あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: 厳寒の休日は、岡本喜八の映画&鍬の手入れ

2021年01月10日 | 旅するシーカヤック
2021年1月9日(土) この週末は、比較的暖かい呉の海沿いでも氷点下となる厳寒の休日。
感染症リスクを考えると、人が多い場所に買い物に出かけることや、外食に行く気にもならず、家にこもって過ごすしかない。

そんな時に助かるのが、amazon prime videoで楽しむ映画。
最近は、『岡本喜八』に嵌っている。

最初に見たのは、『殺人狂時代』

驚きかつスピーディーなストーリー展開と、持っていたイメージとは全く異なる仲代達矢の演技に度肝を抜かれた。
『こんな映画があったのか!』

その後、『大誘拐』を楽しみ、昨日は妻と一緒に『肉弾』を見た。
戦争をテーマにしながら、こんなに哀しく面白い映画を創ることができる岡本喜八に脱帽である。

今日の昼は、『ああ爆弾』でも観るとするかなあ。

***

今日は、昨日より少し気温が高いとはいえ、それでも氷点下の朝。
朝起きて、コーヒーを飲むと、今日は鍬の手入れ。

先日、新たに始めることになった畑仕事用に新しい鍬は購入したのだが、これまで親が畑で使っていた鍬も残っていた。
ただ、当分の間雨ざらしになっていたので、柄がかなり痛み、サビも進行していたので、捨てようかと思っていたのだが、コロナで外出もままならず、せっかく時間がたっぷりあるので、練習がてら自分でメンテナンスしてみることにしたのである。

昨日のうちに、畑から複数の鍬や鎌を持ち帰っていたので、まずは傷んだ柄を外す。

切断した断面をチェックすると、表面こそ雨晒しで傷んでいるものの、中はまだまだしっかりしているので、再利用できそうである。
元の柄は、畑に設置したボックスに収納するには少し長いので、メジャーで長さを測って目印をつけ、収納できる長さに切断。

雨ざらしになっていた柄の部分は、表面がザラザラ/カサカサ。

これを、玄関の外に出て、じっくりとサンドペーパーで磨いていく。

木の粉が飛び散るので、マスクを着用しての作業。

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磨き終えると、木工用の蜜蝋クリームを塗り込む。

気温が低く、みつろうが硬くなっていたので、少し湯煎して柔らかくし、ウエスにとって薄く塗り込んでいく。

まあ、新品のようにはならないが、それでもかなり見かけは良くなった。

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次は、ディスクグラインダーを使って、サビを落としていく。

鍬は、表面を軽く研磨する程度ですませる。
そして鎌。

柄の部分も表面をヤスリで削り、みつろうを塗り込んだのだが、刃の部分のサビを研磨する。

なかなか良い感じに仕上がった。


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整備したパーツを並べてみる。

鍬は、表面を磨いて長さを調整した柄に打ち込み、

クサビを打ち込む。

備中鍬も、同様に。

これで、整備完了!

『これなら、新しい鍬を買わなくてもよかったかなあ』と思う程度には修復できた。

柄も新たに買い換えることなく、自分の手で修理できたのは、嬉しい限りである。
外出もままならないコロナ禍の休日は、DIYで楽しい時間。

『春になって、畑仕事を始めるのが楽しみだなあ!』

***

午後は、簡単料理。
まずは、イリコと昆布で出汁をとる。

具沢山味噌汁は、一汁一菜の基本。

出汁をとった後のイリコは、醤油とオリーブオイル、一味に漬けておく。

これが、ちょっとしたツマミになるのだ。

具材を投入し、煮えたら味噌を入れる。

うちでは、この味噌がお気に入り。

定期的に、島まで買い出しに行っている。

***

そして、切り干し大根のトマト煮。

畑から収穫し、自分で干した切り干し大根を、ぬるま湯で戻し、

オリーブオイルでニンニクを軽く炒める。

切り干し大根としめじを加え、

クレイジーソルトで味を整える。

トマト缶とツナ缶を加えて、煮込むと完成である。

今日の晩御飯が楽しみだ。

***

どのような状況でも、楽しみながら生きていくこと。

一歩、一歩。

急がず、焦らず。 できることを、一歩、一歩。
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