2014年9月27日(土) 今年で7年目となる夏のシーカヤック教室。
ここ数年は、夏の終わりに近くの島に渡ってカレーを作って食べたり、釣りをしたり、泳いだり、キャッチボールをしたりと、芸予諸島の晩夏/初秋の海を子供達と楽しむのが定番となっている。
今日は、その島渡りの日。 晴れて海が穏やかだといいなあ。
***
朝、いつもの場所に到着。
途中の海沿いでは、結構風が吹いていたり、潮が流れていたりしたのだが、ここは穏やかで絶好のツーリング日和。
まずは、挨拶をして準備運動。
今年も、毎年この島渡りのサポートをいただき、お世話になっているベテランの方が来てくださった。
ありがたいことである。 そしてなにより、心強い。
PFDの装着状態を確認し、シングル艇を漕ぎたい子供に手を挙げてもらい、これなら大丈夫というペアで舟割りを決めていく。
そして、印刷してきた今日の天気予報、潮汐情報、距離情報を見せながら、ツーリング前のナビゲーション。
いくら小学生を対象としたシーカヤック教室や、その〆としてのツーリングとはいえ、何も考えずに付いて来いというスタイルにはしたくない。
なんと言っても、シーカヤッカーは、自立/自律が基本である。
できる限りの情報を集め、目的意識を持ち、自分たちの力で目的地まで行くのだという事を、実感してもらいたいと思っている。
『じゃあ、出発しようか』 『Yさん、いつものように先頭をお願いします。 私はしんがりを務めますから』
今日は大潮で、特にこの辺りは流れが複雑なので、細心の注意を払って漕ぎ進む。
少し雲があり、潮波も立ってはいるが、絶好のツーリング日和。
一人一人の表情やスピードを確認し、時には声をかけながら漕ぎ進む。
***
タンデム艇の前に乗っていた女の子が少し船酔いしたようだが、無事に島に到着。
今は大潮の満潮なので、浜がない事は織り込み済み。
ここからは、のんびりまったりと島時間を楽しむ。
あるグループは、伴走船に乗って船釣りへ。
他の人々は、竿を取り出し陸釣りを始める。
そして、残った職員さんと子供達は、お昼ご飯の準備を開始。
ここへの島渡りでは、カレーを作るのが定番である。
***
今年は、ご飯は上手く炊けたのだが、カレーの水量が多く、スープカレーの雰囲気。
それでも、海を眺めながら外で食べるカレーは、やっぱりおいしいな。
『ごちそうさまでした!』
***
午後は、潮も引き始め、浜が顔をのぞかせる。
そして、元気な子供達は、初秋の海にサブーン!
たまらず俺も、PFDを付けてザブーン! プカリ、ぷかぷか。
『ああ、気持ちええなあ。 今日の気分は、まだまだ夏やなあ』
***
芸予諸島の晩夏/初秋をたっぷりと堪能。
『じゃあ、そろそろ帰る準備をしようか』 荷物を片付け、記念撮影。
『ここからは、引き潮で追い潮になる。 島の岸に沿って戻りましょう』
帰りは俺が先頭を漕ぎ、ベテランのYさんにしんがりをお願いする。
海は朝よりも穏やかになり、追い潮で、絶好のコンディション。
行きはタンデム艇の前で船酔いになった子も、帰りは自らシングル艇を志願し、ここまで無事に漕いできた。
『すごいじゃない! よう頑張ったなあ。 えらい、えらい』
行きも帰りもシングル艇を漕いだ男の子に、『どうやった?』と聞くと、
『すごい、楽しかったです!』と、満面の笑みで答えてくれる。
このような子供達の成長と、本当によろこんでくれているのが伝わってくる嬉しい反応が、なによりの励み。
7年間続けてきてよかったなあと、心底実感する時である。
シーカヤック教室と〆の島渡りを通じて、参加してくれた子供達も、担当する職員さんも、そしてなにより俺自身も、一歩一歩成長していることが実感できている。
俺が大事にしているテーマである『瀬戸内海洋文化の復興、創造、そして継承』を、実践し続ける事ができている唯一の取り組み。
これからも、大切に続けて行きたいものである。
***
『ようし、ここまで無事に戻って来たよ。 港に入る時が一番危ないんだ。 最後まで、気を抜かずにしっかり漕ごうな』
一夏を一緒に過ごした、かわいいシーカヤック部員達と島渡りを堪能した、至福の休日。
