2012年8月24日(金) この金曜日は、久し振りに有休が取れた。 この夏に落ち込んでいた気持ちもようやく持ち直してきてなんだか体を使って遠出をしたくなり、また暑い夏には敬遠していたキャンプもしたくなったので、自転車で『しまなみ海道』へ行く事に。
朝4時半。 キャンプ道具を積み込んだ自転車で、近くの駅へ。
駅に着くと自転車を折り畳み、輪行バッグに入れて準備完了。 尾道までの切符を買い、ホームに降りて始発電車を待つ。
さすがに始発電車はガラガラで、最後尾の車両の片隅に、輪行バッグと、キャンプ道具一式を詰めたオルトリーブのパニアバッグを置かせていただく。
電車は東へ。 次第に明るくなり、朝日が車内に差し込んでくる。
***
尾道駅に到着。
しまなみ海道サイクリングのメッカでもあるこの駅には、自転車組み立てスペースが設けられている。
輪行バッグから自転車を取り出し、組み立てていく。
組み立てといっても、折り畳み自転車なので至極簡単。 組み上がった自転車に、パニアバッグとソフトクーラー、ウエストバッグを取り付けると準備完了である。
今回のパートナーは、『旅する折り畳み自転車』とも呼ばれている『Dahon Speed TR』
尾道駅前の桟橋から、尾道水道を渡る渡船に乗り込み、向島へ。
***
向島では、今治までのサイクリングロードの起点として、道路には『今治まで75km』との記載が。
最初の75kmは写真に写し損ねたので、73kmを撮影。
岩子島を超え、
因島大橋へと向かう。
しまなみ海道のサイクリングロードは、結構アップダウンが激しい。
十数年前、早朝に家を出て松山までフェリーで渡り、松山から今治まで自転車を漕いで、そのまま尾道まで漕ぎすすみ、尾道で自転車を畳んで家に帰ったことがある。
今考えると、結構な距離を漕いだものだ。 その時は、さすがに最後はお尻も足も痛くなり、その後すぐにサドルを取り替えた事を覚えている。
因島大橋。
ここの自転車道は自動車道の下なので日陰となっており、快適に漕ぎすすむ事が出来る。
生口橋を超え、生口島へ。
朝、尾道駅でパンの朝食を済ませてきたのだが、ここまで暑い中を漕ぎすすんでくると、さすがにエネルギーを消耗した模様。
体がエネルギーを欲しているのが分かる! 開いていたドルチェのお店に突入した。
『レモンドルチェ。 お願いします』
日陰にある椅子に座り、しばし冷たくておいしいドルチェを堪能。 疲れた体が、レモンドルチェの一匙一匙を余す事なく吸収しているのが感じられる。
『あー、美味かった。 ようし、また漕ぐぞ』
金曜日で人も少ない海沿いのサイクリングロード。 独り、汗をポタポタと垂らしながら、ひたすら淡々と漕ぎ進む。
なかなか良い景色。
次は、多々羅大橋。
この斜張橋が美しい。
多々羅鳴き龍も、初めて知った。
これは立ち止まってトライしてみる価値あり!
***
ひたすらペダルを漕ぎ、一つ一つ橋を越えていくのが、しまなみ海道の醍醐味。
まだまだ気温は高く、漕いでいると大量の汗が流れ出す。 時折立ち止まって水分を補給するのだが、いくら飲んでも次々に体が水分を欲しているのが分かる。
次は大三島橋。
さすがにお盆も過ぎた金曜日だけあって、サイクリストもまばらである。
伯方島に入り、マリンオアシス伯方で昼休み。
今日のお昼ご飯は、塩ラーメン。
***
しばし休憩し、近くにあったコンビニで晩ご飯のサラダと弁当、そしてなにより大切なビールとそれを冷やす氷を購入し、このために持参したソフトクーラーに収納する。
ここからは、今回のキャンプ地である見近島へ。
荷物が増えたが、ペダリングは快調。
ようやく見近島への分岐点へ。
自転車と原付だけが進入可能なキャンプ場。
さすがに今日は人も少なく、キャンプ場の片隅にゴアテックスのソロテントを張らせていただいた。
静かで景色も良いキャンプ場。
テントを張り、荷物を片付けると、あまりの暑さに、海にドボーン!
透明度は少し低いが、他に誰もいない海で一人静かに体を冷やす。
『あー、気持ちいい!!!』
***
夕方、日も傾いてなかなか良い雰囲気。
今日の晩ご飯は、コンビニで買い出してきたサラダとお弁当。
エビスビールで独り乾杯だ。 私はコップ派なので、今日はペットボトルをカットして作ったカップで『グビリ、グビグビ』 『あー、たまらんなあ!』
*実際、缶から直接飲むビールと、一度カップに注いで泡で蓋をしたビールでは、その味と喉越しは全くの別物である。 コップに注いだビール、万歳!
