あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 呉探索サイクリング_艦船めぐり&海上自衛隊呉資料館、狩留賀海水浴場

2016年03月12日 | 旅するシーカヤック
2016年3月12日(土) 海に出るつもりであったが、浜に行ってみると以外と風がある。
気温も低く、曇りで風の中を漕ぐのも気分が乗らないので、急遽予定を変更。

一旦家に戻り、ポットに熱い紅茶を詰めると、クルマから自転車を下ろして出発である。

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呉越え峠を登って下り、呉市内へ。

さて、今日は何をして楽しもう?

自転車を漕ぎ、徐々に海が近づいてくる。


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呉の桟橋に到着。

ここは展望台があるので、紅茶を飲んでしばし休憩。

高い所から桟橋を眺めていると、小さな船が戻ってきた。

???

『あれは何だろう? 何か観光のイベントでもあるのかなあ』
1Fに降りてフロアを回ってみると。。。

こんなものを見つけることができた。

艦船めぐり。 30分コースで、1,300円との事。
船旅好きの俺は、すぐに申し込む事に。

受付には、今日、海上自衛隊呉基地に停泊している船の情報も掲示されている。

楽しみだ!

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11時丁度に船が出港。

ここからは、戦艦大和が建造されたドッグや、海上自衛隊呉基地を巡る30分の船旅である。


護衛艦いせ。

ヘリコプターを搭載するように設計された護衛艦だとの事。
ガイドは、自衛隊のOBの方。

普段聴く事のない、呉基地の位置付けや、護衛艦の様々な装備などについてのお話が聞けて、とても興味深いツアーである。

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日本で潜水艦基地があるのは、横須賀と呉だけなのだそうだ。

ここでは、最新鋭の潜水艦だという『そうりゅう』が。
蒸気が出ているのは、ディーゼルエンジンで発電し、潜水航行用のバッテリーを充電しているのだということを、初めて知ることができた。
黒い表面は、吸音材が張り詰められているのだそうで、また尾翼がX型になっているのも、最新鋭潜水艦の特徴なのだそうだ。

訓練用の潜水艦も、充電中であった。


護衛艦の攻撃用装備についての話も、非常に興味深いもの。

船舶でも、ステルス性を考慮した設計が為されているというのも、初めて知ることができた。


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木造船だという掃海艇も。

今、造船所で建造されているこの貨物船は、戦艦大和よりも大きいのだとか。

これにはビックリ。

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桟橋に戻ると、海上自衛隊呉資料館へ。

てつのくじら館。
昼前なので、まずはここでお昼ご飯。

限定35食だというカレーをいただくことに。

その後は、資料館を見学。

撮影可能だというのが嬉しい限り。
特別企画は、掃海の歴史。

日本近海に、こんなに機雷が敷設されていたというのは知らなかった。

また昔話だと思っていたら、平成26年にも処理された機雷があるのだそうだ。

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潜水艦関連の展示。

ここでは、ソナーマン体験ができる機械も。

様々な音を聞き2択で答える質問にチャレンジしてみると、残念ながら5問中4問の正解。


潜水艦のスクリューは最高機密であることや、

潜水艦での食事のメニュー、

潜水艦内での組織体制、

はたまた自衛隊の階級などなど、

知らない情報が満載である。

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魚雷。

無人の対潜水艦ヘリ。

ここからは、潜水艦内部の見学である。

トイレと洗面所。

ベッドルーム。

各種計器。

そして操縦席。

今日も、多くの見学者で賑わっていた。

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見学を終えると、外へ。

少し雲が減り、気温は低く風はあるものの、気持ちの良い休日に。

もう少し自転車を漕ぐことにし、かるが浜まで足を延ばす。

季節になるとバーベキューを楽しむ人たちで賑うのだが、さすがに今日は人もまばら。

しばし階段に腰掛け、熱い紅茶を飲みながら海を眺める。

『さあ、そろそろ戻るとするか』

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