神原ワールド稽古場日誌

神原ワールドが繰りひろげる劇の世界・公演のお知らせ・稽古場の模様を皆様にお届けします♡

サーカス

2015-10-15 13:29:41 | 日記
 私は、よく自劇団を「サーカス」と表現します。サーカス団は生まれも様々、どこの誰かは一切問われないが、皆家族のように共生共存する一蓮托生の集団だと思います。興業で生業を立て、色んな人間がそれぞれ能力に応じた仕事を受け持つ。皆自分の居場所をそこにだけ持つといった(旅芝居の一座のような)感じです。ただ私たちはどこにも移動はしませんがね。

 色んな人間が居ていい場所。それらは皆演劇人で、それぞれが自分の力を最大限に発揮して世界を立ち上げる集団。それが劇団 浮狼舎ではないでしょうか?それを捌くのは劇作家・座長 神原くみ子。サーカス団の団長さん。私たちは舞台を生きることを旨とします。上手い芝居は目指しておりません。面白い芝居を目指しております。登場人物がお客様の心の中に、いつまでも生々しく残るような、そんなお芝居・物語を心掛けております。

 一人の作家が書く世界ですから、もちろん共通項は数限りなくあります。しかし、一つとして同じものはありません。同じように見えたとしたら、それは間違いです。よくご覧になってください。皆それぞれ趣が違います。個々の力は弱いかも知れませんが、その超えようとしているハードルは決して低くはありません。我々の武器は志と勇気だけです。
 是非、一度ご観劇ください。


 劇団 浮狼舎+神原組番外公演
 「妖怪通りのうりこ姫」作・演出 神原くみ子
 (俳優陣)
 島上 亨、庄司 勝、岩井宏行、菊地 潤、宮前旅宇
 安宅由枝、安宅史枝、白峰絹子、神原くみ子

 心斎橋ウイングフィールド(周防町ウイングス6階)
 11月7日(土)19:00
    8日(日)13:00/16:00

 前売り¥2000
 当日 ¥2500
 ※関係者のチケット(当日精算)で入場ご希望の方は受付にてお申し付け下さい。

 お待ち申し上げております
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チケット管理

2015-10-15 00:29:28 | 日記
 私、この度チケット管理を仰せつかりまして、難儀しております。我が劇団も人手不足。おっさんの私がチケットを扱います。今までやったことがありません(><)ナンバリングが下手です。前にいた劇団で「あんた不っ器用やなぁ!」とよく言われてました。不器用なんです。もしこういったことが得意な方いらっしゃいましたら、是非手伝って下さい。ナンバリングから美術、仕込み…何でもやります。歳を取っても楽できません、この世界。なにしろ劇団員が激減 結構、平等な寄り合い所帯やと思うんですけど。やはりサーカス小屋はお気に召さないのでしょうか。私は、ここにおる限り挑戦し続けられる。自分にも、未知の課題にも。それがやり甲斐になってるんかな?誰か一緒にやりません?芝居。ゆるいけど濃い世界ですぜ
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稽古場帰り~その2~

2015-10-12 22:32:37 | 日記
 稽古(「妖怪通りのうりこ姫」)の帰り道、やっぱり腹が減る。日曜日、前回書いためっちゃ食べられるラーメン屋に稽古後急いで行ったら、日曜定休でした。しかし、その道を隔てて隣に鮮魚を扱う居酒屋さんがあって、これが丼や定食が充実してるんですわ。居酒屋(結構店は広い)なので夜は遅くまでやってて便利。その上リーズナブルで美味い。
ええ店見つけました。

 こらっ!食うてばっかりせんとはよセリフ覚えんかい!…はい(>▽<)

 劇団 浮狼舎+神原組番外公演
 「妖怪通りのうりこ姫」作・演出 神原くみ子
 (俳優陣)
 島上 亨、庄司 勝、岩井宏行、菊地 潤、宮前旅宇
 安宅由枝、安宅史枝、白峰絹子、神原くみ子

 心斎橋ウイングフィールド(周防町ウイングス6階)
 11月7日(土)19:00
    8日(日)13:00/16:00

 前売り¥2000
 当日 ¥2500
 ※関係者のチケット(当日精算)で入場ご希望の方は受付にてお申し付け下さい。

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わざおぎ

2015-10-08 01:02:59 | 日記

 去って行った新人くんたちはどうしているんだろう。皆これからという時にリタイアしてしまう。多分、うちのような骨太サーカスでは面白くなくなるのかな?興味がなくなってしまうのかもね。

 どんな世界でも、生き残るのに大切なことは、「相手の力を見誤らない」ということです。相手の実力を推し量れないということは、自分の力も把握できません。よって、いつまでも伸びない。「初心忘るべからず」(「風姿花伝」読んでね)です。

 かつて仲間だった者たちが我々を忘れ去っていくなか、お客様は覚えていて下さる。これが一番嬉しいですね。「苦しい時、あの場面、あのセリフを思い出すとスッと救われるのです」なんて言われたら(事実おいででした)、役者冥利に尽きます。やっててよかったと。劇を立ち上げ、お客様に楽しんでいただくのが我々の仕事です。我々はお客様の記憶に残ってナンボなのです。

 やっている当事者ですら、劇の本質はわからなかったりします。しかし、お客様は感じてくれています。我々も感じなくては。言葉をかみしめ、場を味わって感じなくては、観ている側に伝わるはずがない。

 骨太サーカスでもそれは心得ております。

 
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秋涼の候

2015-10-05 23:36:52 | 日記
 今日はきれいな夕日でした。
 原付で10~20㎞走ると、夕方だと寒いですね。「世界って本当にきれい」。「紅の豚」で女の子(フィオだっけ?)が言います。こんな台詞、舞台じゃなかなか成立しないな、と映画を観たときは思いました。ジブリはそれを事もなげにやっちゃう。世界観とはこういうものさとさらっと見せちゃう。憎いなあ。
今日の夕日はそんなことを思い出させる美しい夕日でした。



 10月に入り、日曜稽古が始まりました。休みが段々なくなります。通常でも、仕事終わりから稽古すれば帰宅は23時をまわります。普通、風呂に入って屁ぇこいてビール飲んでる時間です。でも私たちは稽古場に行きます、アホですから。人は「楽しみがあっていいですね」と仰る。「楽しみ」っていえば楽しみですが、ちっとも楽じゃないのですよ。「あなたやってみます?」って聞いてみたくなる。きっとやらないね。
 私は、もっぺん生まれてきても、やっぱりこのバカヤローな生き方がいいな。またやっちゃうでしょうね。それだけは確か。

この点においてのみ「我が生涯に一片の悔いなし」
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