見る会津平はもやっていました



 さわやかな緑と初夏の風に吹かれてたくさんの花を楽しむことが出来ました。これから一種類ずつ毎日投稿するつもりです。

 ほんとのところは一度に書くと種がつきて困ってしまうのです。えへへ・・

たくましく生き残りを掛けた田植えです

2013-05-22 | 日記


 大型のまるで戦車のような大型の田植機がものすごいスピードで田植えを進めています。広い水田には活気があふれています。

この方は数十ヘクタールの水田の委託耕作受けてたくましく農業を進めていらっしゃると聞いています。休耕田の麦や蕎麦の栽培など手広い農業経営をなさってもいらっしゃるんですね。

 しかも、町の農業経営推進事業や豊かな生活のための文化活動のリーダーでもいらしゃるんです。

 いま農村はおおきな変革の時を迎えています。このような時期だからこそこのようなたくましい方の生きざまが輝いて見えるのですね。大型の新車の田植機が輝いて見えました。