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夕刊が消えた

2023年04月13日 | 日記

 世界の新聞で、朝刊と夕刊を発行し続けていたのは日本と韓国の新聞社だけだったとのこと。収益拡大を狙って朝な夕な新聞を発行し続けてきた日本の新聞が、SNSやTVという後発媒体に押されて、ついに3月末日で毎日新聞が愛知、岐阜、三重で夕刊を廃止しました。

 新聞各社は朝刊と夕刊をセットの月ぎめで売る「セット売り」を基本にしてきたのですが、近ごろは朝刊しか購読しない世帯が増え、「セット 割れ」が急増してきたようです。たしかに情報の速さに劣ることと、朝夕の記事が重複するなどで部数減が生じ、輸送コストアップ、配達の人が不足して、追い打ちをかけていたようです。

 現実に、通勤時間によく読んだのは朝刊でしたが、電車内のニュースはスマホに替わり、仕事を終えて帰宅した頃にはニュースの旬が過ぎていて、夕刊を読まない日が増え、そのままゴミになることが多かったと思います。

 朝日新聞は、5月から愛知、岐阜、三重の東海3県で夕刊を休止し、10%の値上げをして本文で使う文字を12年ぶりに拡大するとか・・・。両新聞社も、広告ページを増やすなど、必死の努力はしたようですが、この3年間、コロナ禍では旅行広告も減り、今 やっと元に戻ったのですが遅かったようです。

 夕刊は廃止になっても、新聞そのものはSNSやTVの情報より、フェイクニュースが流れることはなく、ニュースの信頼度は極めて高いのは読者にとって価値があり、新聞の未来が消滅に向かう事はないと思っています。

           

                    蒲郡市・竹島にて  2023.3.29. 撮影

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