神原ワールド稽古場日誌

神原ワールドが繰りひろげる劇の世界・公演のお知らせ・稽古場の模様を皆様にお届けします♡

深く静かに潜航せよ!

2020-05-18 16:30:47 | 演劇

 ついに大阪府の公共施設が再開し始めた。条件付きだが、そんなことは百も承知の助でんがな。

 来る5月20日(水)に豊中労働会館で一か月半遅れの顔合わせです。ついに再始動です。体調は長引く自粛生活でガタガタですが、これでまた生き返れます。

 細心の注意で進むということで「深く静かに潜航せよ」なのです。でも進められるということはそれだけでよいのです。

元々、ネオ大衆演劇体制でしたから、時間がないのは慣れっこなんですが、今回はとても神経を使う、デリケートな闘いになりそうです。やれるのかー!?ダー!

                   

 

 最近疲れが溜まってるのですかね、だるいので食べようと思います(減量期なんやけどね)。お勧めはドンシモンのトマトジュース。スペイン産の1ℓパック(酒屋のやまやによくおいてある)。美味しいです。イチオシです。これ飲んでがんばります。

                      

 

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39年前

2020-05-14 23:54:48 | 演劇

 ふとした拍子に大学時代のことを思い出しました。

 私は39年前、京都の小さな文科系の大学におりました。

 当時はまだ学生運動の尻尾が残っている時代でした。北は北海道から南は九州(沖縄の友人はできなかった)までいろんな奴がいて楽しかったです。あの頃は伝説もたくさんあって、最初に度肝を抜かれたのが、「大学版男一匹ガキ大将伝説」(私が勝手に名付けただけ)です。

 私が入学する以前、学内の二つの派閥(運動部系VS学生自治会+文化部系)がある日ついにグランドで対峙し、一触即発の大乱闘が起こりかけたことがあったそうです。まるで本宮ひろしの「男一匹ガキ大将」の大喧嘩のようだったそうで、最早避けられないところまで来たその時、「待ったぁ!」と止める者がいたそうです。

 当時、第3勢力になりつつあったソフトボールサークル「マザーグース」の代表であります(部ではなく、サークルという中立ポジションであると同時に、会員数学内最大規模のため勢力は当時最大であったと思われる)。

 「その喧嘩、マザーグースがあずかった!」

 その一言でこの未曽有の事態は収束したそうです。誰も衝突などしたくはなかったでしょう。振り上げた拳をどう下ろしていいかわからなかったのかも…。そこへ喧嘩あずかろうの一言。すごいなぁと、私はのけ反ってしまいました。我が身を張って皆を守る奴がおったのです(今の政治家に見せてやりたい)。漢気です。そんな熱い奴らのいた時代の話です。私にとっては伝説です。

 そして在学中、それに負けず劣らずのいろんな事件や出来事がありました。面白い所でした我が母校は。人が面白かったのかな。いい出逢いがありました。4年間飽きることなく過ごせたことに感謝です。学業も学内でのプライベートもまっことおもろかった!よき思い出です(^^)/

             

                 今日はただの思い出話でした(^_-)-☆melonshake3

 

  

 

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逢魔の刻

2020-05-13 11:08:37 | 演劇

 昨夕、原付に乗って外出中のこと。はるか向こうから白いワンピースの裾を風になびかせ小柄な少女が歩いてきました。

 さわやかな感じで段々近づいてきます。見るともなく見ていると、徐々に輪郭がはっきりしてきます。何せ夕刻ですから、ワンピースの白さだけが際立って他はイマイチはっきりしません。よく見ると、その服はワンピースではなく、エプロンのような、色目は明るいが思っていたような服装ではありませんでした。

 それはお婆さんでした。 小柄で可愛らしい年配のご婦人。遠目には小柄な女の子にしか見えなかったのです。

 「婆少女現る!」夕暮れ時は黄昏時。「誰そ?彼。」=「誰です?あれは。」 昔から光線の波長が変わり、ものが見えにくくなるこの時間は、人ならぬものと逢うてしまう「逢魔の刻」と云われておりまする(お婆さんごめんなさい)。

 きれいな方でした。しかも可愛らしい。 あたしゃ男ですが、あんなふうに歳は取りたいものですね。

 

 自分がどれだけ強いのかわからないと「バガボンド」の武蔵は苦悩する。「海を泳いでる最中には海の広さはわからんよ」と胤栄は言う。人は皆、自分のことを知りたがる。自分の力を知りたがる(知っているのに)。ただ見えていないだけ。