『みんな、本当にありがとう!』
ここ数年は、夏の終わりに近くの島に渡ってカレーを作って食べたり、釣りをしたり、泳いだり、キャッチボールをしたりと、芸予諸島の晩夏/初秋の海を子供達と楽しむのが定番となっている。
今日は、その島渡りの日。 晴れて海が穏やかだといいなあ。
***
朝、いつもの場所に到着。
途中の海沿いでは、結構風が吹いていたり、潮が流れていたりしたのだが、ここは穏やかで絶好のツーリング日和。
まずは、挨拶をして準備運動。
今年も、毎年この島渡りのサポートをいただき、お世話になっているベテランの方が来てくださった。
ありがたいことである。 そしてなにより、心強い。
PFDの装着状態を確認し、シングル艇を漕ぎたい子供に手を挙げてもらい、これなら大丈夫というペアで舟割りを決めていく。
そして、印刷してきた今日の天気予報、潮汐情報、距離情報を見せながら、ツーリング前のナビゲーション。
いくら小学生を対象としたシーカヤック教室や、その〆としてのツーリングとはいえ、何も考えずに付いて来いというスタイルにはしたくない。
なんと言っても、シーカヤッカーは、自立/自律が基本である。
できる限りの情報を集め、目的意識を持ち、自分たちの力で目的地まで行くのだという事を、実感してもらいたいと思っている。
『じゃあ、出発しようか』 『Yさん、いつものように先頭をお願いします。 私はしんがりを務めますから』
今日は大潮で、特にこの辺りは流れが複雑なので、細心の注意を払って漕ぎ進む。
少し雲があり、潮波も立ってはいるが、絶好のツーリング日和。
一人一人の表情やスピードを確認し、時には声をかけながら漕ぎ進む。
***
タンデム艇の前に乗っていた女の子が少し船酔いしたようだが、無事に島に到着。
今は大潮の満潮なので、浜がない事は織り込み済み。
ここからは、のんびりまったりと島時間を楽しむ。
あるグループは、伴走船に乗って船釣りへ。
他の人々は、竿を取り出し陸釣りを始める。
そして、残った職員さんと子供達は、お昼ご飯の準備を開始。
ここへの島渡りでは、カレーを作るのが定番である。
***
今年は、ご飯は上手く炊けたのだが、カレーの水量が多く、スープカレーの雰囲気。
それでも、海を眺めながら外で食べるカレーは、やっぱりおいしいな。
『ごちそうさまでした!』
***
午後は、潮も引き始め、浜が顔をのぞかせる。
そして、元気な子供達は、初秋の海にサブーン!
たまらず俺も、PFDを付けてザブーン! プカリ、ぷかぷか。
『ああ、気持ちええなあ。 今日の気分は、まだまだ夏やなあ』
***
芸予諸島の晩夏/初秋をたっぷりと堪能。
『じゃあ、そろそろ帰る準備をしようか』 荷物を片付け、記念撮影。
『ここからは、引き潮で追い潮になる。 島の岸に沿って戻りましょう』
帰りは俺が先頭を漕ぎ、ベテランのYさんにしんがりをお願いする。
海は朝よりも穏やかになり、追い潮で、絶好のコンディション。
行きはタンデム艇の前で船酔いになった子も、帰りは自らシングル艇を志願し、ここまで無事に漕いできた。
『すごいじゃない! よう頑張ったなあ。 えらい、えらい』
行きも帰りもシングル艇を漕いだ男の子に、『どうやった?』と聞くと、
『すごい、楽しかったです!』と、満面の笑みで答えてくれる。
このような子供達の成長と、本当によろこんでくれているのが伝わってくる嬉しい反応が、なによりの励み。
7年間続けてきてよかったなあと、心底実感する時である。
シーカヤック教室と〆の島渡りを通じて、参加してくれた子供達も、担当する職員さんも、そしてなにより俺自身も、一歩一歩成長していることが実感できている。
俺が大事にしているテーマである『瀬戸内海洋文化の復興、創造、そして継承』を、実践し続ける事ができている唯一の取り組み。
これからも、大切に続けて行きたいものである。
***
『ようし、ここまで無事に戻って来たよ。 港に入る時が一番危ないんだ。 最後まで、気を抜かずにしっかり漕ごうな』
一夏を一緒に過ごした、かわいいシーカヤック部員達と島渡りを堪能した、至福の休日。
『みんな、本当にありがとう!』