2012年6月10(日) 昨日土曜日は、妻と久し振りに映画館に行き、『アーティスト』を観て、お昼ご飯はお好み焼きと生ビール。 夕方からは、馴染みの銭湯で日頃の疲れを癒し、たっぷりのウオーキングと良い映画、おいしいお好み焼きと昼間のビール、そして銭湯では知り合いの漁師さんとサウナで会話を楽しむ、のんびりまったりの土曜日であった。
そして日曜日。 今日はラッキーな事に梅雨の晴れ間。 キャンプツーリング派の私ではあるが、この日曜日は日帰りツーリングを楽しむとしよう。
***
朝5時。 いつものように、『さあ、今日はどこ行こう?』 天気をチェックし、地図を眺めていると、なんとなくお気に入りの浜で釣りがしたくなり、江田島方面に決定!
しかしながら、海沿いの道を走っていると、なんだかとても穏やかな良い天気。 絶好のツーリング日和である。
『うーん、これはなんだか遠くに行きたい気分になってきた! ようし、倉橋方面に変更だ』
という訳で、倉橋島の浜に到着。 おっちゃんに300円也の駐車料金を支払うと、日帰りツーリングの準備。
安全装備とポットに詰めてきたコーヒー、そして非常用の飲料水。 簡単なものである。
さて、ここからも様々なルートが選択できる。 『さて、どこ行こう?』
iphoneを取り出し、地図をチェックしていると、なんだか『保高島』に行きたくなってきた。 ようし、今日はまず保高島!
穏やかな梅雨の瀬戸内海を漕ぎ進む。
保高島までは6km程度なので、約1時間コースである。 とはいえ、ここは海峡横断となる島渡り。 気は抜けない。
シーカヤックを始めて2-3年経った頃、そろそろ一人で遠出がしたくなり、地図を買っては島までの距離を測って、『さあ、どこへ漕ぎに行こうか?』と楽しみにしていた時期がある。 その頃は、アクアテラのスペクトラムと言う川でも海でも遊べるという、つまりどちらにも中途半端なカヤックで海を漕いでいた。
ある日、天気が良かったので、そのスペクトラムで保高島へ渡る事にしたのである。
もちろん私の事なので、その時もソロツーリング。 (当時は)遥か彼方に見える小さな無人島。 『ああ、あそこまで無事に辿り着けるかなあ?』 『帰りに荒れてきたらどうしよう?』 『まさか、サメなんて出ないよね』 まさに、ドキドキわくわく。
日帰りではあるが、航路も橋もない島への海峡横断なので、当時は私にとって大冒険であった。
行きは良かったが、帰りは北風が吹き出し、荒れ気味の波の中を、緊張しながら漕ぎ戻った事を、今でも良く覚えている。 懐かしいなあ!
淡々と漕ぎ進むと、徐々に保高島が近付いてくる。
幸い海も穏やかで、最高のツーリング日和。
海には時折、赤クラゲが浮かんでいる。 水クラゲは少ないのだが、なぜか赤クラゲの比率が高い。
昨日の夜、行き付けの銭湯で話しをした顔馴染みの漁師さんが、『6月に入ってから、急にクラゲが増えて大変なんよ。 網から外す時に刺されるし、手間じゃし』と言ってた事を思い出した。
ツーリングには最高のコンディションであり、少し逆潮ではあったが、今日はちょうど1時間で保高島へ到着した。
***
ウイルダネスシステムズのケープホーンを浜に引き揚げ、しばし休憩。
iphoneにイヤホンをつなぎ、聴くのは最近お気に入りの 『本田美奈子_つばさ』
これまで彼女の事は、若くして病気でなくなってしまった事は知っていたが、彼女の歌に興味もなく聴く事はなかったのが、ふとした切っ掛けで『命をあげるよ』、『つばさ』を聴いてみると、完全にはまってしまったのだ。 特に、『つばさ』の『伝説のロングトーン』は、私にとっては驚きの世界であった。
ポットに詰めてきたドリップコーヒーを飲みながら、瀬戸内の離島の、最高に澄んだ海を眺めながら静かな浜で聴く『つばさ』 最高!
