あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 夏のシーカヤック教室・番外編_とびしま海道キャンプツーリング

2019年11月03日 | 旅するシーカヤック
2019年11月2日(土) 今日は、夏のシーカヤック教室を行っている施設の希望で、スモールなキャンプツーリング。
高校生1名と職員さん1名、そして俺の3人という少人数ではあるが、シーカヤック教室始まって以来のキャンプ旅となる。

これまで、夏が終わるとシーズンの〆として近くの島まで漕いで渡り、釣りをしたり、泳いだり、カレーを作ったりして遊んではいたものの、キャンプは初。
何度か相談を受け、ようやく日程調整ができて、今日実施という事になったのである。

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晴れてはいるものの、少し北東の風がある。 そして海は若干ザワザワしているものの、今日のメンバーと船割なら漕げると判断。
俺がシングル艇に、高校生と職員さんにはタンデム艇に乗ってもらい、『じゃあ、出発しようか!』

島と島との海峡は、上げ潮と北東の風がぶつかって少し騒ついてはいるが、これまでの練習とは違い、瀬戸内海のツーリングとはどういうものかを経験してもらうのには丁度良い程度のプチ試練である。

俺がコース取りをし、後ろに向けて、『手を止めずにしっかり漕げよー!』と檄を飛ばす。


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常に向かい風ではあるが、漕ぎ上がる事はできるので、岸沿いに進んでいく。

途中の港でしばし風を避け、一休み。

もう少し行くと、無人島がある。

途中の小さな社で旅の安全を祈願し、無人島の小さな浜にシーカヤックを揚げて一休み。


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なかなか向かい風は治らないが、それでも快調に漕ぎ進む。

昔つくられた、海沿いのみかん畑の石垣も見学。

ここからは、小さな島と橋が連続する、このコースの見所である。

ここでも潮がぶつかり、少し騒ついた芸予の海。


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約2時間で、目的地の浜が見えてきた。

到着!

海の中には、見たことのないこんなクラゲが。。。


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陸上班が運んでくれていた荷物を取り出し、テントを張ってブルーシートに寝転がる。

風は残ってはいるものの、ここは風裏でもあり、秋の青空が最高である。
時間はたっぷりあるので、kindleを取り出し、宮本常一を読む。


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『ちょっと散歩でもしてみようか』

農道を登り、

秋を感じさせるミカンを見学。
少し山を登っただけで、いい感じの景色に出会うことができる。


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Uターンして、少し北側の道にも立ち寄ってみた。

急な下りの山道を発見。

まるで迷路のような楽しさである。

海岸では、こんな流木の表面に魅了された。


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夕方になると食事の準備。

今日は、夕焼けも特別に美しい!

夜は、職員さんたちも合流してバーベキューを楽しみ、

久しぶりとなる焚き火も堪能した。
『火は大きくしすぎないように。 大人の焚き火にしようぜ』

火の管理を任せた高校生は、焚き火がとても気に入ったようだ。
『な、やっぱりキャンプは焚き火がいいだろう!』

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朝起きると、曇りではあるが、風は落ちていて漕ぎやすそうな天候である。

帰りは余裕もあるので、少し寄り道してみた。

小さな島をグルリと回り、

お気に入りの水路へと案内。

逆潮ではあるが、流れが弱いルートを探し、湾や島沿いではエディーも利用しながら、効率的な漕ぎを心掛ける。

ここまでくれば、彼らにとってもいつもの練習場所。


『お疲れ様でした!』
カヤックと道具を潮抜きし、シャワーをお借りして、昼ごはんもいただき、帰路へ。
夏のシーカヤック教室初となるキャンプツーリングは、無事終了することができた。

マツダ6、セダンでシーカヤック。
今の所、完璧なカヤックキャリアとして活躍してくれている!

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風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊の生涯不良のサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?

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