俺が長年愛用している廃盤名パドル、ワーナーのアークティックウインド。
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先週末は、コロナ禍で楽しいイベントがあまりない母を連れ、俺たち夫婦と母親の3人で半年ぶりの訪問となる俵山温泉へと出かけた。
途中、少し早めのお昼ご飯は、山口名物の一つである『瓦そば』
『たかせ』でいただいた熱々の瓦そばは、満足の一品。
今日の宿は、いつもお世話になっている『たまや旅館』さん。
荷物を置かせていただくと、早速温泉へ。
土曜日の昼だが、人通りも少なく静かな俵山温泉街。
いつも行く、白猿の湯でのんびりまったり。
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夕方に温泉に入り、宿に戻ると食事の時間。
美味しそうな料理が多く並べられ、たまや旅館さんのいつもの夕食。
ビールを飲みながら、ゆっくりと食事の時間を楽しんだ。
少し休憩し、妻と二人で再び温泉へ。
俺たちは今日3回目の入浴となる。
お湯から戻ると、暗くなってきたので、蛍を探そうと少しお散歩。
この時期は、温泉の蛍バスも出ているのだが、みてみるとマイクロバスにそこそこの人が乗っていたので、密を避けようと自分たちの足で探すことにしたのである。
土地勘がある俺は、少し離れた低い土地にある橋を目指す。
しばらく目を凝らすと、あちらこちらで蛍の光が明滅しているのを発見。
『蛍を一緒に眺めるのは、何年ぶりだろう?』
梅雨の夜、涼しい場所で蛍を眺めながら、しばし楽しい時間を楽しむことができた。
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翌朝は、朝湯に入り、朝食をいただいた後少し休憩してから宿を辞した。
帰りには、日本海側の道の駅で『ケンサキイカ』を購入し、家に戻ると刺身にして晩御飯の一品に。
久々の温泉旅を楽しんだ、大満足の週末であった。
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2022年6月24日(金) 有給休暇の今日は、お昼ご飯を森田食堂でいただくことにした。
期日前投票を済ませて、市役所から呉駅まで歩く。
ここまで来れば、森田食堂さんはもう目の前である。
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瓶ビールを注文し、ガラスケースから鯖の塩焼きを取り出すと、これは電子レンジで温めていただける。
小イカの煮付けは、そのままいただく。
歴史ある森田食堂は呉名物の一つであり、昔から時々通っていたが、このところのコロナの影響で、しばし足が遠のいていたのである。
追加でお願いしたのは、『牛肉スープ』
初めて頼んだのだが、このスープが絶品であった。
体に染み渡るような滋味を味わうと、これに合うと思い、すかさず日本酒を注文。
『いやあ、美味いなあ』
カウンターで独り静かな昼飲みを、楽しませていただいた。
『ごちそうさまでした。 また来ます』
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2022年6月25日(土) 今日は、シーカヤック教室の日。
ただ今日は、部員の子供たちの参加者はおらず、シーカヤック部担当の職員さん4人と、体験の2人という構成。
以前から、職員さんだけでのトレーニングの機会が設定できればと相談していたのだが、今日はちょうど良い機会。
練習を前後半の2パートに分け、前半は体験の2人にタンデム艇のバウに乗っていただき、約1時間ほど漕ぎを楽しむ。
時折風が吹き抜けるものの、梅雨の穏やかな芸予諸島の海散歩を楽しむことができた。
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陸に上がってからは、後半の座学パート。
座学パートのために準備して持参した今日の天気予報や潮汐表、地図、写真などを使いながら、職員さん達の意見を聴きながらディスカッションするワークショップ形式。
海辺に座り、
『この天気予報と潮汐を見た時に、今日の練習プランで何を考えておかないといけないと思う?』
『地図のここだけど、引き潮の時には潮がどの方向に流れるのかな?』
などなど、俺の質問に対する職員さん達の意見を聞いて、一つ一つフィードバックしていく。
15年続けて来て、施設の活動の柱の一つとして定着しつつあり、かつ職員さん達の頑張りによって発展もしているシーカヤック教室。
何年後になるかは分からないが、仮に俺が関わることができなくなった後の、後継指導者の育成が課題の一つであると、ここ数年考えていたのである。
テクニックの向上ではなく、海そのものを知り、そして海におけるリスクを知り、そのリスクにいかに近寄らないようにプランニングするか、そしてそれでもなお万が一リスクが発生した時にどのように最善の対処をするか、これから時々このような機会を設けて、俺の経験と知識を伝えるとともに、一緒になって経験を積みながら、後継者を育成できればと考えている。
これが、サラリーマン・シーカヤッカーである俺が実践できる、『瀬戸内海洋文化の復興、創造、そして継承』
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風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?