ここからは、サンセットがビールの最高のつまみである。
夕方、うるさい学生グループがやって来たが、さすがに今日は疲れていたのか、ビールを飲んだらあまり気にならずに寝入ることができた。
***
2012年8月25日(土) 夜中、3時前に一度目が覚めたので、テントの外を眺めると満点の星空。 『おお、これは素晴らしい』
再び寝て、次に目が覚めたのは6時前。 朝から学生グループが騒がしい。
起き出すと、朝食はパンとコーヒー。 食事を終えると、顔を洗い、荷物を片付ける。
7時。 準備を終えて出発だ!
キャンプ場から伯方・大島大橋までの急勾配が、まずは今日最初の足慣らし。
空は快晴。 日が射すと暑いが、それでも風が心地良い。
舟折瀬戸では、朝の美しい瀬戸内の景色が待ち受けていた。
***
大島の南岸まで来ると、先日妻とサイクリングを楽しんだ来島海峡大橋が。
ここから今治までは、もう一息。
まだ土曜日の朝8時過ぎで、サイクリストも少ない快適な橋を漕ぎ進む。
橋を渡り切り、サンライズ糸山を超えて、今治港までラストスパート。
今治らしい造船所での美しい光景。
浜からは、先ほど超えてきた来島海峡大橋が一望できる。
***
今日は、今治港からバスで福山まで行き、そこからJRで家に戻る事にした。
今治からバスに乗り、これまで自転車で走ってきた『しまなみ海道』を戻る。
福山からはJR。 三原から、ちょうど『清盛オーシャンビュー2号』
車内では、福山駅で購入した『清盛釜めし』と三原駅で購入したビール。
清盛釜飯は、特に牡蠣が美味いのなんのって。
『ごちそうさまでした』
***
十数年振りとなった、自転車でのしまなみ海道縦断。 前回は日帰りだったが、今回はキャンプツーリングを楽しむことができ、最高の週末であった。
お盆休みで油断して増えた体重も、二日間のハードな大汗サイクリングで減少し、4月にダイエットを初めてからベスト体重に。 『いやあ、ほんまええ汗かいたなあ。 75kmを自分の足で漕いで充実感も最高や!』
『旅する折り畳み自転車_Dahon Speed TR / SpeedTR』での旅。 なんだか今年は自転車旅にはまりそうな予感。
朝4時半。 キャンプ道具を積み込んだ自転車で、近くの駅へ。
駅に着くと自転車を折り畳み、輪行バッグに入れて準備完了。 尾道までの切符を買い、ホームに降りて始発電車を待つ。
さすがに始発電車はガラガラで、最後尾の車両の片隅に、輪行バッグと、キャンプ道具一式を詰めたオルトリーブのパニアバッグを置かせていただく。
電車は東へ。 次第に明るくなり、朝日が車内に差し込んでくる。
***
尾道駅に到着。
しまなみ海道サイクリングのメッカでもあるこの駅には、自転車組み立てスペースが設けられている。
輪行バッグから自転車を取り出し、組み立てていく。
組み立てといっても、折り畳み自転車なので至極簡単。 組み上がった自転車に、パニアバッグとソフトクーラー、ウエストバッグを取り付けると準備完了である。
今回のパートナーは、『旅する折り畳み自転車』とも呼ばれている『Dahon Speed TR』
尾道駅前の桟橋から、尾道水道を渡る渡船に乗り込み、向島へ。
***
向島では、今治までのサイクリングロードの起点として、道路には『今治まで75km』との記載が。
最初の75kmは写真に写し損ねたので、73kmを撮影。
岩子島を超え、
因島大橋へと向かう。
しまなみ海道のサイクリングロードは、結構アップダウンが激しい。
十数年前、早朝に家を出て松山までフェリーで渡り、松山から今治まで自転車を漕いで、そのまま尾道まで漕ぎすすみ、尾道で自転車を畳んで家に帰ったことがある。
今考えると、結構な距離を漕いだものだ。 その時は、さすがに最後はお尻も足も痛くなり、その後すぐにサドルを取り替えた事を覚えている。
因島大橋。
ここの自転車道は自動車道の下なので日陰となっており、快適に漕ぎすすむ事が出来る。
生口橋を超え、生口島へ。
朝、尾道駅でパンの朝食を済ませてきたのだが、ここまで暑い中を漕ぎすすんでくると、さすがにエネルギーを消耗した模様。
体がエネルギーを欲しているのが分かる! 開いていたドルチェのお店に突入した。
『レモンドルチェ。 お願いします』
日陰にある椅子に座り、しばし冷たくておいしいドルチェを堪能。 疲れた体が、レモンドルチェの一匙一匙を余す事なく吸収しているのが感じられる。
『あー、美味かった。 ようし、また漕ぐぞ』
金曜日で人も少ない海沿いのサイクリングロード。 独り、汗をポタポタと垂らしながら、ひたすら淡々と漕ぎ進む。
なかなか良い景色。
次は、多々羅大橋。
この斜張橋が美しい。
多々羅鳴き龍も、初めて知った。
これは立ち止まってトライしてみる価値あり!