                             

 先日、本木雅弘のNHK「プロフェッショナルの流儀」を観ました。

 本木の、演じても演じても納得できない、本物を求める魂。本物になろうと足掻く求道の気持ち。これは芸事には欠くことのできない要素です。ただ、もっと自分を信じればいいのに、と。自分に心が開ければ自分を少しは認めることができます。さすれば、できることとできないこととの狭間が見えてきます。そして、やがて自分がどう在ればよいか、少しずつですがわかってきます。否定し続けても求道は成りますが、随分と遠回りになります。自分を認めることもまた求道の一歩かと思います。

 せめて師がいらっしゃればよかったのに、と思いました。           

                                       

 

 「偽物語」で詐欺師の貝木泥舟のセリフ。 「そこに本物になろううという意思があるだけ偽物のほうが本物より本物だ」

 逆説的ですが面白いです(*^_^*)

 

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真夜中のお花屋さん

2020-05-10 11:53:10 | 演劇

 昨深夜(正確には今日)、一日フリーの外出からの帰途のことでした。私は、コロナ自粛のため免許申請ができず、仕方なく借りているレンタバイクで走っていると、ふと右側の視界に明るいものが飛び込んできました。花屋でした。閉まっているのか開いているのかまではわからなかったのですが、煌々と灯りはともっていました。「まさか開いてはいないだろう」とは思いましたが、あまりの明るさに一瞬引き返そうかなとも考えました。しかし、やめました。「一瞬の不思議な感覚」は、そのままにしておく方が面白かったからです。

       写メは撮りませんでした。でもこんな感じ。

 

 この世界は面白いものでいっぱいです。要は面白がれるかどうかでしょう。「面白い」も「きれい」も心が決めることです。こういった感覚は教えられるものではなく、育てられるものです。その感覚が乏しいと感じるなら、育ててみましょう。育めば大きく強くなります。

 私も桜の花を、心から美しいと感じることができるようになったのは30を過ぎてからでした。心は育んであげれば強くもなります。あまりキツイことを強いれば心は傷つき、修復に時間がかかります。私も未だに治らぬ傷が残っております(現在修復中)。

 大事なことは「好奇心」をバカにしないこと。侮らないこと。自分のも他人のも。発明と発見はいつもそこから始まっているのですから。それをきっかけに想像し、創造する。思い(イメージ)を広げ、心のストレッチをしましょう。

 私の基準は「おもしろい」か「おもしろくない」か。損か得かではありません。自分独自の好奇心に正直であってほしい。きっかけはそれだけです。

 

                 

 

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一の太刀

2020-05-07 13:45:59 | 演劇

 先行きわからぬGWを終え、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 私は休み中らしく、休んでおりました。元々、一人っ子ですので、一人で過ごすことには慣れております。大勢でいる方が珍しいくらいです。ちなみに、連れ○○なることはできません、しません。誰かとでないと○○できない、などということはありません。今は海外ドラマ(「Lie to me」)にはまって毎日2話ずつ観ております。すぐに全シリーズ観てしまうことでしょう(既に「HEROS」はコンプリート)。                         

 天六や扇町公園を散歩したり、海外ドラマや録りだめしていた番組を観たり、なかなか進まなかった本を読んだり、と。何でもできて楽しい日々でした(外出は最小限でしたよ)。一人っ子は自分と向き合うのに慣れています。ただ自分の本質と向き合うことは、皆さん同様苦手ですけれどね。

 遠く彼方の景色を見ましょう。この際ですから、のんびりとした視界を得ましょう。夕日、空、雲、月、山、海…何でもいいです。しばらくすると、自分に問いかけてくる声に気づきます。何も聞こえなくとも何かを思い浮かべます。集中できない方は多分すぐ止めちゃうと思いますけど。

 まずは振りかぶって息を整え、振り下ろしてみましょう。最初の一太刀を。手応えがなければもう一度。何度でも何度でも、今初めて振るかのように振る(打つ)のです。何百回でも何千回でも、「一の太刀」を。

 私たちは、あまり自分の一挙手一投足を見直すことなんてしません。しかし、この際です。足の裏の感覚、掌の感覚、遠くを眺める、良い香りを嗅ぐ、水を触る 等々…。あらためてやってみるのも面白いですよ。

                  

                     ふと shape of water を想う

 

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