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神原ワールド稽古場日誌

神原ワールドが繰りひろげる劇の世界・公演のお知らせ・稽古場の模様を皆様にお届けします♡

いつも心にドラゴンを

2020-04-26 21:12:03 | 演劇

 ここしばらく、各界で亡くなられる方がいるなか、久米明さんが亡くなりました。ナレーターとしては、日本で5本の指に入るであろう俳優さんです。これまで彼のナレーションを聞いたことのない人は、まずいないと思います。それぐらい有名実力者。とりわけ「野生の王国」は長寿番組でしたね。久米さんも長寿でした。 寂しいです。

                  

 

 「柴 千春」。板垣恵介氏の描く格闘漫画「範馬刃牙」の登場人物。どちらかというと脇役。無茶苦茶強いわけでもない、背中にキングギドラの入れ墨をしている元ヤンキーです。え?それがどうしたん?と思うでしょう。知っている方ならわかると思いますが、彼の精神性(度胸と根性)は、精神論ではないという点がとても素敵なんです。強いから喧嘩(元ヤンですから試合ではない)をするわけではないのです。勝算があるから喧嘩をするわけではないのです。やらねばならないからやるのです。やればできるとも確信していない。しかし、自分に負い目がないから、真正面から挑める自分だから(喧嘩を)やるのです。理由はそれだけ。損得ではなく自分の中の闘争そのものが理由。戦闘力ではなく闘争心そのものが武器。「柴 千春」はそんな男です。そんな男になりたいものです。

 

                   

              これが 柴 千春         こっちはパロディ画

 

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空を見る

2020-04-26 12:56:36 | 演劇

 空を見上げて思い出す。昨日25日はJR福知山線脱線事故から15年目だったのだ、と。そんなになるのか、と。

 あの事故の1か月ほど後、当時高校生だった彼がボソッと言ったことを思い出す。「僕、あの現場にいたんですよ」一瞬ぎょっとした。彼は事故の当事者ではなく、間一髪、その後の電車に乗っていて途中下車させられ、家族と近くにいた彼は救助を手伝ったとのこと。ほどなくレスキュー隊が来て作業はバトンタッチされ、帰宅したそうな。彼は続けて言いました「でも、その夜は手の震えが止まらず、眠れませんでした」「人に話すのに一月(ひとつき)かかりました」と。PTSDが見受けられました。驚きと共に深く心に残りました。

 15年前、尼崎の空の下、あの事故はありました。 

  忘れません。合掌。

                  

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