浜を散策してビーチグラスも集めてみた。 静かな初夏の休日の一時。 完全にリゾート気分である。
***
『さて、この後はどうしよう?』 地図を眺め、海を眺め、風を確認し、『ようし、手島から端島まで行ってみようか』
そう、この自由さが、ソロツーリングの良さであり、私がソロツーリングを何より愛する理由である。
人と交渉したり、調整したり、妥協したりすることなく、自分の気分次第で行き先を決め、行きたくなければ行かないだけ。 安全確保を含め全て自己責任で、自分の行動を判断できるこの自律/自立の感覚があるからこそ、小さな手漕ぎ舟で一人で海を自由に歩く楽しみを感じることができるのだと実感している。
私にとってシーカヤックとは、鍛錬のためやテクニックを磨くための道具ではなく、ましてや争うための道具では決してなく、海旅や瀬戸内海洋文化を楽しむための大切な道具なのだ。
***
保高島をカウンタークロックワイズで一回り。
そこからバウを南に向け、手島へ。
手島の西岸を漕ぎ進み、端島の東端の小島に到着。
ここをグルリと廻ると。。。 『おお、これは!』
なんとも素晴らしいプライベートビーチ。
瀬戸内の離島にあるプライベートビーチを探して、そこで楽しい時間を過ごす事を、なによりの楽しみにしている私は、もちろんこの小さな浜に上陸した。
PFDを脱ぎ、海守Tシャツを脱ぐと、海へ!
空は晴れ、海水温はちょうど良く、瀬戸内の離島ならではの海の透明度。 2012年の初泳ぎは、最高のプライベートビーチでの海水浴となった。
***
『さて、そろそろ戻るとするか』
出発した浜は、遥か遠くに霞んでいる。
ここから再び1時間ちょっとのパドリングで、出発した浜に戻ってきた。 今日は、休憩30分を含めて4時間のツーリング。 日帰りとは言え、大満足である。
シーカヤックを片付け、カートップすると、着替える前にもうひと泳ぎ。
この週末は、ウオーキングに映画にお好み焼き&ビール、そして銭湯と日帰りツーリング&初めて見つけたプライベートビーチでの初泳ぎ。
とても充実した週末であった。 『いやあ、いよいよ瀬戸内にも夏がやって来たなあ!』
そして日曜日。 今日はラッキーな事に梅雨の晴れ間。 キャンプツーリング派の私ではあるが、この日曜日は日帰りツーリングを楽しむとしよう。
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朝5時。 いつものように、『さあ、今日はどこ行こう?』 天気をチェックし、地図を眺めていると、なんとなくお気に入りの浜で釣りがしたくなり、江田島方面に決定!
しかしながら、海沿いの道を走っていると、なんだかとても穏やかな良い天気。 絶好のツーリング日和である。
『うーん、これはなんだか遠くに行きたい気分になってきた! ようし、倉橋方面に変更だ』
という訳で、倉橋島の浜に到着。 おっちゃんに300円也の駐車料金を支払うと、日帰りツーリングの準備。
安全装備とポットに詰めてきたコーヒー、そして非常用の飲料水。 簡単なものである。
さて、ここからも様々なルートが選択できる。 『さて、どこ行こう?』
iphoneを取り出し、地図をチェックしていると、なんだか『保高島』に行きたくなってきた。 ようし、今日はまず保高島!
穏やかな梅雨の瀬戸内海を漕ぎ進む。
保高島までは6km程度なので、約1時間コースである。 とはいえ、ここは海峡横断となる島渡り。 気は抜けない。
シーカヤックを始めて2-3年経った頃、そろそろ一人で遠出がしたくなり、地図を買っては島までの距離を測って、『さあ、どこへ漕ぎに行こうか?』と楽しみにしていた時期がある。 その頃は、アクアテラのスペクトラムと言う川でも海でも遊べるという、つまりどちらにも中途半端なカヤックで海を漕いでいた。
ある日、天気が良かったので、そのスペクトラムで保高島へ渡る事にしたのである。
もちろん私の事なので、その時もソロツーリング。 (当時は)遥か彼方に見える小さな無人島。 『ああ、あそこまで無事に辿り着けるかなあ?』 『帰りに荒れてきたらどうしよう?』 『まさか、サメなんて出ないよね』 まさに、ドキドキわくわく。
日帰りではあるが、航路も橋もない島への海峡横断なので、当時は私にとって大冒険であった。
行きは良かったが、帰りは北風が吹き出し、荒れ気味の波の中を、緊張しながら漕ぎ戻った事を、今でも良く覚えている。 懐かしいなあ!