***
ひたすらペダルを漕ぎ、一つ一つ橋を越えていくのが、しまなみ海道の醍醐味。
まだまだ気温は高く、漕いでいると大量の汗が流れ出す。 時折立ち止まって水分を補給するのだが、いくら飲んでも次々に体が水分を欲しているのが分かる。
次は大三島橋。
さすがにお盆も過ぎた金曜日だけあって、サイクリストもまばらである。
伯方島に入り、マリンオアシス伯方で昼休み。
今日のお昼ご飯は、塩ラーメン。
***
しばし休憩し、近くにあったコンビニで晩ご飯のサラダと弁当、そしてなにより大切なビールとそれを冷やす氷を購入し、このために持参したソフトクーラーに収納する。
ここからは、今回のキャンプ地である見近島へ。
荷物が増えたが、ペダリングは快調。
ようやく見近島への分岐点へ。
自転車と原付だけが進入可能なキャンプ場。
さすがに今日は人も少なく、キャンプ場の片隅にゴアテックスのソロテントを張らせていただいた。
静かで景色も良いキャンプ場。
テントを張り、荷物を片付けると、あまりの暑さに、海にドボーン!
透明度は少し低いが、他に誰もいない海で一人静かに体を冷やす。
『あー、気持ちいい!!!』
***
夕方、日も傾いてなかなか良い雰囲気。
今日の晩ご飯は、コンビニで買い出してきたサラダとお弁当。
エビスビールで独り乾杯だ。 私はコップ派なので、今日はペットボトルをカットして作ったカップで『グビリ、グビグビ』 『あー、たまらんなあ!』
*実際、缶から直接飲むビールと、一度カップに注いで泡で蓋をしたビールでは、その味と喉越しは全くの別物である。 コップに注いだビール、万歳!
ここからは、サンセットがビールの最高のつまみである。
夕方、うるさい学生グループがやって来たが、さすがに今日は疲れていたのか、ビールを飲んだらあまり気にならずに寝入ることができた。
***
2012年8月25日(土) 夜中、3時前に一度目が覚めたので、テントの外を眺めると満点の星空。 『おお、これは素晴らしい』
再び寝て、次に目が覚めたのは6時前。 朝から学生グループが騒がしい。
起き出すと、朝食はパンとコーヒー。 食事を終えると、顔を洗い、荷物を片付ける。
7時。 準備を終えて出発だ!
キャンプ場から伯方・大島大橋までの急勾配が、まずは今日最初の足慣らし。
空は快晴。 日が射すと暑いが、それでも風が心地良い。
舟折瀬戸では、朝の美しい瀬戸内の景色が待ち受けていた。
***
大島の南岸まで来ると、先日妻とサイクリングを楽しんだ来島海峡大橋が。
ここから今治までは、もう一息。
まだ土曜日の朝8時過ぎで、サイクリストも少ない快適な橋を漕ぎ進む。
橋を渡り切り、サンライズ糸山を超えて、今治港までラストスパート。
今治らしい造船所での美しい光景。
浜からは、先ほど超えてきた来島海峡大橋が一望できる。
***
今日は、今治港からバスで福山まで行き、そこからJRで家に戻る事にした。
今治からバスに乗り、これまで自転車で走ってきた『しまなみ海道』を戻る。
福山からはJR。 三原から、ちょうど『清盛オーシャンビュー2号』
車内では、福山駅で購入した『清盛釜めし』と三原駅で購入したビール。
清盛釜飯は、特に牡蠣が美味いのなんのって。
『ごちそうさまでした』
***
十数年振りとなった、自転車でのしまなみ海道縦断。 前回は日帰りだったが、今回はキャンプツーリングを楽しむことができ、最高の週末であった。
お盆休みで油断して増えた体重も、二日間のハードな大汗サイクリングで減少し、4月にダイエットを初めてからベスト体重に。 『いやあ、ほんまええ汗かいたなあ。 75kmを自分の足で漕いで充実感も最高や!』
『旅する折り畳み自転車_Dahon Speed TR / SpeedTR』での旅。 なんだか今年は自転車旅にはまりそうな予感。