11月14日(日)。第100回全国高校サッカー選手権長崎県大会決勝は創成館と長崎総合科学大学附属が対戦し、2-0で総附が優勝。2年ぶり8度目の全国出場となりました。
スタメン。
創成は準決勝から1人変更。FWに15市場が入り、10岡が左サイドへ。
総附は準決勝と同じ。7芦高と13石山がサイドを入れ替わっていることと、平山の背番号が24→22になったのが変わった点。
2トップにボールを収めて押し上げの起点にしたい創成は、15市場の高さと強さを生かす狙いを感じました。
しかし、立ち上がりの蹴り合いで優位に立ったのは総附。ロングボールで両サイドの深い位置を徹底して狙い、そこを起点にしてクロス攻撃。クリアされてもセカンドボールを回収し押し込みます。
創成も前からのプレッシングは準備はしているようでしたが、総附がサイドの裏に蹴ってくるため、あまり出られない様子。
創成がリトリートしてるのを見て、今度は簡単には蹴らずに最終ラインで回しながら丁寧にサイドに付けてくる総附。総附のCB4原口、5児玉の2人はロングフィードの精度も高く、逆のSHへ対角のフィードを正確に蹴っていました。
サイドから何度もクロスを上げる総附。特に左サイドが多かったですかね。ただ、創成の守備ブロックも堅く、ゴール前ではこじ開けられない。そういう流れの前半。
創成も前半飲水タイム前後は自分達の時間を作ります。15市場のキープから中盤がサポートし前進。両SBの4角松と7石橋はボールを保持するとインサイドのポジションを取ることも仕組みがあるようでした。ただ、ペナルティエリアの中までは入らせてもらえず。
前半は0-0。
後半も似た流れのまま推移し、先制は後半10分頃。創成がボールを繋ごうとする中盤で総附が奪って左サイドを駆け上がる7芦高。そのままスピードを落とすことなく、対峙した20西元を縦に仕掛けてクロス。途中出場14甲斐の後ろから入ってきた15高良がダイレクトで決めました。
やはり、リトリートした相手が崩せなければ切り替えからショートカウンターでしたね。
創成もよく戻っているのですが、20西元が抜かれたことと、14甲斐の後ろから入ってくる15高良を捕まえられなかったことが失点に繋がりました。
総附もあそこ(創成のDF-MF間)に入っていけというのは言われていたんじゃないかなと。
創成も直後にチャンス。7石橋が相手を引き付けて中央フリーの8村田へ。そのまま浮き玉のパスを裏に抜ける9山崎が受けネットを揺らしますが、残念ながらオフサイド。
創成も総附が前から来るところを裏返してという場面をもっと作りたかったですね。そういう意識はあったと思うので。
最後も左サイドを突破した総附。こぼれ球を11西岡が決めて2-0。
総附が2年ぶりの王座奪還となりました。創成も攻守に様々なことが仕込まれているなと感じましたし、選手には落ち着きもあったと思いますが、総附のほうがインテンシティーは高かったかなと。
駆け引きが見える面白いゲームでした。
総附の皆様、全国大会頑張ってください。
総附の皆様、全国大会頑張ってください。
選手権に参加したチームの皆様、お疲れ様でした。
個人的には来年はもっと高校サッカー見たいですね。
この試合はTVerで見ることが出来ます。
長崎総附は全国大会1回戦で北海道代表の北海と対戦します。
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