あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: ふらり風来坊の旅は伊勢志摩まで足を伸ばす_お伊勢参りと松坂牛そして真珠島堪能の旅

2019年07月01日 | 旅するシーカヤック
2019年6月29日(土) 今年も半年が過ぎ、半年の間に積もり積もった汚れを祓う『大祓』の時期。
以前から、松坂牛を食べたいと言っていた妻のリクエストを受け、風の吹くまま気の向くまま、ふらり風来坊の旅するサラリーマン・シーカヤッカーは、中国地方を飛び出し、伊勢志摩まで足を伸ばすことにしたのである。

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55歳を超えた中年?初老?の夫婦は、せっかく年齢を重ねた特典を活用すべく、『おとなび』のチケットで、新大阪までこだまを使うのんびり旅。

俺は、尺取り虫方式のシーカヤック旅で、こだま号を何度も使っており、時間は掛かるものの、座席スペースが広くてゆったり旅できるこだま号のファンなのである。

朝食を摂り、車窓の景色を楽しみながら、妻と二人の列車旅を楽しみ、通常の2倍ほどの3時間かけて新大阪に到着。

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大阪難波からは、近鉄の特急で伊勢市を目指す。

俺は鉄ちゃんではないのだが、船旅、列車旅、飛行機旅、いずれも好きなので、初ての乗り物に興味津々。

お昼ご飯は、駅で買ってきた『きつねの鶏飯』

これが、付属の黒七味をかけて食べると絶品である。


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自然豊かな景色を眺め、

松坂を通過する頃には雨に振られたが、

伊勢市に到着するときには雨も上がり、曇りではあるがなかなかの参拝日和。


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家の玄関に掛けてあるこの種の飾りは、本当に地域によってそれぞれ異なり、フィールドワークの楽しみの一つ。

途中、妻の事前リサーチでピックアップされていた、伊勢うどんのお店に立ち寄る。

ここは、お揚げに包まれた伊勢うどんが有名らしい。

妻と二人、一つのうどんをシェアしていただく。
『へえ、これが伊勢うどんなのか。 これはこれで、なかなか良いねえ』

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いよいよ、外宮へ。

令和になって、そして初めて妻と一緒に訪れる、伊勢神宮。

鳥居をくぐると、空気が変わったのが肌で感じられる。

今日は、湿気が多くたいへん蒸し暑いのだが、ここでは気持ち良い涼風が通り抜けるのである。

本殿に参拝。

その後も、外宮の中を巡って参拝。

途中からは、日差しも出てなかなかに神々しい景色も。

『ありがとうございました』


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ここからは、バスで内宮へ。

さすがの人出である。

鳥居を潜って本殿へと向かう。


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伊勢神宮の内宮で俺が大好きなスポット、五十鈴川。

ここは、まさに上流から崇高な空気が流れて来るのが感じられる。

境内の木々が、長い歴史を感じさせる。

そして、本殿に参拝。


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帰りには、これも妻のリクエストで赤福さんに立ち寄ってみる。

蒸し暑かった体を冷やすべく、氷と赤福を注文。

一人だととても食べられそうにない量だが、二人旅だとシェアして楽しめるのが良いなあ!

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近鉄で、松坂駅に移動。

商店街を歩いて、宿へと向かう。

『明日も雨に振られませんように!』

今日の宿は、『鯛屋旅館』さん。

チェックインし、部屋に案内いただき、風呂へ。

風呂の後は、待ちに待った晩御飯である。

今日は、特選松坂牛すき焼き。

まずは、好物の恵比寿ビールで乾杯!

そして、これがすき焼きの肉である。

宿の方が、慣れた手つきで焼いてくださる。

途中に伺うお話も楽しい。

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『いただきます!!!』

『おー、こりゃあ美味しいなあ』

松坂牛のエキスが出た後、ゴボウや玉ねぎを炒める。
『うん、ゴボウもオイシイね!』

再び松坂牛を焼き、玉子を追加し、旨味を吸収した野菜をいただき、さらには椎茸やネギもいただいた。

日本酒もお願いします!

〆はご飯。

すき焼きと残った玉子を掛け、最高の〆料理となった。
『ご馳走様でした!!!』

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翌朝は、朝食をいただくと、松坂駅へ。

今日は、せっかくなので、鳥羽を散策する予定。

雨こそ降っていないが、今日は風がものすごい。

鳥羽駅から歩いて、

ミキモト真珠島へ。


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ここからは、真珠島散策である。

整備された観光施設。

記念館で見つけた、御木本の社員心得。

お酒の好きな俺は、御木本の社員になることはできないなあ!

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海女さんのショーも拝見した。

この強風でうねりのある海に、果敢に飛び込まれる海女さん達の気概に頭が下がる。

観客は、皆大喜びであった。


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展示も拝見。

これまで、真珠のことなど何も知らなかった事を、思い知らされた。

ゼロエミッションにも取り組まれているとの事。
『いやあ、真珠の価値がようやくわかったよ。 作るのって、こんなに大変なんだ!』


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近鉄で、再び松坂へ。

特急で見つけた、座席の予約状況を示すLEDランプには感心した。

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松坂では、お昼ご飯をいただく事に。

前日予約しておいた、『一升びん・本店』さんへ。

ここは、松坂牛の焼肉屋さんとして有名である。
まずはビールで乾杯!

昨夜も贅沢な松坂牛のすき焼きをいただいたばかりなので、少しだけ控えめに?焼肉を注文。

『いやあ、ここのホルモンは旨いなあ』

『俺、ここのレバーも大好きだ』

『ご馳走様でした』

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伊勢参りと松坂牛を楽しんだ、妻と二人での伊勢志摩旅。
梅雨時期で雨の予報にもかかわらず、ほとんど雨に振られる事なく半年の汚れを祓い、神聖な空気を肌で感じ、オイシイ松坂牛も堪能する事ができた。

風の吹くまま気の向くまま、ふらり風来坊のサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?

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