外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

留学への意識

2013年11月05日 | 日記
11月5日(火) 晴れ

昨日持ち帰った大学の資料を3年生と1年生に紹介しました。
4年生のある授業を担当している私と同様新任の男性の教師の話では、4年生は既に
進路を決めている学生が多いので、興味を示すのは3年生だろうということでした。

3年生の授業の前に大学名と簡単な紹介をしたところ、休憩時間に熱心に見ている学生が
チラホラいました。

資料をいただいたのは
国立が東北大学、広島大学
私立が
東京が早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、法政大学
関西が関西大学、同志社大学

私の母校が東京六大学の一つなのですが、この名前に反応する学生がとても少ない。
早大は誰もが知る名前ですが、慶大でさえあまり反応がないのですね。

留学という夢はあっても経済的な事情を考えると現実的には難しいですから、あまり
詳細には調べないのかもしれませんね。

国立大と有名私立の資料しか貰わなかったのは、あくまでも大学院入試を目指すために
目標を高く持たせるためです。
前の学校のようにまずは学士を得るためなら留学生別科や2~3年次への編入が容易な
学校を紹介し、その先に国立大などの有名な大学への大学院へ進学することを視野に
入れさせますが、今の学校は次のステップが大学院ですから最低でも国立大への進学を
目指して欲しいと思っています。

とはいえ、日本語科主任のお話によると毎年留学をするのは1~2人くらいだそうなので
やはり意識はそう高くはなさそうです。
1年生、2年生から意識させて少しでも増えれば嬉しいのですが。

ただ、広島大学で知り合った留学生のように研究生として来日した時点で日本語会話は
ほぼ問題なしという学生は非常に少ないので、まずはそこからの意識改革でしょうね。

交換留学ができる姉妹校でもあればいいのでしょうが、日本にはない。
以前慶大らしき大学と提携を結んだことがあったそうなのですが、今は自然消滅状態。

どこかの有名校と姉妹校提携ができないものかと思っているのですが、こればかりは
一外教の力でどうこうなるものでもありません。双方の橋渡しをしたとしても相当な
時間がかかりそうな気がします。
しかし、折角そこそこ名のある大学でご縁を頂いたのですから、教師という仕事を超えた
目標として挑戦してみたい気持ちはあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする