あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: 結婚30周年記念は、大谷山荘・音信&広島交響楽団・第21回廿日市定期講演会

2018年04月22日 | 旅するシーカヤック
2018年4月21日 この週末は、数日早いのだが結婚記念日のお祝いで、妻と一緒に山口県の湯本温泉にある、大谷山荘・音信へ。
この宿は、俺が50歳になった年に初めて宿泊させていただいたのだが、それ以来一番のお気に入りの宿になり、年に1度のペースではあるがお世話になっている宿。

部屋数が少ないことに加え、子供連れは宿泊できないこともあり、静かな非日常の時間を、雰囲気の良い部屋で、美味しい食事と気持ちの良い温泉三昧で、のんびりまったり過ごすことができるのである。
今年は結婚30周年の節目の年ということで、4月のこの時期に訪問することとし、数ヶ月前から予約して、この日を楽しみにしていたのだ。

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特に観光するつもりはないので、いつもよりゆっくりと家を出て、ロードスターで山口県へと向かう。

アテンザワゴンは10万キロを超え、ロードスターは20万キロを超え、そして俺たち夫婦は30年を超えることとなった。

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湯本では、いつも立ち寄る酒屋さんへ。

ここでは、お土産用に『龍の尾』を購入。

ちょとだけ、新緑の大寧寺を散策してみる。

空は晴れて、新緑が目にも眩しい。

ああ、もう夏が近い雰囲気だなあ。


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2時数分前。 いよいよ、音信さんへ。

玄関で車と荷物を預け、いつものようにまずは茶室へと案内される。

旅の疲れを癒す、お菓子をいただき、

薄茶をいただく。

いよいよ、至福の二日間のスタートである。

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今回は、お気に入りの部屋を予約しておいた。

秋は紅葉が楽しめるのだが、この季節はどうなんだろうか?と思っていたら、

なんとツツジが満開である。
つい先日までは桜が楽しめたということなので、やはり季節を変えて訪れてみるのが、旬の食材も変わるので、正解のようである。

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まずは大浴場へ。
浴槽に浸かり、岩盤浴で汗を流して、部屋へと戻る。

おとずれ文庫で本を借り、部屋で読むのも、ここの楽しみの一つである。

冷蔵庫からビールを取り出し、まずは一人で乾杯である。

その間、妻には、30年お世話に成ったお礼の気持ちとしてのプレゼントで、しばしエステを楽しんでもらおうという趣向。

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家から持参した、庄司紗矢香や反田恭平、五嶋みどりなど、お気に入りのクラシックのCDを聞きながら、

本を開き、

ビールを飲み、

部屋についている温泉を楽しむ。

のんびりまったり。

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妻が戻ってくると、しばし休憩して、1Fのバーへ。

夕方の時間は、フリードリンクのシステムに変わっていた。

スパークリングワインをいただき、二人で乾杯!


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夜は、ここでのお気に入りの部屋食を頼んでいる。

綺麗な景色を眺めながら、お気に入りのCDを流しながら、部屋でゆっくりといただく美味しい食事が、最高なのだ。

もちろん最初のビールはエビスビール!

椀物も、なんとも言えない感動の味。

お酒は、今回初めて『長門峡』を試してみることに。

せっかくなので、一番良い奴をお願いした。

すると、椿の花があしらわれた器で供される。

さすが!である。

この長門峡が、なんとも美味しいので、驚いた。

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ごちそうさまでした。

これぞまさに、至福のひと時。

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翌朝は、ゆっくりと朝寝坊を楽しむ。

電動カーテンを開き、

薄いカーテンを開くと、

気持ち良い朝が出迎えてくれる。

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今日は、朝食を8時半からと、いつもよりだいぶ遅く頼んでいるので、ゆっくりとした時間を過ごすことができる。
まずは、朝のコーヒーから。

頼んでおいた地元の新聞を読み、コーヒーを飲み、朝風呂を楽しむ。

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とても朝ごはんとは思えない、充実したまた美味しい朝食をいただき、部屋に戻る。

妻は大浴場へ岩盤浴を楽しみに行き、俺は部屋でコーヒーを飲み、本を開き、クラシックを聞き、温泉を楽しむ。


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11時少し前にはチェックアウト。

『また来ますので、よろしくお願いします』 『お待ちしております』

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帰りには、廿日市へとロードスターを走らせる。
今日は、広島交響楽団のコンサートの日。
音信の帰りに立ち寄れそうだったので、チケットを購入しておいたのである。

今回は、秋山さん指揮で、
モーツアルト:『フィガロの結婚』序曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』

チャイコフスキーの#6を知ってからクラシックが好きになった俺としては、外せないプログラム。
ヴァイオリン協奏曲もお気に入りなので、こんな演奏会が、音信訪問の帰りに楽しめるなんて、偶然とは思えないタイミングである。

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また、会場でプログラムを改めて見てみると、廿日市市政施工30周年記念事業ということであった。
30週年なら、俺たちと同じじゃあないか!

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オープニングは、市政施工30周年をお祝いするファンファーレ。
これが、まるで俺たちを祝福してくれているように聞こえるのである。

そして、今回最高だったのは、第6番の第3楽章。
これは、今まで聞いた中で、もっとも感動した演奏であった。


秋山さん、そして広響は凄いなあ!
いやあ、来てよかった。


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数日早いが、音信での宿泊と演奏会を楽しんだ、記念すべき節目となる最高の週末であった。

生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
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