大相撲夏場所が中日を終え、いよいよ佳境に入りました。NHKのテレビ中継が始まって今場所で70年になるそうです。テレビ中継が始まった当時は、東富士、鏡里、千代ノ山、羽黒山の4横綱に栃錦、吉葉山2大関でした。
当時、私は小学生で、普段はラジオの相撲中継を聞いていて、昭和33年(1958年)名古屋場所は金山体育館で開催され、父親に連れられて初めて大相撲を見に行きました。横綱・栃錦が優勝、横綱若乃花、大関・琴ケ濱の時代でした。
名古屋場所会場で父親に買ってもらった紙製の軍配をいつまでも大切に持っていたことを覚えています。その後、白黒テレビの普及で隣町のテレビのあるお宅や、篭田公園の特設台の上にあるテレビなどで大相撲やプロレスに転向した力道山の活躍を見ました。
今でも名古屋場所が始まると、テレビに映る力士は当然見るのですが、カラーで鮮明に映し出される土俵の周囲に、知った人はいないかと観客が気になっています。
このところ横綱・照ノ富士が休場し、大関・貴景勝1人で、平幕が優勝するなどスター不在の場所が続きました。しかし、今場所は横綱・照ノ富士が復帰し、きのうの中日まで白星が続きました。そして4関脇が大関昇進レースかと思わせ、好取組から目を離せません。