おはようございます。
今日はどんより曇ってます。
さて、今朝の朝刊を見て私は愕然としてしまいました・・・
なんと
高校野球選手権大会兵庫大会において、
〔東洋大姫路〕が初戦にて敗退してしまったのです
センバツベスト4ですよ・・センバツで優勝した「沖縄尚学」に準決勝で勝利目前まで迫ったあの東洋が・・
しかも昨日の先発はエースの佐藤君だったというのに・・
まだ初戦だし、当然勝つものと思って昨日の夜も試合結果を確認せずにいただけに新聞を見てのショックは大きかったです。
高校野球は怖いですね。
当日の試合の流れと勢いに流されてしまう事があり、焦れば焦るほどどうにもならなくなってしまうんですね・・・
私が高校2年生の時、我が弱小網干高校野球部は学校創立7年目にして夏の大会で初めて勝利し沸きかえっておりました。
弱い学校が1回戦を勝っただけなのに、新聞に大きな写真付で記事になるわ、校長のコメントが載るわで大騒ぎでした。
そしてその勢いのまま2回戦、相手はその年の優勝候補の一角「三田学園高校」でした。
網干高校の新聞の学校紹介に載った練習試合の戦績はたしか4勝16敗・・
相手の監督は当然控えの投手を先発に回してきました
こちらの先発は私の同級の2年生、山本君。荒れ球が特徴の彼はその日今まで見た事もないくらい調子よく、バッターが慌てて避けないといけない内角球が行ったかと思うと次は外角低めにズバッとストライク
ってな感じで完封ペースでした。
すると、相手のエラーが絡んだり、先輩方が今まで見た事もないようなバッティングをしたりしてあれよあれよと言う間に4点を取ってしまいました。
焦った相手の監督は慌ててエースを投入
この彼が凄い
エースが出てきたとたん、当時の兵庫県大会タイ記録となる
〔7者連続三振〕をくらってしまいました・・・そのうちの5番目の三振が私でした・・・
とにかく当ててやろうとバットを短く持って打ちに行くのですが、アンダースローの彼の投球は内角低目から外角高めにグングン伸びてきて、恥ずかしながらかすりもしませんでした・・
そのときに私は思ったのです、「あぁ、甲子園を目指してる人というのはこういう人たちのことを言うんだな・・」
ちなみに8人目はバンドをして三振は止まりました・・・
ところが、焦りの溜まった彼らは山本君を打ち崩せず、結局押し出しの四球で与えた1点だけに押さえ、なんと我々は勝ってしまったのです・・
今思えばなんと可哀想な事をしてしまったのだろう・・
彼らは本気で甲子園を目指していたはずなのです・・・相手ベンチで激しく泣いていた彼らを思い出します・・・
そういう彼らに勝った我々は次の3回戦で、12-0の大差で5回コールド負けしたのでありました・・・
コールド負けして泣き崩れる先輩とともに私も泣きましたが、今思えばなんてずうずうしいのか・・三田学園の選手のことを思うと申し訳なくて・・
ちなみに我らがエース山本君は「三田学園戦」が彼のピークだったようで、3年生になった夏の大会にもあの時の輝きは取り戻せず、網干高校至上最強と謳われた我々は初戦で敗退したのでありました・・
高校野球の勢いの怖さを書きたかっただけなのですが、20年以上も前の熱かった時代を思い出し、ついつい長くなってしまいました。
とにかく東洋に勝ってしまった「北条高校」にはただただ頑張って欲しい
我々の二の舞だけにはならないように、一つでも多く勝ち上がって欲しいと思います。
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有難うございます。
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