社長の塩津です。
今日は前回の続きで姫路城大天守保存修理工事 現場視察の2回目です。
その1でも紹介したように兵庫建築士会姫路支部の研修会として行われていて、姫路支部のみの特権を生かした研修会であります。
ご尽力いただいた姫路支部の幹部の皆様、姫路市役所ご担当者様、本当にありがとうございます。
それでは続きです。西の丸、隅櫓の足場の上で市役所の方より説明を受けているところからです。

前回はこの写真で終わりました。

この写真は足場の上より撮りました。足場がなければ隅櫓の屋根の上からの写真になりますよね~。
これは大変貴重なアングルです。 きっと

・・・・・(怖くて斜めに撮れてますね

)
左官職人の仕事を見ていきましょう。
入母屋部分の飾りです。

この飾り部分を何と呼ぶのか分かりません。妻飾りで良いのかな?? 左官職人の腕の見せ所です。
こんな近くで見てもすごく奇麗です。

定規を当てながら左右対称に仕上げられていきます。一番腕の良い職人さんでしょうか?彼が大天守の妻飾りも仕上げるのでしょうか。

この写真も足場の上からです。今居る西の丸東の隅櫓から西の隅櫓を撮ってます。
外部の見学を終え隅櫓の内部に入ります。

入口横の壁です。かなり漆喰が変色しています。

内部です。創建当時よりあまり手が加えられていないのでしょうか?かなり傷んでます。

何時置かれた瓦でしょうか?この隅櫓の内部は工事中以外の時でも一般の方は入れないのでしょうね。ほこりまみれで全く手が入ってない感じです。

足場の控えを取る事が出来ないので内部の窓越しにロープで引っ張っています。

2階部分です。市役所の方より、危険だから上がらないようにと言われました。床もかなり傷んでますが、棟木も折れているそうです。
この隅櫓の次回の修理は約30年後だそうです。その時は解体修理をしなければ持たないのではないかとの事です。
ここまでで隅櫓の見学は終了です。
いかがでしたか。姫路城の中ではほんのちっぽけな一部分にすぎないですが大変な工事ですね。大天守の修復が話題になってますが、お城全体を保存していく苦労が本当に良くわかります。天守以外はこのように順番に修理されていきます。常にどこかの修理をしているとの事です。その周期が30年なのです。
今日はここまでです。

次回は西の丸百廊下の修復現場になります。
では次回をお楽しみに

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