あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 夏のシーカヤック教室&県北の風光明媚で個室食の静かな宿でのんびりまったり

2022年07月25日 | 旅するシーカヤック
 

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先々週末は、今年何度目かの夏のシーカヤック教室。
今年で15年目となるこのシーカヤック教室は、コロナ禍により職員さん達と相談して細心の注意を払いながらの実施である。

この日は雨の予報であったが、なんとか天気も持ち直し、風もなく、なかなか良いシーカヤック日和。

今回は体験の小学校高学年の子供達と職員さんとともに、梅雨空のような芸予諸島の海に漕ぎ出した。

部員達による部活動ではなく体験なので、何度か漕いだことがある子はシングル艇に、あまり経験のない子はタンデム艇のバウ側に座ってもらう。

少し波がある場所に行って、瀬戸内海の短いピッチの波の中での漕ぎを経験してもらったり、抜けの良い景色が楽しめるエリアを漕いだり、子供達が飽きないよう考えながら、その場その場の状況をチェックし判断しながら、今日の漕ぎを組み立ていく。
そして何より重要な俺の役割は、安全確保。
今日のような海況では職員さん達だけでも練習を実施することは可能なのではあるが、海の上では万が一の場合の対処はもちろん、何よりその万が一の状況に入らないことが必要である。
これまで30年、瀬戸内海や湘南・外房、沖縄、津軽海峡横断チャレンジや初期の瀬戸内カヤック横断隊、尺取り虫方式での瀬戸内〜日本海ソロ旅など、様々海で積み上げてきた経験を踏まえ、常に周囲の状況と子供達や職員さん達の様子を確認し、危険な状況に陥らないようにコントローしていくことこそが、まさに俺の役割。

1時間半ほど漕いで、シーカヤック体験を終了した。

『今日も事故なく、そして子供達が楽しみ、ちょっぴり経験も積んでくれて良かったなあ!』
これからも、俺の経験が活きる、万が一のシーンに遭遇することがないことを祈っている。

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先週の週末は、妻と一緒に県北へドライブ旅行。
久しぶりに訪れる温泉は、人も少なく広い湯船でのんびりまったり。
場所を変えてのお昼ご飯は、先日見つけたお気に入りの塩ラーメンをいただいた。

この塩ラーメン、チャーシューが美味しく、岩海苔もたっぷり入ってとても美味しく、妻も私も大満足。

コロナ対策もしっかりされていて、安心のお昼ご飯であった。

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宿に向かう途中、延命水を汲みに立ち寄る。

ここの湧水が、冷たくスッキリでとても美味しく、近くに来るといつも飲んでいる。

今日は、大きめの容器をいくつか持ってきたので、この美味しい水を持ち帰りさせていただいた。

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今日の宿は、帝釈峡の近く。
チェックインまでに少し時間があったので、近くを少し散策してみる。

赤い欄干の橋と歴史を感じさせるお寺が、とても良い雰囲気を醸し出している。

側には澄んだ水の川も流れ、清々しい眺め。

大きな岩の下部は、川の流れによって長年抉られてきた様子。


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宿にチェックイン。

角部屋で眺めもよく、綺麗に清掃されていてとても居心地が良い宿である。

側には、古くて立派なお屋敷も。


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夕食までたっぷり時間があるので、帝釈峡を散歩してみることにした。

この辺りの気温は25℃程度と、散歩向きの快適さ。
土曜日なのに人はまばらで、静かな川沿いの散策ルート。

人工的に積み上げられた石垣。

目にも鮮やかな緑が美しい季節。





今日の目的スポットである雄橋へ。

ここを訪れるのは、何十年ぶりであろうか?

ここからUターンして、宿へと戻る。

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夕食の時間まで、部屋からの景色を楽しんだり、

kindleで本を読んだり、

マッサージチェアで体をほぐしたりして、のんびりまったりと過ごす。


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夕食は、1Fにある個室でいただけるようだ。

これなら感染リスクもとても低く、妻と二人でゆっくりと食事を楽しむことができそうである。

まずはビールで乾杯!

三種類の押し寿司。

これがとても美味しいのである!

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具沢山の茶碗蒸し。

アマゴの塩焼き。

塩加減、焼き加減が絶妙で、頭から骨、尻尾まで食べ尽くしてしまった。
『皮も身も頭も、全部美味しいなあ! 本当に、これは日本酒にぴったりだ』

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何十年振りかにいただく、鯉の洗い。

『へえ、鯉ってこんなに美味しかったんだ! 知らなかった』

蕎麦がき。

鯉の揚げ物の餡掛け。

とうもろこし。

そして、鯉こく。

普段食べないような、珍しい田舎料理をたっぷりと堪能させていただいた。
『ご馳走様でした』

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食後は、部屋に戻って夕食の時に飲み切れなかった小瓶の日本酒を楽しむ。

気温も低く、とても快適な宿の夜。

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朝目が覚めると、温かいお茶を飲みながら外の景色を眺めて過ごす。

朝食は、季節の野菜やハヤの甘露煮など地元の惣菜が並び、丁寧で上品な味付けがとても好ましい。

『ご馳走様でした』

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初めて訪れた宿であったが、部屋数も限られて大勢の人が宿泊することもなく、食事は個室でコロナ対策はしっかり取れており、快適な居室からの眺めが堪能できることに加え、地元ならではの季節感あふれる美味しい料理が楽しめ、とてもお気に入りの宿となった。
これは、是非とも常宿としてこれからも季節毎に訪れねばなるまい!

風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?

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