淡々と漕ぎ進むと、徐々に保高島が近付いてくる。
幸い海も穏やかで、最高のツーリング日和。
海には時折、赤クラゲが浮かんでいる。 水クラゲは少ないのだが、なぜか赤クラゲの比率が高い。
昨日の夜、行き付けの銭湯で話しをした顔馴染みの漁師さんが、『6月に入ってから、急にクラゲが増えて大変なんよ。 網から外す時に刺されるし、手間じゃし』と言ってた事を思い出した。
ツーリングには最高のコンディションであり、少し逆潮ではあったが、今日はちょうど1時間で保高島へ到着した。
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ウイルダネスシステムズのケープホーンを浜に引き揚げ、しばし休憩。
iphoneにイヤホンをつなぎ、聴くのは最近お気に入りの 『本田美奈子_つばさ』
これまで彼女の事は、若くして病気でなくなってしまった事は知っていたが、彼女の歌に興味もなく聴く事はなかったのが、ふとした切っ掛けで『命をあげるよ』、『つばさ』を聴いてみると、完全にはまってしまったのだ。 特に、『つばさ』の『伝説のロングトーン』は、私にとっては驚きの世界であった。
ポットに詰めてきたドリップコーヒーを飲みながら、瀬戸内の離島の、最高に澄んだ海を眺めながら静かな浜で聴く『つばさ』 最高!
浜を散策してビーチグラスも集めてみた。 静かな初夏の休日の一時。 完全にリゾート気分である。
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『さて、この後はどうしよう?』 地図を眺め、海を眺め、風を確認し、『ようし、手島から端島まで行ってみようか』
そう、この自由さが、ソロツーリングの良さであり、私がソロツーリングを何より愛する理由である。
人と交渉したり、調整したり、妥協したりすることなく、自分の気分次第で行き先を決め、行きたくなければ行かないだけ。 安全確保を含め全て自己責任で、自分の行動を判断できるこの自律/自立の感覚があるからこそ、小さな手漕ぎ舟で一人で海を自由に歩く楽しみを感じることができるのだと実感している。
私にとってシーカヤックとは、鍛錬のためやテクニックを磨くための道具ではなく、ましてや争うための道具では決してなく、海旅や瀬戸内海洋文化を楽しむための大切な道具なのだ。
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保高島をカウンタークロックワイズで一回り。
そこからバウを南に向け、手島へ。
手島の西岸を漕ぎ進み、端島の東端の小島に到着。
ここをグルリと廻ると。。。 『おお、これは!』
なんとも素晴らしいプライベートビーチ。
瀬戸内の離島にあるプライベートビーチを探して、そこで楽しい時間を過ごす事を、なによりの楽しみにしている私は、もちろんこの小さな浜に上陸した。
PFDを脱ぎ、海守Tシャツを脱ぐと、海へ!
空は晴れ、海水温はちょうど良く、瀬戸内の離島ならではの海の透明度。 2012年の初泳ぎは、最高のプライベートビーチでの海水浴となった。
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『さて、そろそろ戻るとするか』
出発した浜は、遥か遠くに霞んでいる。
ここから再び1時間ちょっとのパドリングで、出発した浜に戻ってきた。 今日は、休憩30分を含めて4時間のツーリング。 日帰りとは言え、大満足である。
シーカヤックを片付け、カートップすると、着替える前にもうひと泳ぎ。
この週末は、ウオーキングに映画にお好み焼き&ビール、そして銭湯と日帰りツーリング&初めて見つけたプライベートビーチでの初泳ぎ。
とても充実した週末であった。 『いやあ、いよいよ瀬戸内にも夏がやって来たなあ!』