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ブラック企業

2023年10月29日 | 仕事

 10年前、厚生労働省は離職率が極端に高い企業について「使い捨て」があるのではないかと、立ち入り調査を行っていると報道されていました。

 10月27日、名古屋で中高年者再就職支援セミナーが終了して、受講者の一人が私の所へ来て、「講師が“ハローワークは日本一の情報量を持っている”と、説明がありました。ところが紹介された企業は、よく言われる“ブラック企業”でした」と、相談に来ました。

 いまだに「使い捨て」があるのかと驚きました。一般的にブラック企業といわれるのは、激務・薄給・超高ノルマ・休日が少なく有休がとれない・残業代が出ない・パワハラ・セクハラ・社風が異常・暴力・異常な回数の転勤・クビ 切りなど、何らかの異常な体質がある離職率の高い企業です。

 離職率が高いのは、フランチャイズ契約などで事業を展開している場合が多く、従業員へノルマが課せられ、給与は安く、激務の企業だと思います。入社前に社外からでは詳しい内情を知ることはできません。では、もしブラック企業などへ入社した場合、決して我慢して長く勤めようと考えないで、できるだけ早く転職するのが良いと思います。
 
 求職者は応募時に、人の将来に責任を持ってくれそうな経営者選びが大切です。ただし、経営者はそうであっても現場の責任者はそうでないかもしれません。チャンスをつかむには長く務め、自分を理解してもらうよう努力することも大切です。

 職業を紹介する立場にある人も、離職率が高ければ、その企業は常に募集する傾向があり、成長企業かどうかを確かめて紹介すべきだと思います。

 中高年の求職者は「使い捨てできる」と勘違いしないでほしいものです。

  カバンの中も黒か?   2023年10月28日 撮影

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