盆連休は、県内に住む二人の息子達が帰省し、久々に家族での食事を楽しみ、県北へのドライブも楽しんだ。
息子達も戻り、いよいよ連休後半。
元々真夏は、暑すぎることや、浜や海水浴場に人が押し寄せて出艇が難しくなることから、俺の場合はシーカヤックやSUPはシーズンオフ。
そのため、夏のシーカヤック教室を続けているのだが、地元呉でもコロナ感染者の増加があり、既に8月分の予定はキャンセルとの連絡を受けている。
さて、連休後半はどう過ごそうか?
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コロナ禍での旅のポイントは、いかに感染リスクを抑えながら自分の時間を楽しむか、ということに尽きる。
そのため今回は、これまで何度かお世話になっている、関金温泉の自炊宿に連泊し、地元を散歩したり、部屋で本を読んだり、のんびりまったり過ごすプランに決定。
2022年8月17日(水) 朝6時にロードスターで家を出る。 『じゃあ行ってくるよ』 『はい、気をつけて』
家を出る頃にはパラパラと降り始めた雨であったが、東広島あたりに来ると、ワイパーを強にしても前が見えづらいほどのゲリラ豪雨。
車間距離を取り、制限速度より低い速度でゆっくり走るが、それでも恐怖を感じるほど酷い雨であった。
東広島を抜けると幸いにも小雨程度に落ち着いたが、今日はオープンドライブは無理のようだ。
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蒜山高原の道の駅に到着。
ここから、今回の目的の一つであるレストランに電話。
『11時から一人、予約できませんか』 『はい、大丈夫です』
道の駅から10分程度で、レストランに到着。
『グリーンゲイブルス』
初めて訪れるレストラン。
とても落ち着く雰囲気の店内には、まだ他にお客さんは居らず貸切状態。
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基本的に当日頼めるメニューはこのコース料理のみというシンプルさ。
今日は下見を兼ねた訪問であり、どんな料理が出てくるのか楽しみだ。
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前菜は鴨肉のテリーヌ。
『おお、これは美味しいなあ』
スープはカボチャのポタージュ。
魚料理はサーモン。
バルサミコソースを使った料理をいただくなんて、久し振りだ。
お酒が飲めないのは残念だが、水もよく冷えておりその気配りがなんとも嬉しい。
肉料理は、豚肉の香草焼き。
このソースがなんとも言えない旨さ。
春の茄子も、このソースで美味しくいただいた。
デザートはアイスクリームと果物。
普段、あまり甘いものは食べないのだが、このアイスクリームに掛けられたソースがなんとも言えない美味しさで、大満足の一品であった。
『ごちそうさまでした。 とても美味しかったです。 来てよかった』と満足した気持ちをお伝えし、店を辞す。
こんな良いレストランがあったなんて知らなかった。 今回の下見は大成功。 今度は妻と来ることにしよう。
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蒜山高原から倉吉へ。
せっかくなので、古い街並みを散歩を兼ねて散策してみることに。
なかなか風情のある街並みである。
蒸し暑い中、汗をかきながら1時間弱の良い散歩になった。
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15時に宿にチェックイン。
3度目の訪問なので、勝手知ったる別荘のようなもの。
この宿の多くの部屋には、キッチンや冷蔵庫、電子レンジ、調理器具と食器一式、そしてトイレが備え付けてあり、温泉こそ共同風呂ではあるが泉質は抜群で人気の宿。
部屋で自炊なので、チェックインとチェックアウトの時、そして入浴時以外は人と接することはなく、入浴も時間を選べばほぼ貸切状態でゆったりとお湯に浸かることができるので、感染リスクは限りなく低い。
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初日の夕食は、こんな感じ。
スーパーで買ってきた、シーズン最後と思われる岩牡蠣。
家から持参した鶏肉セットと味噌汁を付け、これでビールを飲みながら独り静かに夕食を楽しんだ。
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二日目の朝食は、なんと朝からラーメン。
俺の好きな辛ラーメンに、野菜とチャーシュー、メンマを入れて美味しくいただいた。
風呂に入り、1時間ほどの散歩を楽しみ、再び風呂で汗を流す。
スーパーに買い出しに行き、お昼ご飯は、家から持参したスパゲッティと地元の竹輪、マグロの刺身、そして味噌汁。
食後は布団に寝転がって読書を楽しむ。
夕食は、カレーとマグロの刺身、竹輪、ポテトサラダ。
三日目の朝食。
ご飯に納豆、ベーコンエッグ、味噌汁、豆腐。
散歩を楽しみ、温泉に何度も浸かり、ビールとワインを飲み、自炊の食事を食べ、たっぷり読書を楽しんだ。
『なかなか良い休日じゃあないか!』
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帰り道はようやく晴れ間。
ロードスターの幌を開け、久々のオープンドライブを楽しむ。
蒜山高原の道の駅で、とうもろこしと枝豆をお土産に購入し、家路へ。
途中、大山が見えてきたので、クルマを止めて撮影。
今日は空も晴れて美しい眺め。
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大山をもう少し近くで眺めたくなり、急遽予定を変更して寄り道してみた。
途中では、田園風景の先に聳え立つ大山の眺めも楽しめる。
そして展望台へ。
人も少なく、静かな雰囲気の中、綺麗な景色を堪能させていただいた。
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呉に戻り、ガソリンスタンドで給油。
最近乗り換えたこのロードスターには燃費計が付いていることを知ったので、今回は燃費計でチェックすると、全て下道かつ中国山地の峠越えで往復525km走って、実燃費はなんと24.2km/L。
今回も、純エンジン車とは思えない素晴らしい燃費を記録!
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?