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2023年9月13日(水) 前日に最後の仕事を無事に終え、今日から有給休暇モードに入る。
今回の旅は、これまで関心はあったもののなかなか訪れる機会のなかった宮崎県の椎葉村と熊本県の五家荘を訪ねるドライブ旅。
いずれも公共交通機関でのアクセスは現実的ではないため、クルマで訪れることにしたのである。
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早朝5時に家を出る。
高速道路をひたすら走り、狭い山道を抜けて、昼過ぎに椎葉村へ到着した。
まずはお昼ご飯。
山中食堂さんで、ちゃんぽんをいただいた。
待っている間に地元の新聞を読んでみると、焼酎の売り上げに関する記事があり、九州なのだということを実感する。
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ここから少し離れた宿のチェックインまでに少し時間があるので、集落を散策してみた。
観光協会にも立ち寄り、宿の割引チケットも発行していただく。
椎葉村の博物館。
入場料を支払って、見学させていただいた。
民俗学に関心がある人には、とても興味深い展示が多くあったので、とても楽しい時間を過ごさせていただいた。
すぐ裏にある神社へも参拝し、今回の旅の安全を祈願。
鶴富屋敷も見学。
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クルマで約50分ほど、狭い山道を走ると、予約していた民宿に到着した。
今日から2泊お世話になる宿。
雨が降り出したので散歩は諦め、部屋に入ると、先ほどの博物館で購入してきた椎葉村の歴史や民俗に関する本を開く。
夕食前には、母家に行き、お茶を飲みながらそこに置いてある本も読ませていただいた。
すると、椎葉村では雑炊のことを『ずーしー』と呼んでいたことを発見!
沖縄では、雑炊を『ジューシー』と呼ばれているのを以前教えていただいたことがあるのだが、宮崎のズーシーと沖縄のジューシーは、関係しているに違いないと確信し、俺にとっては驚きの発見であった。
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夕食。
地元の食材がたっぷりと使われたご馳走であった。
ご飯も雑穀入りで、お味噌汁も地元の蕎麦団子入り。
『ご馳走様でした』
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二日目は雨も上がり、朝食をいただいた後は宿の側にある小屋に案内していただいた。
ここが、とても良い雰囲気。
しばしコーヒーを飲み、本を開く。
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午前中は、しばし散策。
焼畑。
雑穀と花が咲いたばかりの蕎麦。
秋を感じさせる栗と鹿道。
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お昼ご飯をいただき、小屋で持参した焼酎を飲みながら本を開く至福のひと時。
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二日目の晩ごはん。 くろもじ茶もいただいた。
餅と蕎麦。
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2023年9月15日(金) 朝食をいただくと宿を辞し、五家荘へ向かう。
今日も狭くて曲がりくねった山道をひた走る。
途中で見つけた『白水阿蘇神社』に参拝。
珍しいことに、蛇が巻き付いている鳥居。
手水も大蛇が水を吐いている。
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熊本県に入り、五家荘までの登りは、谷が深く絶景の連続である。
清流が美しい。
至る所に豪雨災害による通行止めがあり、狭い迂回路を通りながらのドライブ。
吊り橋へ。
あけびと滝。
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16時に宿にチェックイン。 今日の宿は、『山女魚荘』
ここにしか無いと言う『イワタケ』と猪の下顎の骨。
外に置いてあった軽トラックの荷台には、サルナシが。
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お風呂に入り、長距離林道ドライブの疲れを癒す。
最高だったのが、晩ごはん。
鹿肉やイワタケ、山女魚、山菜、蜂の子など盛りだくさんで、みているだけで心が満たされる。
山女魚の刺身には、卵と白子も添えられている。
蜂の子の唐揚げも、美味しい酒のつまみである。
季節の花が生けてあるのも嬉しい心遣い。
山女魚の塩焼きと、山女魚ご飯。
大満足の晩ごはんであった。 『ご馳走様でした!』
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翌朝は、6時前から少し林道を散策。
崩落した路肩。
山深い五家荘の朝。
美味しい朝食をいただき、宿を辞す。
『晩ごはんは本当に美味しくて最高でした。 また来ます』
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風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?